この写真はベンジャミンのジェミニです。我が家のバルコニーで暮らしています。
18年前、土浦に越してきた年に近所のスーパーの店頭にあったのを買ってきました。そのときは、背の高さが30センチくらいでした。今は120センチもあります。
ジェミニという名前がついたのはつい3か月ほど前です。
今年の春ごろから元気がなくなり、葉が散りはじめました。6月には1枚も葉がなくなってしまいました。葉が全部散ってしまうなんて18年間1度もなかったことです。
(寿命なのかな。木も枯れてしまうのかな)と思ってがっかりしていました。植物は人間の気持ちがわかるらしいので、「枯れないで。元気を出して」と毎日話しかけながら水やりをしました。
すると7月につやつやの黄緑色の小さい葉が生えてきたのです。ジェミニという名前をつけて「ジェミニちゃん。もっともっと葉を茂らせて」といいました。
葉はどんどん増えていきましたが、色つやが悪くなってきました。良くみると、小さな虫がびっしりついています。
酢を水で薄めたものを霧吹きでかけるとよいと聞いていたので酢水をコップに入れました。ところが霧吹きが見当たりません。仕方なく、口に含んでシューっと吹きかけました。(すっぱかったです)
翌日みると、虫はいなくなっています。
それから3か月たって、こんなに葉が茂りました。今日は快晴。日の光を受けてジェミニちゃんは嬉しそうです。
ジェミニちゃんに励まされて詩を書きました。
からっぽの手の中から
頼りにしていたものがなくなり
自慢だったものを失い
てのひらはからっぽになってしまった
何にもなくなって途方にくれ、
生きる意欲さえなくしたそのとき
声が聞こえた
生きて、生きて、生きるのよ
何もないのにどうやって生きるの?
からっぽの手を広げると
目に見えない宝物がつまっていた
ベンジャミンがすべての葉を落としたように、すべてを失ってしまうようなときがあります。でも、からっぽになることは、ときとして必要なのでは? からっぽの手を広げたとき、神様が満たして下さるからです。
聖書の言葉
私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。(2コリント 4:7)