液晶テレビ58M500Xの画質に比べて音質が貧弱なため、ヤマハYSP-1600を追加。AV機器はよく規格が変わるので、古いものなら安く手に入るのですが、これは一応4K信号にも対応した現行機種です。4Kソースが普及するのはもう少し先とは言え、最初から対応できるなら面倒がないし、58M500Xはスタンドの高さがないため、現在流行の薄型のものでないと画面の下側に干渉するからです。
サラウンドイメージを作り出すのがこの8個の小型スピーカー。こんなに中心に集めてしまって、これじゃステレオ効果も厳しいんじゃないかと先入観を持ちますが、そこはアクティブな音場制御の技術があるのでしょう。一応ヤマハの音場技術は、DSP-A3090とMT-10が5本のサラウンドセットを組んでたこともあるので信用しています。今のところサラウンド効果はよくわかりませんし、ネットの評価でも「過大な期待は禁物」とあるようです。お手軽機種ですからね。
ヤマハさんには、部屋の防音や音響の割に過大なシステムを組んでしまうと、たいして元が取れないという勉強もさせて頂いたので、今回は上位機種が気になりながらも参考にしただけです。それでもテレビの内蔵スピーカーから切り替えると、音楽番組では、何となく聞こえていたクラリネットがぴしりと中央に定位し、「ただの笛の音」と聞こえてたのがクラリネットに聞こえてくるぐらいの性能差はあります。音量を上げなくても音声の明瞭度は格段に上がりますので、極楽息子(大小)に見せる語学番組にも好適。深夜に控えめな音量で鑑賞することが多いので、この程度の仕事をしてくれれば今のところ満足です。