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著者 :武論尊, 原哲夫, 倉尾宏
出版社:コアミックス
ストーリー概要:
「もしも、北斗の拳が実写ドラマだったら!?」 北斗神拳は、監督のアドリブだった!? 日夜『北斗の拳』を撮影する者たちの血と汗と涙の記録。
今回紹介するのは第13回の『北斗の拳』を思い切りパロディ化させた漫画。
原作が終了している現在では、この様な形で『北斗の拳』の世界は引き継がれているんですね~。
内容は「漫画原作はなく、毎週放送されるドラマとして日々試行錯誤しながら製作されていく実写版『北斗の拳』」。
イケメンキャラはアイドルを起用し、大柄な敵にはプロレスラーや元スポーツ選手、ボディビルダー等をオーディションを経てキャスティング。
例えばリンには天才子役と呼ばれている子(糞生意気w)をあてがっている為、その子の大人顔負け、いや子役としての女優魂に火を点ける無茶過ぎる熱演ぶりに周りがドン引きなんてのもあり。
秘孔を突かれた敵の人体爆破は大道具係が担当し、精巧なダミー人形を使って再現させていく。
この漫画の面白ポイントはズバリ!あの数々の名シーンを実写でやると、どのような形で作り上げていくのか、という点。
それを監督の無茶振り、脚本家による奇抜なアイデアへと置き換え、当時原作を読んだ読者が疑問に思った事に鋭くツッコんだりと、爆笑満載で描いているので、ある意味「設定」勝ちとも言えるかもしれません。
当然ながら原作『北斗の拳』を全部読んでいる事が条件であり、それが無いと、この漫画のギャグセンスには付いていけないでしょう。
原作が頭にあると、実写でやるとそういう風になるんかwwという笑いが自然と発生し、ついつい読み込んでしまうのは必至。
作者の溢れ出るユーモアには脱帽を表し、あのシーンはどうやって描くんだろう、あの名セリフはどうやって誕生するんだろう、と先の楽しみも与えてくれます。
名シーン再現時と、それ以外とでは絵のタッチがガラリと変わるのもリアル(作者の原作模写がずば抜けて上手い!)。
あくまでも『北斗の拳』ファンによる『北斗の拳』ファンの為の『北斗の拳』パロディなので、先ずは原作を読んでから、是非この漫画にも触れて欲しいです。
尚、これとは又別に、サウザー、ジャギ様、アミバを主人公にした単行本も発売されてますので、そちらも興味があれば是非。
第6巻は今冬発売予定!(随分先だなw)。
2024年2月時点で5巻まで発売中!
ストーリー・・・5
キャラクター・・・・5
お色気・・・0
残酷さ・・・3
絵の上手さ・・・4
総合・・・5
(5段階評価での独自採点)
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