人と自然

人は自然の一部である
水と緑によって癒される

啓蟄

2015-03-06 | 

 暦の上では今日は啓蟄。地中の虫たちが、地上に出てくる頃ということ。だが、この季節、寒暖の差が極めて大きく、真冬の寒さになるこも、当たり前。寒さと暑さが嫌いな私にはよくわかる。数10年前の春、櫻が満開になってから、真冬のような寒さが何日も続いたことを思い出す。例年なら、桜満開ともなれば、誰でも「心ウキウキ?」、だが、その年は昼も夜も寒かったかった。夜桜などでお酒を飲んで騒ぐこともできない寒さ。結果的には桜満開のまま、花びら一枚も散ることも無く5日程も続いたように思う。当時、犬山に住んでいて連日、桜並木の道を通っていた。近年、不順な天候故に、気象庁でも「サクラ開花予想」を出さなくなったのか?。私がテレビで見ないのか、「高知県の〇〇岬が3月〇日」など。子供時代の正月、「花札」で3月は桜だったことが納得できなかった。高山市で小正月に「花もちを飾る」が、それはやったものだ。豪雪地帯の3月は辺り一面の雪。したがって桃の節句にも無縁だった。クラスの誰かが、登校途中で樫の小枝を手折ってきた。みんなで順番に手に持たせてもらって、白い世界にある緑の魅力に驚いた記憶が蘇る。