昨日、友人と群馬県の渡良瀬渓谷と富弘美術館にバスツアーで行ってきました。
朝、7時20分に土浦駅を出発して、帰ったのは午後9時。強行軍でしたが、楽しい旅になりました。さすがに疲れてのども痛くなってきたので、今日は祈祷会お休みしました。
富弘美術館へ行くのは2回目です。9年前に当時めぐみ教会の女性伝道師だったM先生に車で連れて行ってもらったのが最初です。M先生は翌年の春に愛知県の教会へ転任しましたが、関東を離れる前に富弘美術館を訪れたいと思われたのでしょう。
土浦から富弘美術館へ行くには片道3時間半もかかります。ひとりが運転して一日で往復するのはとても大変だったと思うのですが、M先生はなぜか運転のできないわたしを誘ってくれました。そのときも秋でしたが、まだ紅葉は始まっていませんでした。
今回は、紅葉がきれいでした。少し時期が早かったのか、渓谷のもみじは色鮮やかというわけではありませんでしたが、富弘美術館のもみじは真っ赤に色づいていました。
桐生に着く前に事故の影響による渋滞にまきこまれ、大幅に遅れてしまいました。桐生でうどんと蕎麦の食べ放題の昼食でしたが、30分しか時間がなくて味わう余裕もなく急いで黙々といただきました。

渡良瀬渓谷ぞいの遊歩道散策も時間が短縮されてしまったので、急ぎ足で歩かなければなりませんでした。はねつき橋を渡って沢に降りていきました。ひんやりと澄んだ空気に心が洗われるような気がしました。
このあたりの地名は、みどり市大間々(おおまま)町です。大間々という名前を見て母のことを思いました。

母はわたしの長男が生まれたとき、おばあちゃんと呼ばせずに「オーママ」と呼ばせたいと言って、長男が一歳にならないうちから、自分の鼻の頭をさして「オーママよ、オーママ」と言って聞かせていました。息子は、鼻のことをオーママだと思ってしまって、「顔にあるものは?」と聞くと「お口、お目め、オーママ」と答えていました。
ヒックンに鼻をユコチャンだと思われないようにしなければ……。

散策のあと、大間々駅から渡良瀬鉄道に乗りました。電車は2両しかなく、満員で、景色のよい右側の席に座ることができませんでした。立っている人も大勢いました。わたしは疲れていたので、左側の席にどっかり腰をおろしてしまったため、車中から渓谷の景色を眺めることができませんでした。

下車駅は神戸という駅です。こうべではなくごうどと読みます。駅名といい、阪急電車のような色といい、関西を思い出しました。
つづく