今日、家庭集会クリスマス会でチソンさんの講演会ビデオを見ました。韓国でベストセラーになった「チソン、愛してるよ」(イチソン著 アスペクト出版)のチソンさんが来日講演されたときのビデオです。とても感動したので少しだけ紹介します。
チソンさんは大学4年生の時、交通事故にあい、車が炎上し大火傷を負いました。火傷の中でいちばん重い弟3度の火傷を体の55%に負ったのです。奇跡的に一命はとりとめたものの、激痛に苦しみ、親指以外の8本の指の先端を切断し、さらに顔の皮膚移植をしましたが、全く別人のようになってしまいました。
でも、その絶望の中から希望を見いだしていきました。ふつうだったら自殺してしまいたくなるような状況にありながら、神さまの愛と家族の愛に支えられて、変わり果ててしまった自分の姿を受け入れることができたのです。
チソンさんは目を輝かせて言いました。
「先のなくなった指を恥ずかしいとは思いません。だから隠したりしません。」「もとの顔にもどせると言われても、もどさなくていいと答えます。」
「本当に大切なものは目に見えるものではないからです」
希望がどれだけ人を力づけるか、どんな状態になっても失望しないで神さまの時を待つことの大切さを教えられました。
先端を失った指でキーボードを打って書き綴った証が「チソン、愛してるよ」という本です。「愛してるよ」というのは、神さまからの呼びかけです。
チソンさんが紹介した聖書の言葉は、わたしも好きな詩編40篇です。
私は切なる思いで主を待ち望んだ。
主は、わたしのほうに身を傾け、私の叫びをお聞きになり、
私を滅びの穴から、泥沼から、
引き上げて下さった。
そして私の足を巌の上に置き、
私の歩みを確かにされた。
主は、私の口に、新しい歌、
われらの神への賛美を授けられた。
多くのものは見、そして恐れ、主に信頼しよう