銀幕大帝α

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殺人ワークショップ

2015年06月18日 23時11分44秒 | 邦画ホラー
2014年
日本
75分
サスペンス/ホラー
R-15
劇場公開(2014/09/13)



監督:
白石晃士
『ある優しき殺人者の記録』
脚本:
白石晃士
出演:
宇野祥平
木内彬子
西村美恵
徳留秀利
伊藤麻美
井ノ川岬
杉木悠真
重田裕友樹
川連廣明
須田浩章
細川佳央




<ストーリー>
恋人に暴力を振るわれ続けているアキコの下に奇妙なメールが届く。「人の殺し方を教えます」という内容に、彼女はワークショップへの参加を決める。

-感想-

いきなり感想から脱線しますけれども、宇野祥平さんって私よりも年下やったのね。
風貌からしてどう見ても40代後半ですやん。
今更だけど年齢知ってビックリしてしまいましたわ(笑)。

そのキツイ関西弁と全身から溢れ出す暴力性、そしてイカツイ風格が特徴的な宇野祥平さんが殺人講師ってだけでも十分怖い。
部屋に足を踏み入れちゃったら最後。
あかん!絶対にこのおっさんからは逃げられん!逆らえん!て身も心も震えちゃいます。
まるで闇金に手を出して返済できなくなりヤクザに囲まれた心境。
仕方が無いから殺人授業を淡々と受ける羽目になるんだけれども、全然優しさがないのな。
「やる気あんのか、コラ!」頭叩けまくられて、精神的にも追い込まれて、もう無理やり服従するしかない。
なんか某宗教団体に入信させられた信者みたいだなこりゃ。

刺して抜く!刺して抜く!

頭から離れません。
延々とループし脳内感染。
次第にこのムチャな授業が生徒たちにとっては狂気に走る橋渡しみたいなものになっちゃうのよね。
一種のマインドコントロールみたいなもん。

やられたらやり返す。
倍返しだ!←もう古い?

魂の解放ねぇ。
殺人に手を染めた事が無いから、生徒たちの心境を理解する事が出来なかったけれども、スッキリはしたんだろうなぁ。
ちょっと解釈が難しい作品だけれども、危険な作品なのは確か。
何にせよ、暴力で全てを解決するのはイカンです。
人生、平和に生きたいもんですな、としみじみと思ってしまった。

オーディオコメンタリーで白石監督が語ってたけれども、4人で鍋囲んで御飯食べているシーン、真ん中の女は「はい!」て叫ぶ所で度々笑ってたんだって。
編集してカットせざるを得なくなって、監督は作業中ずっと苛々してたらしい(笑)
素人さんだから、では済まされないものはあるよね。
監督の心中、痛く察しますが、まぁでもあそこのシーンは雰囲気そのものがヤバいから笑いが出てくるのも仕方が無いのかも。
いやいや、やっぱりそこはグッと我慢でしょ、ね、監督。

因みにDV野郎は「コワすぎ」(FILE-02だっけ?)に登場した男と同一人物です。
こういうお遊び的演出が白石監督の得意技。
死に方が上手いよなぁこの人。

ところで宇野祥平さん演じた講師は一体何者だったんだろう。
忽然と姿が消えちゃったけども、やっぱ『コワすぎ!最終章』のヤツと関連性があるのかな?

評価:★★★
15/06/18DVD鑑賞(新作)
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コメント (2)
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