Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

週末は山口戦

2022-03-18 00:29:38 | トリニータ
先週末の長崎戦に惨敗したことで「解任ダービー」でぶっちぎりの1番人気におどり出た下平監督。クラブはいつまで待つんでしょうかね。クラブの進歩と成長についても冷静に興味深く見ている。


少し前にも書いたけど山口は開幕前は人気薄、どちらかというと降格候補側のクラブだったと思うけど個人的には開幕戦で好印象だったトップ3のクラブに入るくらいに良いサッカーをしている。その後の3試合も全て観たけどその印象は変わらず。正直に言って前節の琉球戦も勝つと思ってたけど、琉球の試合運びが見事で山口は2度のリードを守りきれずに痛恨の逆転負けを喫している。いきなり昇格候補と言われていた横C、長崎と当たってここらで一息つきたいタイミングで好スタートを切った山口と当たってしまうのは下平監督も運がないなという思いがなくはないけど、そもそも最下位の水戸に唯一勝ち点を配給しているクラブなので運とかそんなの全然関係ないなと思い直した。


ちょっと皮肉だなと思うのは山口は大分と同じワンアンカーの4-3-3システムを採用していて、目指しているサッカーも非常に似通っている。ここで勝てないようならもう待つ必要はないんじゃないかと思う。そういう試合がこのタイミングでやって来ることがとても皮肉だなと思う。


開幕からもう30試合弱の試合を観たので10節終ったくらいにJ2のお気に入りイレブンみたいのやりたいなと思ってるんだけど、山口からは渡部博文と吉岡雅和を選びたいと思ってる。特に渡部博文はもちろん柏や仙台での活躍の記憶もあるんだけど、正直こんなに良い選手だとは思わなかったというくらいに再評価をしている。最後方から山口のビルドアップを文字通り「支えている」のは渡部博文の確かな戦術眼と正確なキックだ。もうぶっちゃけて言うけど、欲しい!うちにいてくれたらビルドアップが劇的改善すること間違いなしだと思う。短い縦パス良し、長い対角線のフィードは正確無比、パスコースを自ら作り出すドリブルありと本当に素晴らしい。琉球に狙われた通り守備時の裏が若干弱そうだというのはあるけど、それを帳消しにして余りあるくらいの魅力が攻撃時にある。改めてこういう選手の魅力を見直せるという点からもJ2素晴らしいなと思うばかり。


高木と遜色ないくらいにビルドアップに関与するGK関憲太郎(高木の明治大の先輩)、スピードはないものの憎らしい配球と仕上げのラストパスでゲームメイクするアンカー佐藤謙介、正確なアーリークロスを連発する橋本健人と縦へのスピード感が気持ちいい沼田駿也の大卒ルーキーコンビが躍動する左サイドは厄介極まりないし、池上丈二、田中渉(山瀬功治)、吉岡雅和は揃いも揃ってテクニカルでかつゴールに向かってくる恐さがある。マジで山口強いと思う。琉球戦は突っ込んで入って完璧に試合を支配。先制点も決めて楽勝の雰囲気もあったけど、暑さで少し動きが重くなったのとそこまで我慢した琉球が見事だったので負け方としては惜しかったという部類だと思う。マジで山口強いと思う(2度目)。


山口戦の4日後にその山口に勝った琉球戦があるわけで非常に難しい状況だけど、連戦については下平監督は先週失態を演じたばかりだと思うので手腕を見極めるのにちょうどいい機会かなと思う。だからこの状況を楽しみだとも思わないし、恐いとも思わない。シンプルに下平監督の手腕を見極めるためのホーム2連戦。
コメント
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