ディフェンドー 闇の仕事人

DEFENDOR／０９年／加／１０１分／劇場未公開
監督：ピーター・ステッビングス
出演：ウディ・ハレルソン、カット・デニングス、サンドラ・オー

＜ストーリー＞
昼間は工事現場で働く素朴な男・アーサーは、夜になると自らが作り上げたヒーロー“ディフェンドー”に変身。お手製の武器で街の悪に立ち向かうが…。
＜感想＞
なんだぁ、感動作だったのか。
パッケージからしてバカコメディだと端から思っていただけに、えらく切ないストーリーにちょっとホロリとしちゃったよ。

主人公がヒーロー気取りの天然バカだったら下らない笑いで終わっただろうけど、知的障害っていう設定だから、彼が何故に悪を倒す為に日々手製のヒーロースタイルで戦うのか、その理由に凄く説得力があるんだよなぁ。
泣かせる映画としてのこの人物設定は卑怯だよ。

ビー玉、パチンコ、蜂入り瓶などの攻撃アイテムは愛嬌があって良い。
嫌みのないロマンスも微笑ましくて良い。
主人公を見守る人たちも温かくて良い。

母親を奪ったものをやっつける事だけを夢見、純粋な心の裏に怒りのパロメーターを保ちながら悪と戦う男。
この役柄はウディ・ハレルソンにとっては新境地かもしれないね。

オフィシャル・サイト(英語)

評価：★★☆
１０／０８／０６ＤＶＤ鑑賞
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