夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

法人後見の設置についての提案?

2008-10-31 16:01:50 | 成年後見制度ってなに?

宮古市長との「市政暖和室(談話)」があり、約30分、直接、市長にお会いして「法人後見設置」の提案をしてきました。
私が5年間実践してきた成果を元に、「成年後見制度」は市民生活にとって不可欠な要素があり、セーフティネットの機能としても重要なことを訴えました。超高齢化の時代を迎え、市民としての基本的な納税や病院、介護等への支払い、行政手続き、申請など「権利と義務」の関係をキチンと実施できる態勢が大切です。障害やご病気などによって、そのことが自分でできない状況があるとしたら大変です。市行政にとって財政面で収入減ですし、市民の生活を守る視点からも予測される事態に少しでも対応を急ぎ、混乱を最小限度に押さえることが期待されます
判断能力が衰えて自分で、財産管理や契約などの法律的な行為ができない場合には、宮古市が準備した「法人後見センター?」へ依頼して、成年後見人へ託す事が最も安全です。「提案書」は、市から2名分の補助金を支出して、法人後見センターを立ち上げる支援をしていただけないか。といった大胆な内容でした
スタッフは、若い社会福祉士の資格のある人材を採用し、法人後見人として専門に活動する。低所得の市民にも成年後見人が必要な場合には結びつける。行政等と連携してすすめる。理想的なイメージを膨らせてみました。欲を言えば切がないですが、人件費の2名分の確保・お願いは基本であります。無償のボランティアや篤志家では、成年後見人の任務も難しく、厳しいと思います。スタッフが慣れてきて、受任数が増えてくれば、案件によっては市民後見人も必要ですが、最初から職員の身分保障や人件費を補償しないでスターとする事は無謀な気がします。
宮古市長の反応は?
①趣旨は理解し、法人後見の設置も検討していた。当面は「市社協」のようなところへ委託したい。
②財政難の折、補助金の支出は難しい。
③若い社会福祉士のような人事が確保できるか?
④成年後見人の養成・育成は心配ないのか?
⑤来年度は、発達障害児者の支援に力点をおく、いずれは成年後見制度との関係も課題となる。
以上のようなご意見を頂きました
現状では宮古市長のリーダーシップに期待するしかなく、市民全体のために何をしてくれるのか?光の当たらない部分にも、最大限の配慮をしていく姿勢を見守りたいと思います。

県内各地で「法人後見設置」の動きが活発になってきました。嬉しい事です。
個人後見でも、法人後見でも窓口を広げていく取組みは大切です。
そこに生活する方々のために、この制度を必要とする方のために役立ちたいものです
コメント (2)
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