静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2024年03月17日 | 天のマナ
「主イエスの内にあって互いに愛し合い仕え合う」

 エフェソ6章、コロサイ3章、Ⅰテモテ6章、テトス2章、フィレモン書などのみ言葉に聴いてきて、「聖書は当時の主人と奴隷の関係、そして奴隷制度そのものにどういう考えなのか?」という思いを持った人は私を含め少なくないのではないしょうか。聖書は「主人と奴隷の関係」を抑圧的な関係ではなく、兄弟愛の関係でありなさいと言っています。つまり「主人は奴隷を平等に扱い脅かすことをやめなさい。奴隷は主人に忠実に仕えなさい」ということです。では「奴隷制度そのものについて」はどうでしょうか。主イエス、そして主イエスの御心を記したパウロは、「直ちに廃止にしなさい」とは言っていません。なぜなら、当時は現代のような働き場もなく、社会支援もなく、生きていくので精一杯の時代であり、安易に廃止したら飢え死にしてしまう者達も多かったのです。主イエスの使命は、社会制度を変え整えるために来たのではなく、もっと根本的なこと、全ての問題の根源である罪を解決することでありました。どれほど社会制度を変えようとも、それは対処療法に過ぎず、問題は人の心の罪であり、内側を解決する根治(原因)療法が成されなければなりませんでした。主イエスは、救い主にしかできない根本問題を解決し、社会制度の変えることは後世の者達に任せられたのです。
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