1月31日夜の皆既月食を追ってみました。半分ぐらい欠けたところです。α77常用ズームのSAL1650だとこんな感じ。長い方が75mm相当なので、さすがに不足ですね。
日頃天体写真を撮らないので、機材や条件も試行錯誤。三脚はVelbon UT-53Qを使用。携帯性のいい折り畳み三脚で、重量1.4kg。一眼レフでの天体撮影にはかなり不足ですが、これしかないので仕方ないです。
皆既月食になりました。レンズを75-300mmに交換。露出は絞り優先で-5段補正。少し暗いですが、赤く染まって独特の雰囲気は出ています。太陽から月への光を地球が遮断している状態ですが、地球の大気を通過した波長の長い(赤い)光が屈折して月に届くため、このように見えるそうです。
α77の連写ノイズ除去が奏効したのか、背景はクリアです。撮影中の液晶はノイズまみれで、とても細かい露出までチェックしていられません。この後は雲が厚くなって、よく見えなくなりました。
再び現れた月面。幸い、雲も晴れてくれました。ここでは三脚を片付けてしまったので、代わりにVelbon SteadePodを使っています。皆既月食状態よりはかなり明るいため、三脚ではなくワイヤー式の簡易ホルダーでも何とかなりました。撮っている最中は、ブレブレの写真にならないかとかなり心配しましたけどね。初めて使ってみましたが、三脚の使えない状況では活躍してくれそうです。
次第に満月に近付いていきます。