THE WRESTLER/08年/米/109分/ドラマ/R-15/劇場公開
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:ダーレン・アロノフスキー
主題歌:ブルース・スプリングスティーン
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
<ストーリー>
家族、金、名声を失った元人気プロレスラー・ランディは、ある日、心臓発作を起こして医師から引退勧告をされてしまい…。
<感想>
実生活でもどん底まで落ちたミッキーと、プロレスラー・ランディの生き様が見事にオーバーラップした奇跡の一本。
愛する娘に縁を切られ、恋する女性にもフラれ、生きる喜びを失ったランディが自暴自棄に陥り、職場のスーパーで大暴れ。
重い心臓病を患いながらも、自分を解放出来る場所はもうリングの上しかないと、体に鞭打って花道を歩き出す。
人生も痛々しいが、リング上で胸を押さえ苦しむ姿も痛々しい。
しかし、全てを失い全てがボロボロとなったレスラーが、身を心配して駆け付けてくれた愛する女の姿が会場から消えた事で完全に吹っ切れて、死のリングポストダイブを決行するラストシーンが切なくもあり清々しくもあり。
どうせ死ぬなら、人生を費やした好きな場所で死にたい
これは一度地獄を味わったミッキー自身にも大きく反映されているんじゃないだろうか。
自虐とも取れるこの作品だが、出演した事が大事で、新たなミッキー・ロークというものをスクリーンに叩きだした感がある。
そう思わざるを得ない、見事な演技でした。
魂がこもった熱演とはこういうものを言うんだろうね。
「80年代最高!ニルヴァーナがブチ壊しやがったがな」
ニルヴァーナ世代の私としてはこのセリフには苦笑い。
ストリッパーを演じたマリサ・トメイも凄く良かった。
40代とは思えない、美し過ぎる裸体にうっとり。
ランディに時折見せる笑顔がまた可愛い。
決して私は熟女派ではないが、妙に甘えたくなるようなチャーミングさが彼女にはあり、それが魅力的でもあり、作品に華を添えている。
素晴らしい。
受賞履歴:
2008年 第66回 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞<ドラマ部門>ミッキー・ローク
2008年 第65回 ヴェネチア国際映画祭金獅子賞 ダーレン・アロノフスキー
オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)
評価:★★★★
11/06/21DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-01-15
メーカー:日活
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:ダーレン・アロノフスキー
主題歌:ブルース・スプリングスティーン
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
<ストーリー>
家族、金、名声を失った元人気プロレスラー・ランディは、ある日、心臓発作を起こして医師から引退勧告をされてしまい…。
<感想>
実生活でもどん底まで落ちたミッキーと、プロレスラー・ランディの生き様が見事にオーバーラップした奇跡の一本。
愛する娘に縁を切られ、恋する女性にもフラれ、生きる喜びを失ったランディが自暴自棄に陥り、職場のスーパーで大暴れ。
重い心臓病を患いながらも、自分を解放出来る場所はもうリングの上しかないと、体に鞭打って花道を歩き出す。
人生も痛々しいが、リング上で胸を押さえ苦しむ姿も痛々しい。
しかし、全てを失い全てがボロボロとなったレスラーが、身を心配して駆け付けてくれた愛する女の姿が会場から消えた事で完全に吹っ切れて、死のリングポストダイブを決行するラストシーンが切なくもあり清々しくもあり。
どうせ死ぬなら、人生を費やした好きな場所で死にたい
これは一度地獄を味わったミッキー自身にも大きく反映されているんじゃないだろうか。
自虐とも取れるこの作品だが、出演した事が大事で、新たなミッキー・ロークというものをスクリーンに叩きだした感がある。
そう思わざるを得ない、見事な演技でした。
魂がこもった熱演とはこういうものを言うんだろうね。
「80年代最高!ニルヴァーナがブチ壊しやがったがな」
ニルヴァーナ世代の私としてはこのセリフには苦笑い。
ストリッパーを演じたマリサ・トメイも凄く良かった。
40代とは思えない、美し過ぎる裸体にうっとり。
ランディに時折見せる笑顔がまた可愛い。
決して私は熟女派ではないが、妙に甘えたくなるようなチャーミングさが彼女にはあり、それが魅力的でもあり、作品に華を添えている。
素晴らしい。
受賞履歴:
2008年 第66回 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞<ドラマ部門>ミッキー・ローク
2008年 第65回 ヴェネチア国際映画祭金獅子賞 ダーレン・アロノフスキー
オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)
評価:★★★★
11/06/21DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-01-15
メーカー:日活
すばらしい演技でした。
自身の経験を反映したかのような物語が胸に染みました。
何時も覗きに来ていたのですが、ここ最近自分が見逃した映画ばかりでした。
「イップマン」や「エクスペリメント」も観たかったのですけどねぇ、うう、
で、この映画ですけど、
良かったですよねぇぇ!!
仰る通り、ミッキーの人生と重ね合わさったような作品でしたね。
これはミッキーだからこそ、作品も素晴らしく輝きを増したのだと思います。
昔のミッキーとは随分変わってしまったけど、
人生の甘さ苦みを知った今だからこそ演じられるものってあるのですよね。
マリサ・トメイも良かったですよね!
ナイスバディな体型に私もビックリしました。可愛かったし~
不器用ですが…てな感じ?
ラストあたりは、うるっしました。
ミッキーの実生活とリンクするとこもあったりですが、こんな男の生き様もありですね。
そーいえば、ブラック・スワンの監督さんなんだよねぇ。アブラののってる時期だな。
『イップマン』は良かったですよ。
レンタルで是非
これは本当に良かったです。
昔のミッキーを良く知っているからこそ、尚更人生が重なりあっていて切ないものを感じました。
この映画を機に新しいミッキー・ローク像を作っていって欲しいですよね。
昔は昔。
ですよ
マリサ・トメイさん、40歳過ぎには見えいないナイスなヌードでしたね
僕も、凄く表情に可愛さを感じ、キュンキュンしちゃいました~
ベストに入れてもおかしくない作品ですね。
胸に染みるストーリーで凄く良かったです。
そうなんですよ。
『ブラックスワン』楽しみになっちゃいました♪
レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。
せっかく 親子関係を修復するチャンスだったのに娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)
マリサ演じるストリッパーのキャシディのトップレスにTバック姿で踊る姿はとってもキレイでしたよ。
自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。
コメントありがとうございます★
ミッキー・ロークはこの作品で見事に演技派俳優にカムバックしたって感じですね。
娘さんとの約束すっぽかしてしまうシーン。
あれはちょっと観ている私でも
あかん、あかんって
と思いましたよ。
マリサ・トメイのストリッパーぶりは素晴らしかったですよねぇ。
それなりに良い歳なのに、美しさと色っぽさがあり本当に綺麗でした。
ダーレン監督はこういうドラマを撮らせると上手いですよね~。