いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

自動車関係覚え書き

2015年04月16日 | 自動車
スバル レヴォーグの新型安全装備
 評価の高いアイサイトに加えて、オプションで追加装備を用意してきました。死角になりやすい斜め後方をミリ波レーダーで検索してくれたり、幅寄せに必要な左フェンダーぎりぎりの画像を表示してくれたり、となかなか実用的に見えます。2008年に初代アイサイトを実用化してから7年、事故予防機能についてはスバルが日本で最高の評価を得て、他のメーカーが簡単には追いつけない状況です。

 レヴォーグはシートが2列ですが、発売以来7年を経てフェイドアウトした3列シートのエクシーガも、小改良型が「クロスオーバー7」として出てきたので、全面改良まではこれが繋ぎになるのでしょう。さすがに新味に欠けますが、今のところアイサイト装備のミニバンはこれしかありません。アウトバックのアイサイトがver.3なのに、クロスオーバー7ではver.2に留め置かれたのはちょっと解せないところです。


トヨタ オーリスにダウンサイジングターボを追加
 既存の1.5Lや1.8Lの自然吸気エンジンと併売しているところが思い切りの悪さを表していますが、トヨタがダウンサイジングターボに舵を切ったのは明らかです。日本ではあまり数の出ないオーリスで反応を見て、次期カローラなどに導入していくのでしょう。このクラスではVWの1.2Lターボが世界標準になっていますが、トヨタの8NR-FTSは出力が85kw、最大トルクが185N.mで、それぞれ77kw, 175N.mのVW CJZを上回っています。反面、燃費ではやや負けているので、他の車種に搭載する際には設定を変えてくるかもしれません。エンジン回転数が1,500rpmから4,000rpmまで最大トルクを持続するという実用的な特性で、CVTもこのエンジン特性に合わせて最適化したみたいです。

 ゴルフに対抗してかなり力を入れていたモデルですが、今までのところ対抗馬として認知されていない状況なので、これで存在感が増すでしょうか。ただ、値段もゴルフ並みに上がってしまったのは厳しいですね。特に私のように中古狙いだと、中古で値崩れの大きい輸入車の方が安く買えることが少なくないので、オーリスの強みはあまりありません。中古輸入車の価格下落が大きいのは維持費が問題とされているのでしょうが、少なくとも名古屋東部に住んでいて、VW正規ディーラーやPUC扱いの車種なら、トヨタ品質のサービスを受けられますのであまり気になりません。と言ってもさすがに1台では厳しいので2台持ちにすると安心です。


ホンダ S660
 積載機能ほとんどなし、という驚いたコンセプトで出てきました。純粋に遊び車として200万円以上を出せる人専用です。今は受注好評で納期も長くなっていますが、スポーツカーの販売は大抵こんな感じです。最初にわっと売れて、その後は長く低迷。これに耐えられずに生産中止してしまうのがホンダで、しぶとく作り続けるのがマツダや日産。この違いがスポーツカーのブランドの差になっています。NSXやS2000後継車も販売するようですが、1つぐらいは長く販売してメーカーの顔にして欲しいものです。


ホンダ レジェンド
 意欲的なメカニズムで走行性能を磨き上げて、しかも重量2tの大型セダンの燃費が2L車並。価格はブランド料の高いドイツ車やレクサスGSより割安ですが、凝りに凝った駆動機構のため最小回転半径がジープ並みの6.0m。日本の都市部のユーザーがEクラスやレクサスGSから乗り換えると、小回りが効かないことに苛々するんじゃないでしょうか。これだけの高性能を使い切る場所も日本にはありません。やっぱり数は売れないんじゃないかな。
コメント
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