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初仕事?「成年後見申立支援」!

2008-01-24 10:27:30 | 成年後見制度ってなに?
昨夜半に雪が降り、5㌢位の積雪!今朝は雪かきです冬季なのに、スケートやスキー大会・競技のニュースが小さい

2008年初の「成年後見申立」の相談支援である。
本人は障害者支援施設を利用している方である。申立人は姉になる。
高齢となった母親の依頼で相談支援となった。この母親とは30年以上のお付き合いで、地元を中心に知的障害者運動の活動家だった。多くの学びや元気を頂いた方である。恩返し?をこのような形ですることは複雑ではあるが、重い障害を持つ本人にとって、親亡き後も安心して生活するためには、現時点では最善の制度利用であると思う。2000年の成年後見制度成立時から関心を持っておられたが、諸事情で利用には至らなかった。
今回は、突風のように人伝いに依頼があり、契約に至り、添付資料を添えて手続きへの支援をすることになった。嬉しいことである。
本日、資料を添えて主治医を訪ね「診断書」を依頼する。その間に「登記されていないことの証明」を東京法務局に申請する。
どうしても「診断書」作成には時間がかかるが、これができたら直ちに家裁へ「申立」できるように準備していく。
2月中には「申立」したいものである?。家裁の「審判」は、それから3ヶ月先で、4月春になる。のんきなものである。「申立」後、1~2ヶ月位の間に決めて頂く事が、「使い勝手のいい制度」と言えるのではないか
重篤なご病気で寝たきりになった方や重い障害者の方々については特に強く思う。20件以上の申立の相談を受けてきたが、「迅速に、スピード感を持って、利用者の利便を考慮して」。
開業5年目でも、そう思う。国民のための「成年後見制度」になるには。ほど遠い。しかし、頑張らなければならない
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2 コメント

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遅い司法 (bonn1979)
2008-01-25 20:57:26
後見活動の
最初の準備段階というか
あまリ本などでは書かれていないことが
良くわかります。

それにしても
司法のシステムは
時間がかかりますね。
返信する
Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2008-01-26 11:53:28
①「登記されていないことの証明」は、本人と後見人候補者の2人分。盛岡法務局へ出向けばその場で発行されますが、盛岡まで片道2時間。返信封筒を添えて東京法務局へ依頼します。正確な本籍や住所、氏名が必要なので、戸籍謄本や住民票がなければできません。こちらが書いた通りのものがコピーされ登記されます。間違えばそのままに。
②「診断書」は、今回、施設のサビース菅理者→PSWを介して主治医へ依頼。この調整も大変。施設は、通常業務・支援と違う、保護者がやるべきものと決め付けています。診断日には、保護者が本人を引率していくことになります。うまくいく場合と全く機能しない時もあります。これも悩み。
③申立支援にかかるお金ですが、基本的には家族負担ですが、今回は本人負担に。施設で管理している本人の財産から支出します。これが面倒な手続きなのです。
(1)印紙・切手・診断料などで2万円(預金)。
(2)申立相談料2万円。
(3)鑑定料10万円。合計で14万円也です。
家族は、この負担が大変なので成年後見の利用に至らないこともあります。この事案で、現状を打開するキッカケにしたい。制度利用は本人の利益のためになるなることなので本人負担もOKに。高齢者施設では当たり前になりましたが、障害者施設では融通が利かない面もあり、悪戦苦闘です。
東京では、専用の「後見センター」があり、1~2ヶ月で審判されるようです。目指して頑張りたいですね。
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