素っ気ないラベルの「倉本 純米酒 クランジ」。奈良県の倉本酒造の作。
夢山水という、あまり馴染みのない酒米は自家栽培だそうです。日本酒度0、酸度2.2と表記があり、実際に最初のアタックではかなり酸味を感じます。フルーティーと言うか、麹の甘味や旨味があるためかなり飲みごたえがある印象を受けました。吟醸ではないのであまり香りはないですね。食事酒としては当たりの方だと思いました。
こちらは同じ倉本酒造でも生酒。
公式サイトに「トロピカルなふくよかな味わい」とあるように、例えばマンゴーを思わせるような甘みがあって、南フランスの白ワインを連想しなくもないです。ただ奥行きが今一つで余韻がないので、ただ甘いだけで終わってしまうのはちょっと残念。これだけ甘いと食事の邪魔をすることもあって、私の飲み方では純米クランジの方が良かったです。
