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健保組合92%が赤字見通し 総額6千億円マイナス、09年度!

2009-04-13 10:43:34 | 長寿?高齢者医療制度・社会保障関係?
その2
「健保組合92%が赤字見通し 総額6千億円マイナス、09年度」
 健康保険組合連合会(健保連)は10日、大企業の社員や家族計約3000万人が加入する全国の健康保険組合の2009年度予算を集計し、1485組合のうち92%に当たる1360組合が赤字になるとの見通しを公表した。赤字組合は08年度より26組合増え、全体に占める割合は約3ポイント上昇して過去最悪。

 赤字総額は、過去最大を見込んだ08年度予算から19億円減の6152億円と横ばい。前年度に赤字が大きく膨らむ要因となった高齢者医療向けの拠出金負担は受診の伸びの鈍化などで約700億円減少したものの、不況で加入者の給与や賞与が低下して保険料収入が500億円近く減ったことなどが響いた。

 既に187組合が保険料率(平均7・4%)を引き上げた。健保連は「実体経済の悪化で定期昇給を控えたり残業を減らす企業が増えており、さらに厳しくなるかもしれない」としている。

 今回の見通しは、予算の報告があった88%の組合のデータを全組合に当てはめて算出した。

 健保組合から高齢者医療向けの拠出金は、08年度から高齢者医療制度が変わったことで負担が急増。同年度中には西濃運輸など14組合が、本年度も4月1日付で8組合が解散した。09年度の拠出金総額は前年度並みの約2兆7500億円で、保険料収入の45%の見通し。(2009/04/10 【共同通信】)

私は、政府管掌の「健康保険」と「国民健康保険」しか知らないが、公務員や教員などの共済組合や健康保険組合は、とても優遇されている。徴収される保険料も高かった思うが、付加的なサービスがダントツで羨ましい限りである。現在のペースで給付していったら、保険財政はパンクするのではないかと危惧する。高齢化時代に対応できないのではないか
医療費の高騰に歯止めをかけ、何処でも、何時でも必要な医療が受けられるような体制にしていかないと、財政破綻の心配だけが一人歩きして責任放棄に繋がっていく様な不安がある。
社会保障制度は、皆保険の元、国の責任で実施されるべきで、医療保険制度は1つで良いような気がする
介護も医療も福祉も国民連帯で協力して支えていくことの必要性を強調しながら、スタート時点ではバラバラの医療保険や年金制度に加入させておき、自己責任だといい、税金だけはキッチリ徴収し、負担できない国民への施策は乏しく、「何処でも、何時でも病院にかかれないような不安」がジワリジワリ浸透していくような社会は問題である
医療保険制度改革、年金制度改革と同様に改善して頂きたいものである。



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