銀幕大帝α

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ローライフ

2019年02月21日 20時21分43秒 | 洋画アクション
LOWLIFE
2017年
アメリカ
96分
犯罪/ドラマ/アクション
R15+
劇場公開(2018/07/25)



監督:
ライアン・プロウズ
脚本:
ライアン・プロウズ
出演:
ニッキー・ミショー
リカルド・アダム・サラテ
ジョン・オズワルド
シェイ・オグボンナ
サンターナ・デンプシー
マーク・バーナム
ホセ・ロセット
ジャーネスト・コルチャド
クレイトン・カルデナス




<ストーリー>
元覆面レスラーのモンストロは過去の栄光を捨て、悪業を斡旋するボスの片腕として金を稼いでいたが…。

―感想―

クエンティン・タランティーノ監督が絶賛!という宣伝文句が目に入り鑑賞。
あーこりゃあ間違いなくタランティーノ監督好みだわと納得。
だって作品の構図がまんま『パルプフィクション』なんやもん。
初め私は気付かなかったのだが、途中で各パートに分かれて別々の案件を描いているというのがはっきりしてくる。
時系列をバラバラにさせた一つ一つの話が、最後には一か所に集結。
正にタランティーノ監督が世に知らしめた、全くの無関係キャラが徐々に繋がって来るというアイデアを思い切り引用させたバイオレンスアクションを再び蘇らせたかのような作品だった。

更に本作には強烈なゴア描写が多い。
只『パルプフィクション』の作りを真似ただけでは二番煎じに過ぎないので、この唐突に現れる数々のグロテスク映像は作品に暴力と衝撃を与え、もう一つの『パルプフィクション』へと昇華させる事に成功していると言えよう。
ストーリーの濃さ等で比較すると『パルプフィクション』程の超A級作品ではなく明らかにB級に近い完成度だが、幾らバラバラに分解された展開でも非常に分かり易く描かれている事が幸いし、すんなりとラストの一つ纏めへと鑑賞者の脳も追い付けるというのが魅力。

出所したばかりで顔全体に鉤十字「卍」の刺青を入れた青年が登場するが、なんとこの脇役が意外な鍵を握っている(鉤十字だけにw)。
覆面の行方が何処に移るのか、それがスムーズに受け継がれていく流れが本当に秀逸。
被る事になった理由にも違和感がなく、そして正義に目覚めた心情にも頷けるのだから、不思議と私みたく鉤十字の青年に共感を覚える鑑賞者も多い事だろう。
ヒーローものが好きとか、こういった異色の話構成が好きとかの気楽な気持ちで観るとリアルなゴア描写に腰を抜かすかもしれないが、そういうのに耐性があるのなら是非とも楽しみを抱きながらレンタル店で手に取って欲しい1本である。

評価:★★★☆
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情報
<カリコレ2018>


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切り株画像(映画『ローライフ』より、怒りが爆発した筋肉バカは顔面を破壊するのがお好き)

2019年02月21日 20時07分57秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

元覆面レスラーである主人公モンストロは怒りの感情が爆発すると周りが見えなくなる位に暴れるらしい。


妻の子を人身売買目的で誘拐した雇い主にも容赦ない鉄拳が振り下ろされる。

ボッコボコに殴られる様を見ながら予想するのは当然あれ。

そう、ここまで来たら顔面粉砕しかなかろうて。


他にも
オープニングテロップが流れている最中はずっと解剖映像。

ここはかなりの覚悟を持って観る方が賢明。

ショットガン自殺したモーテル店主の図。

この後そのショットガンを手に持った女房がモンストロの暴走に加担する事になるのだ。

切り株度(4/5)

レヴュー:『ローライフ』
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