銀幕大帝α

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サウスバウンド

2018年02月18日 16時14分34秒 | 洋画ホラー
SOUTHBOUND
2015年
アメリカ
89分
ホラー
劇場未公開





監督:
ロクサーヌ・ベンジャミン
デヴィッド・ブルックナー
『V/H/S シンドローム』
パトリック・ホーヴァス
『ディスコード/ジ・アフター』
レイディオ・サイレンス
『V/H/S シンドローム』

製作:
ロクサーヌ・ベンジャミン
レイディオ・サイレンス

脚本:
ロクサーヌ・ベンジャミン
デヴィッド・ブルックナー
パトリック・ホーヴァス

出演:
チャド・ヴィレラ
マット・ベティネッリ=オルピン
クリスティーナ・ペシッチ
ファビアン・テリース
ナサリー・ラヴ
ハンナ・マークス
デイナ・グールド
アネッサ・ラムジー
スーザン・バーク
デイヴィー・ジョンソン
マーサー・ジッケル
カーラ・ドローギー
ゾーイ・クーパー
ジャスティン・ウェルボーン
デヴィッド・ヨウ
ティッパー・ニュートン
マット・ピーターズ
マリア・オルセン
タイラー・トゥイオネ
ケイト・ビーハン
ジェラルド・ダウニー
ハッシー・ハリソン
ラリー・フェセンデン




<ストーリー>
ある荒野の街道で起こる様々な怪異の連鎖を描く。謎の怪物、カルト教団、殺人鬼、狂人一家に襲い掛かる恐怖がひとつの物語に繋がっていく。

―感想―

実は4人の監督が分担して作り上げたオムニバス作品。
が、それを知らずに観ると1本の中編ホラーだと違和感なく思う事だろう。
それ位スムーズに個々のパートが繋がっている。
監督個人に演出の癖がありそうなものだが、それも殆ど感じさせない。
もしかしたらこの4人、似た者同士なのかもしれない。

始まりは、何かから逃げている2人組の男。
途中でガソリンスタンドに寄るが、そこから車で遠ざかろうとしても元に戻ってきてしまう。
そう、ループ地獄の目に遭うのだ。
そんな2人組に付き纏っていた死神?みたいな怪物が突然襲い掛かり、一人を殺す。
もう一人はモーテルの一室へと逃げ込むが、そこには彼の娘だと思わせる幼女がおり、部屋中を逃げ回る幼女を男は追い続ける。


男が入った一室の隣の部屋から旅途中の3人組ジャズバンド女子が出てくる。
車で移動中タイヤがパンクし、荒野に取り残されてしまうが、偶然人のよさそうな夫婦が乗った車と出会い拾われる。
彼女らは厚意に甘えて夫婦の家に泊まる事となるが、夕飯に変な肉を食わされた2人が嘔吐、意識が完全にぶっ飛ぶ。
ベジタリアンだからと一人だけその変な肉を食べなかった少女は、夫婦達が仲間の2人に夜中儀式的な事をやっているのを目撃してしまい、慌てて全速力で道路まで逃げ出す。


スマホを見ながら道を車で走らせていた中年の男が、道路へと飛び出してきた少女を思い切り撥ねてしまう。
大重体に陥った少女を車に乗せ、町まで行き病院を探し当て、中へ入るも人っ子一人居ない。
911のオペレーターの指示通りに応急処置を施すが、電話の相手が途中から医師だと名乗る人物へと変わり、助ける為には直接肺を手で圧迫させろと言い、男はメスで腹を裂き言われた通りの事をやるが肺を圧迫させた瞬間に少女は死亡。
電話口からは怪しげな笑い声が響き渡り、その後、女性の声でロッカールームで着替えて外に出て家に帰れと言われ、男は言われた通りに行動し、病院を後にする。


男に電話をしていたと思わしき女性が公衆電話から離れ、近くのバーに入り酒を注文する。
直後ショットガンを持った髭面男がバーに乱入し、行方不明になった妹の居場所を教えろ!と客らを脅す。
店主が居場所を知っているらしく、彼を案内役にし、謎の一室へと入った髭面男はそこで無事に妹と再会。
一緒に逃げようと、嫌がる妹を車に乗せて走らせるが、途中で全身裸のおっさん集団に引きずり降ろされ、その後は消息不明。
妹はハンドルを握り、自分が居た場所まで帰っていく。


妹が元の場所に戻って部屋に帰ろうとするのをすれ違い様に見ていた少女。
少女は両親と合流し、3人で仲良く帰宅する。
すると、ドアを激しく叩く人物が現れ、妻が警察に通報するも、3人組の男が乱入してくる。
覆面した男が妻に何かを耳元で囁き、妻は動揺。
夫は「俺が悪かった!」と平謝りするも、乱入者は妻を窒息死させ、夫も一人の女性が写った写真を見せながら殺してしまう。
娘には何処かに行け、と命令するが、娘は逆に反攻し、覆面男の一人に怪我を負わせてしまった事から、他の覆面男が逆上して刺殺してしまう。
すると、死んだ家族の遺体から、冒頭に出てきた死神?が登場。

一人を地中へと飲み込み、残った2人にも襲い掛かって来る。
この2人が、映画最初に出てきた2人だというのが判明する。
そして、場面はオープニングへと戻る。


とまあこんな感じのオムニバス作品なのですが、あれが冒頭に繋がるのがどうにも納得出来ず、時系列がどうなっているのだという疑問が起きる。
オムニバスとして単品一つ一つは面白い出来なのだが、どう考えても終わりと初めの繋がり方がおかしい。
奇妙な町に迷い込んでしまった人達の生き地獄だと解釈させるにも無理がある。
部分的にも理解出来ないものがあり、これは考えるな、感じろて事なのだろうか、ん~難解だ。
現に釈然としないものが多過ぎるとオーディオコメンタリーでバタリアンズの面々も言っていた。
映画を作るプロが釈然としないのだから、素人の私が分かるはずがない。
狂った内容だなあという気持ちだけで鑑賞するのが一番良いのかもね。
モヤモヤとした気持ちが凄く残り、決して満足はいかないが、独特な雰囲気だけは楽しめる。
後、死神?のCGクオリティが抜群に良いので、そこを主に注目して貰いたい。
個人的には夫婦の娘役の子が好みです。

評価:★★★
18/02/18DVD鑑賞(準新作)
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切り株画像(映画『サウスバウンド』より、死神と銃)

2018年02月18日 16時09分04秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
死神により顎を砕かれた男

と、ヤケクソになった髭面がショットガンをぶっ放し、頭部破壊された悪魔さん。


切り株度(3/5)

レヴュー:『サウスバウンド』
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