いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

DSC-L1とP5100の比較

2008年09月11日 | 比べてみよう

 取り組みとしては無理があるように思いますが、前回のエントリー、「包丁の修行中」の写真を見ていて比較してみようと思い立ちました。何しろ、手の届くところにあるデジカメはこの2台だけですから。これは同じ日に同じ場所で、極楽家の常用デジカメであるソニーDSC-L1で撮った写真です。薄暗い室内なので、どうしても手ブレが生じてくっきりしない写真になってしまいました。

 これでもストロボは発光しているはずなんですけど、DSC-L1のストロボはズームレンズのワイド端で2m、テレ端で1.5mの到達距離しかない微弱なものなので、室内のスナップでもやや役不足です。感度がISO400までしかないのも手ブレが多くなる原因ですね。反面、ノイズが増えることはあまりありません。室内の写真はどうしてもこのような「のっぺり」したものが多くなります。

 これは同じ条件でじいちゃんのニコンP5100を借りて撮ったもの。実は「包丁の修行中」の写真もこのデジカメでした。上の写真もこれも、ブログに合わせるためトリミングとJPEG圧縮してありますが、それでも圧倒的に画質が違うことはわかりますね。P5100の強力なストロボとブレ補正のお陰で、下の写真は非常にシャープで情報量が多く、かっちりとした感じがします。

 水平構図のためテーブルの縁などにタル型の歪曲収差を指摘できますが、ズームの広角側なので許容範囲と考えます。周辺光量の低下も目立たず、全域で解像度の高さを感じ取ることができます。DSC-L1に比べるとズームのワイド端で8mの到達距離を持つストロボの性能は十分。

 ストロボがなければ駄目なのか?いや、そんなことはありません。背景の照明を落とした舞台がブレずにきっちり写っています。しかもこれを撮ったのはほとんど写真に興味のないばあちゃん。P5100は最高でISO3200まで感度を上げられますが、この写真はノイズの少なさから判定してせいぜい400か800でしょう。従って、誰が撮っても高性能の光学ブレ防止装置が威力を発揮してくれるということです。

 4年前に発売のDSC-L1が去年のP5100に劣るのは仕方がないことですし、これまで小型軽量のDSC-L1のお陰で貴重な記録をたくさん残すことができたのは有難いですが、これだけの違いを見せ付けられると、そろそろ考えようかとも思います。P5100はもう生産を打ち切ってしまい、後継機はかなり値の高いP6000なので、手頃な機種がないか検討する必要があるかもしれません。

 私としては、長らく死蔵しているミノルタのレンズを復活させるため、ソニーの一眼レフにも興味のあるところです。折りしも待望のフルサイズ撮像板採用のα900が発売、ということでついに伝統あるαシリーズ(フィルムカメラ)の正統的な後継者が現れたことになるのですが、店頭での予想価格は33万円。内容に比べれば安いのでしょうが、さすがに手が出ません。まずは叩き売りモードに入ったα200を狙うかな。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 包丁の修行中 | トップ | 今夜はケーキだ! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
室内の写真 (ユキネコ)
2008-09-15 15:31:59
私が家の場合、DSC-L1のような薄型カメラは、常に持ち歩くことができるので、能力に不満でも、やはり手放すことはできないです。{buta/}

私も、子供が生まれてから、サイバーショットを愛用してきたのですが、将来、下取りをすることを念頭に、思い切って、ルミックスに買いました

メインは、PowerShotを愛用しているのですが、こちらは箱を紛失してしまったので、下取りにだすことができず、欲しい一眼レフを買えないでいます

下取りをうまく利用なさるとよいと思いますよ。

(お返事は不要ですので、お気になさらないでくださいね
返信する
Unknown (enagoya)
2008-09-19 14:16:32
ご訪問ありがとうございます。ケータイと同じ感覚で持ち運びできるDSC-L1は重宝していたのですが、最近は同等の大きさで光学式ブレ防止が入っていますね。技術の進歩には驚くばかりです。

下取りは苦手なんですよ。何でも擦り切れるまで使う性質なんで。今のクルマを買った時には前のを下取りに出しましたが、「値段がつきませんね」と言われました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

比べてみよう」カテゴリの最新記事