「海の男酒」をコンセプトに廻船問屋兼酒屋として、天保年間より続く酒蔵の純米酒。魚が旨い土地の酒は旨いのが通例。辛口で力強い、いわゆる男酒。
鈴木酒造店は元々浪江の請戸川沿いにありましたが、東日本大震災の津波で蔵が全壊。原発事故により復旧もできないため、遠く離れた宮城県の山間部にある長井市に拠点を移して酒造りを続けています。
海のない滋賀県で鯛とはこれ如何に。喜多酒造のサイトを見てもこの「福鯛」の記載がないので、どういう位置の酒なのかわかりません。
辛口の純米酒で好みの味ですね。「たおやかな酒質」を目指しているらしいので、尖った個性とかはないですが、飲み飽きしない旨さを目標にしているのでしょう。蔵のある愛知川(えちがわ)は名神高速でいつも越える川としか記憶にないですが、次に橋を渡る時は上流にこの蔵があることを忘れないようにしようと思います。