いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ホームシアターの作法

2016年07月22日 | 極楽日記(読書、各種鑑賞)

 HiViあたりを継続して読んでいればだいたいこの世界の流れは掴めるのですが、しばらく情報から離れていたので買ってみました。液晶のバックライトがインテリジェントLED照明になった辺りからコントラスト表現でプラズマとの差があまりなくなり、プラズマを駆逐したという経緯が飲み込めました。単にコストで液晶に統一されたという訳でもなかったようです。極楽家のテレビは今でもブラウン管ですが、PCの液晶モニタは何台も入れていますので、(ある程度の価格帯以上で)液晶の画質向上が著しいのは実感しています。マニア層でも納得できるだけの性能向上があったのなら、大型液晶テレビを忌避する理由も既にないでしょう。と言うか、液晶以外のテレビはなくなってしまいました。

 となれば、安くなった液晶の恩恵を受けつつ、余った予算をオーディオに振り向けることもできるわけで、折角の大画面化と高画質化に反比例して、小型化、薄型化による音質低下が顕著なテレビ内蔵音声に頼ることは、「ホームシアター」には不適切です。できるだけスピーカーに予算配分を、という麻倉さんの主張はもっともだと思います。かと言ってマルチスピーカーを生活空間に持ち込むのは面倒で調整もしにくいし、家族の同意が得られません。ヤマハなどが高音質のシアターバー(同社はデジタルサウンドプロジェクターと呼称)を提供してくれるのは、私のような一般のファンにとっては有難いことです。
コメント
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