岩手日報、読売岩手版の記事です。母(80歳・認知症)老衰、長女(55歳)衰弱死!介護施設、安否つかめず・・・。水沢市内で2人暮らし、母は脳卒中の後遺症で寝たきりに生活、長女が介護していた。3年前からディサービス施設を利用していたが、今年6月中旬からキャンセルが続き、訪問看護もことわるようになる。今月11日、市職員や水沢署員等と自宅訪問、長女がガラス戸越しに「母親は元気で寝ている」などと答えたが、家に入ることは拒否される。二女(千葉県在住)に連絡し母親の様子を見てもらうように依頼していた。17日に二女が訪ねた際に自宅で死んでいた。死後数日経ていたが事件性はない。水沢市福祉課長は「異変に気づいていただけに残念だ。断れてしまえば、家の中に勝手に入って安否を確認することはできない」と最悪の結果を悔やみ、「真摯に受け止め、再発防止策を考えなければいけない」とコメントされていた。本当に悲しい、痛ましい、やり場のない出来事である。私が「福祉の道」を志したきっかけに、同郷の岩手県内で、親から見捨てられた幼い兄弟が、生きるためにあらん限りの行為の結果、力尽きて餓死していた事件があった。今回の出来事と相通じるものがある。当時は幼心に「経済的な貧困」を憎んだ。今は、「制度・仕組みの未整備、準備への怠慢さ」を恨みたい。たまたまNHK教育で悪質商法の解決策を提案されていた。①地域での見守り②地域福祉権利擁護事業の利用③成年後見制度の利用の3点を上げていた。来年度、全国の市町村に「地域包括支援センター」を設置し、社会福祉士を配置して権利擁護の要となる計画である。とも述べられ同感である。確実に前進はしているがさらに、私なり思うのはこの痛ましい出来事を未然に防ぐために①は役所が中心に既成の団体、組織、ボランティア等の連携作り・再構築をすべきだ。②は県市町村社協が本気にこの事業だけやるつもりで取り組むべきだ。③は地域の新しい受け皿として弁護士会、司法書士会等や私たち社会福祉士会が体制を整えつつある。従って、すでに整備・準備されている法律②や③を具体的に、使い勝手のいいものに、地域に、住民の前に提供する努力をしてほしい。これを直ちに実行すべきであると考える。
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誠に単純に「ドクターコトー」物語に魅せられました。原作は漫画ですが、理想に近づく努力は必要かなわないこと、達成できないとわかっていても・・・チャレンジしょう
独立開業にはそんな「夢の実現」があります。