いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

パソコン(PC)選び

2008年01月31日 | 比べてみよう
 極楽家の現行PCはDell XPS-T450です。XPSの名称は同社のコンシューマー用デスクトップPCの最上位機種として有名です。もちろんPCの進化は速いので、「発売時は」という但し書きが必要ですが。

 1999年にIntelから発売されたPentium IIIは当時最速のCPUでした。最初の世代はクロックが450MHzから550MHzで、これが後に1GHzを越えて行くのですが、後継のPentium 4の登場によりあまり寿命の長い製品にはなりませんでした。XPS-Tは、このPentium IIIを採用したタワー型デスクトップです。私が買ったのは450MHzのモデルで、現行機と比べると1割か2割の処理速度しかないと思いますが、この程度のスペックでも今まで何とかお払い箱にならなかったのは、家ではワープロ以外の業務ソフトをほとんど使わなかったことと、ビデオボードに当時としてはましな物(32MB Diamond Viper N770D Ultra NVIDIA)を載せていたからでしょうか。

 ネット接続もISDN(YAMAHA RTA50i)からCATV(Mediacat)そしてFTTH(Commufa)になり、よく利用するネットサイトもFlashなどを多用するものが増えて、最近では普通の広告を見るのにも支障を来すようになり、年々使い勝手が悪くなっています。加えて、プリンタとして使っているブラザーの多機能機、MFC-5100Jの調子も悪くなってきたため、一緒に更新する時期が来たようです。片方だけ替えようとしても、もうWindows 98に対応したプリンタドライバや、シリアル接続で使えるプリンタを探すのが難しいですからね。MFC-5100Jのインクも、ほとんど店頭から姿を消しています。

 そこで新しいPCを選びたいのですが、折角新しくするのなら、ぜひ利用したい機能があります。まず画像編集。MFC-5100Jは写真のプリントアウトには全く向いておらず、ずっと以前に使っていたアルプスMD-2300に比べても写真印刷の品質が低く、とても子供の写真などプリントする気になれませんでしたが、今度はA4サイズの写真出力を重視しようと思います。インク代は負担になるでしょうけど、本当に気に入った写真なら、「おうちプリント」に使っているソニーDPP-FP30の小さなプリントでは物足りないですから。昔からのネガやスライドのフィルムに撮影したものも多量にあるので、プリンタに本格的なフィルムスキャナーがあれば便利です。そうなるとインクジェット複合機でも余り選択肢はなく、キヤノンならMP-970、エプソンならPM-T960, PM-T990、HPならC8180といった製品になります。

 そうそう、極楽家ではMFC-5100JのFAX機能をかなり使っていました。FTTHの時代に低速の電話回線でテキストや画像を送るのもどうかなと思いますが、今でもFAXでしか連絡が取れない相手がありますから。今回もFAX機能のあるプリンタか、あるいはPCにFAXモデムを装備することになります。しかし今のPCはモデムがオプションなんですね。Dellの場合2,100円で追加できるようですが。

 それからビデオ編集ですね。プロがやるような本格的な編集機能はいらないのですが、カムコーダーで撮ったDVテープが、HDVも含めて200本以上ありますので、これをいつでも見られるように整理し、次の世代にも継承したいと思います。もっと古いVHSやハイエイトの記録もありますので、余裕があればその取り込みもしたいですが、アナログコンテンツのキャプチャーはボードが必要になるので、コストを考えればPCよりレコーダーに任せるべきです。

 HDVコンテンツをストレスなく扱いたいとなると、ある程度のスペックは必要です。PCじゃなくてHDDレコーダーを使う手もあるでしょうが、PCの方がHDD増設などの自由度が高く、サーバーとしては優れています。家族のテレビとビデオを長々と占領するわけにはいきませんので、PCが得意なことはPCでやりましょう。スペックの劣るPCでビデオ編集を試みて失敗した経験があるので、デュアルコアCPUと十分なメモリ、大容量のHDDは必須でしょう。

 そうなると、重いとかメモリ食いだと言われているVISTAを敬遠する必要もなさそうです。「今のうちにXPか」という心情もあったのですが、ここはきっぱりVISTA、それもMedia CenterがHDVに対応したHome PremiumあるいはUltimateに決定しようと思います。あるいは標準でAV機能の充実したiMacですね。LAN対応の周辺機器が増えたお陰で、昔ほど互換性やデータ移行を難しく考える必要がありませんから、VISTAとMacの混在も不都合はありません。
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