17年間働いてくれたブラウン管テレビをようやく交換しました。
日立のW36-GF3です。発売は1999年。BSのハイビジョン放送開始を前に、それまで走査線が525本しかなかったNTSC規格の画像をテレビ内でハイビジョン相当にアップコンバートして表示する「プログレッシブ」技術が流行した頃の製品です。最初に見た時は確かにNTSCよりきめが細かいものの、動きのある画像ではもやっとした変な感じがあると思いました。この辺がソニーの競合機種と違って雑誌での評価が今ひとつだった原因でしょう。見てるうちに慣れましたけどね。
子供が小さい頃に散々手荒い扱いを受けたので、前面ガラスが傷まみれ。ここまで買い替えが遅れた理由のひとつです。どうせ新型に買い換えても壊される恐れがありましたので。後の理由は、このテレビの性能が長くもってくれたことと、初期の液晶の画質が気に入らなかったことです。むしろプラズマを検討していたんですが、なくなってしまいました。2011年にアナログ地上波がなくなってからはチューナーが対応できませんでしたから、BDレコーダーのチューナーを使っていました。
大型のブラウン管テレビは占有面積が大きいので、上面を有効利用するために専用の棚がありました。裏側にデッドスペースができるのはどうしようもなく、部屋が狭くなりましたね。まずいことにこの裏側に猫が入り込んで用を足していたみたいで、汚れと臭いが染み付いてしまいました。
後継機の東芝58M500Xです。画面はかなり大きくなったはずなのに、テレビ台がないせいか重量感がないせいか、あまり大きさを感じません。画像は鮮やかと言えば鮮やかですが、まだちょっと慣れません。
安価で大容量の外付けHDDに録画できるのは便利で助かります。