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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

父を偲んで

2008-10-14 15:36:33 | 日記

昨日は実家で父の三回忌が行われ、母と妹一家、親戚の方々合わせて15人が集まりました。法要が終わってから中華料理店で会食をしました。
ちょうど一年前に一周忌で集まりましたが、メンバーはそのときとほとんど同じです。

わたしの叔父、叔母の年代は亡くなった方もおられ、ご健在でも年をとって来ることができません。集まったのは、従兄妹とその伴侶、大叔父の子供に当たる方です。関東圏に住んでいる方たちばかりですが、めったに顔を合わせることがありません。

みなさん、父と深いかかわりがあった方たちばかりなので、会食時は父との思い出話に花が咲きました。

食後に挨拶がてら何か話すように母から言われていました。去年は何の準備もなく、突然挨拶をするように言われ、しどろもどろでしたから、今回は祈って備えていました。

集まった人たちの中でクリスチャンはわたしと娘だけですが、亡き大叔母や従兄の伴侶のお母様がクリスチャンです。
また、去年の暮れにわたしが父のことを書いたペンライト賞のあかし「心のフィルムに」が掲載された「百万人の福音」を皆さんに差し上げていたので、信仰の話をしてもある程度理解していただけるのでは?……と思いました。

今回は教会で発行している「月報めぐみ」に掲載された召天者記念礼拝のことを書いたわたしのエッセイをコピーして配りました。

わたしがご挨拶として語ったことを紹介します。(緊張していたので、この通りでなかったかもしれません)


皆さま、今日はお忙しいところ遠方からお越しいただきましてありがとうございました。

さきほどお配りしたものにも書いたのですが、わたしの通っている教会では毎年11月に召天者記念礼拝が行われています。教会員の家族で亡くなられたかたの写真をスクリーンで映し出し、故人をしのぶ時をもっています。去年の11月に初めて父の写真を映していただいたのですが、見るとやはり辛くて涙が止まらなくなりました。そのとき、牧師先生から慰めの言葉をいただいたのです。

父の遺骨は、秋田のお墓とめぐみ教会の納骨堂にありますが、魂は天国にあると信じています。天国は痛みや苦しみ、なげきや悲しみのないところです。父は、いま心安らかに天国でくつろいでいることでしょう。父の大好きだったこのお店にわたしたちがこうして集まって、にぎやかに話していることを父はきっと喜んでいるでしょう。

おかげさまで母は、この2年間守られて元気で一人暮らしをしています。これからも母をどうぞよろしくお願いいたします。


(親戚の何人かは実家から近いので、ときどき母を訪れてくださっています)


お寺の法要ではなく教会で記念会ができたらよかったのですが……。でも、伝道のよい機会となりました。参加されたおひとりおひとりの心に神様が働きかけて下さいますように。

月報に掲載されたエッセイは、後日紹介させていただきます。

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