銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

アメリカン・パイ

2011年02月19日 00時51分20秒 | 洋画コメディ
AMERICAN PIE/99年/米/96分/青春コメディ/劇場公開
監督:ポール・ワイツ
出演:ジェイソン・ビッグス、クリス・クライン、トーマス・イアン・ニコラス、エディ・ケイ・トーマス、ミーナ・スヴァーリ、タラ・リード、ナターシャ・リオン

<感想>
セックスのことで頭が一杯な男子高校生グループが、卒業前に童貞をすてることを目標に、奮闘する姿をユーモラスに描く。
<感想>
『ポーキーズ』と並び、童貞映画の元祖とも言うべき青春バカコメディ。

こういうのは気楽に観て、頭を映画と同じくバカにして笑ってあげるのが一番楽しめるんじゃないかな。

主役の脱童貞を試みる高校生グループも含め、その家族共々能天気な所が絶妙。

思春期の息子にエロ本を見せての熱心に性教育する父親なんて笑える。

留学生の女生徒(ナディアという名前なんだけれど滅茶苦茶エロくて最高!人ん家でエロ本観ながらオナります?)を家に招き入れ、遂に念願の初Hか!?

そんな一大事の時に、全生徒に間違ってネット中継してしまい、大失態を披露してしまう件は情けなくて涙が出るわ(違う意味で(笑))。

この手の映画は楽曲の選び方が上手い。
前述したネット中継の場面ではblink-182の曲が盛り上げる、盛り上げる!!
他にもHoleとかThird Eye Blindとか馴染み深いスコアが流れ、気分的にノリノリ。
明るい曲が流れると、下品な内容でも爽やかになっちゃう。
音楽の力は素晴らしい。

果たしてプロムの夜に仲間全員脱・童貞達成出来るのかという、可笑しくも心温まるストーリーが大ヒットした要因かも。

色んな経験をして男は青年から成人へと成長するもんなんだよ、うん。

原題のアメリカン・パイは劇中である道具?として登場するんだけれど、事している最中に父親と鉢合わせしてしまう、何とも言えない気まずい空気は爆笑もんですよ^^

ナニっている真っ最中に、おかんが部屋のドアをいきなり開けて見られる時と同じ虚しさ?
そんな経験がある人は必見。
苦い思い出もまた青春の1ページ。

関連作:
『アメリカン・パイ(1999)』(第1作)
『アメリカン・サマー・ストーリー(2001)』(第2作)
『アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦(2003)』(第3作)
『アメリカン・パイ in バンド合宿(2005)』(第4作)
『アメリカン・パイ in ハレンチ・マラソン大会(2006)』(第5作)
『アメリカン・パイ in ハレンチ課外授業(2007)』(第6作)
『アメリカン・パイ in ハレンチ教科書(2009)』(第7作)

評価:★★★☆
11/02/18VHS鑑賞(中古)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2002-12-18
メーカー:ポニーキャニオン

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャガーノート

2011年02月19日 00時49分17秒 | 洋画サスペンス
JUGGERNAUT/74年/英/111分/サスペンス・パニック/劇場公開
監督:リチャード・レスター
出演:リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、シャーリー・ナイト、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム

<ストーリー>
“ジャガーノート”と名乗る男に時限爆弾を仕掛けられた豪華客船・ブリタニック号。政府より派遣された爆弾処理班が、乗客の命を救うために決死の解体作業に挑む。
<感想>
爆弾処理班の奮闘を描いた作品としては元祖的名作。
『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』も『スピード』も本作があってこそ生まれたと言っても過言ではないだろう。

仕掛けられたドラム缶爆弾の前に居座り、極度の緊張からか大量の冷や汗を流しながら爆弾処理に励む班員。
それを他所に船上パーティを優雅に楽しむ乗客達。

爆弾が仕掛けられた事を知らない乗客たちはそりゃあ楽しい船旅だろう。
しかし、船底ではこんな呑気な乗客たちの命を救おうとプロフェッショナル達が奮闘している。

緊張の度合いが全く異なった人達を交互に見せる事で、どれ程爆弾の処理をしている人間の周りの空気が極度に張り詰めているのかというものを、上手く画として表現する事に成功している。

細部に渡って精密に設計された爆弾に四苦八苦する班員。

少しのミスで誤爆を引き起こしてしまう。
現に、優秀な班員が一人、爆死するという事態も発生。
仲間の死に一時は投げ出してしまう班長。

だが、爆弾を仕掛けた犯人が捕まった事で、再び班長の中に戦いの火が灯る。
犯人と班長の間にある確執がそれを呼び起こさせたのだ。

残された時間が無くなってきた今、ようやく辿り着いた最後の砦、赤と青の2本のコード。

「教えてくれ、どっちを切ればいいんだ?」

「青だ。青を切れ!!」

最後まで観る者にも手に汗を握らせる、一級品のサスペンス映画である。

評価:★★★★
11/02/18DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-01-07
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする