W203の現状は、
1: エンジン冷却用電動ファンの故障。
短時間、短距離なら自走できるのですが、恐らくシステムが電動ファン駆動を指示するタイミングでエラーが返ってくるらしく、「レイキャクスイ コウジョウデ テンケン」のメッセージが出ます。エアコンも効かなくなり、実際に冷却異常があることがわかります。ディーラーの検査ではファンそのものが壊れており交換の必要があると。部品と工賃で約18万。ただし車が古いため日本に純正品の在庫がなく2ヶ月以上の待ちになると言われました。
気温23度ぐらいの夜間に試してみると、エアコンを入れなければゆっくり走って8-20kmぐらいは警告が出ないことがわかりました。エアコンを入れると極楽から本郷駅みたいな短距離でもメッセージが出るので、エアコンがかなりの負荷になっていることがわかります。この状態では、他の車に合わせなければいけない昼間の交通状況での運行は無理です。近隣の車屋に持ち込むまでが最後の運転になるでしょう。
2: ドアロックシステムの故障。
最初はエンジンキーを挿入しても認識しにくい障害が発生。理由はわかりませんが、挿入してからキーにあるドアロック用のボタンを押すと認識されて、しばらくは「コツ」がいるものの普通に運転できていました。症状が進行し、リモコンキーにドアやトランクが反応しなくなったため、非常用のメカニカルキーでドアを開ける羽目に。これも修理しないと不便で乗れません。
3: カーナビおよびオーディオの故障。
マウントしたCDが取り出せなくなり、ナビも入力しないのに道案内を始めるようになって利用困難に。中国製のAndroid Auto対応ナビでも入れようかと思いましたが、1,2の重篤な故障が発生したので棚上げ状態。
4: ドアミラーの故障。
格納は何とかなるんですが、一度格納すると簡単には展開できなくなりました。ミラーを開きっぱなしにして運用するしかないので、出先では駐車場所を端っこにするとか、軽自動車の隣にするとか工夫していました。
全部対応すると50万コースでしょうね。2005年製ですから、パワステとかオルタネーターとか、重修理が必要な故障が次々に起こってくる頃でしょう。旧車としての価値は薄いので、この辺で交代が妥当だと思います。