極楽家ではみかんを箱買いするので、どうしても傷んだものが出てきます。できるだけ食べるようにはしていますが、食べ切れないものは半分に切って庭木に引っ掛けておくと、冬に餌の乏しいメジロなどが目ざとくやって来ます。
これは昔よく読んでいた「アニマ」に特集されていたものです。アニマは動物の生態をグラフィカルに紹介した平凡社の雑誌で、動物行動学で名高い今西錦司京大名誉教授が雑誌の顔でした。この監修者のスタイルを強く出す編集方針は竹内均先生の「ニュートン」にも踏襲されています。残念ながらアニマは今西先生の死後、1993年に休刊。精肉のおまけに付けてくれる脂身もムクドリなどに喜ばれると書いてありました。ムクドリは昆虫を捕食するため、脂身は芋虫などに近い食感があるのでしょうね。寒い時期に脂っこいものが欲しくなるのは人間も鳥も同じです。
急に寒くなったため、大きくならずに干物になったイチジク。干しイチジクというのもありますので、まだ食べられるのかも。