いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ウォーキングシューズの履き心地

2010年06月03日 | 比べてみよう

 私は持ち物については大は住宅から自動車、小は文房具や腕時計に至るまで実用性第一で考えていますので、靴は何がいいでご紹介した通りに足を保護してくれる靴が最高だと思っています。自分のために贅沢するのは住宅ローンをしっかり減らしてから、ということで通勤用にはホーキンスの2足セールで買った3382を(蒸れるのを我慢して)履いています。8296の方は滑りやすい革底だし、足先の狭いシルエットなので、階段の移動が多く電車で立つことの多い長距離通勤には向いていません。

 3382は丈夫なのが取り柄で、履き心地は何とか許容範囲。でも休日にも通勤用の靴を履くのはいかにも合いませんので、ミズノのウォーキングシューズを試してみることにしました。普通の紐靴に見えますが、紐は結んだまま内側のジッパーを緩めれば簡単に履いたり脱いだりできます。このジッパーがとてもいい出来で、簡便に開け閉めできるのに緩みません。ヨーロッパの高級ブランドも日本製のジッパーを採用しているだけのことはあります。これなら紐なんかなしでも、ジッパーだけでいいのに。

 ミズノは「ウォーキングシューズはランニングシューズとは違う」としており、特に踵の構造が特徴になっています。踵で着地するウォーキングには、つま先主体のランニングに合わせた靴では不適当だということですね。実際に履いてみても、踵が中心にかっちり固定される感じで、同社の主張を裏付けます。もっとも、「踵をしっかり固定して指の自由度は高く」という作りはFinn Comfortが昔から実践していたこと。ミズノのウォーキングシューズの履き心地はFinn Comfortに似ています。

 違うのはジッパーで開閉できることと、足底の構造、それから接着製法であること。底に小さな通気孔があるらしいですが、こんなものでは効かないですよ。接着製法はFinn Comfortの縫い合わせ製法に比べて通気性がないので、この程度ではカタログの飾りに過ぎません。履いていると蒸れます。この製法では底の張り替えも難しいでしょうね。

 まだあまり履いていないので耐久性などわからない点がありますが、履き心地が近い割には定価で1万5千円とFinn Comfortの半額なので悪くはありません。ただ、同じウォーキングシューズでもビジネス用のラインになると2万円台半ばになるので割安感がなくなります。企画はミズノだとしても、生産は中国製の貼り合わせの靴なのに。製品のバリエーションも少ないし、ブランド料もないのだからもう少し安く出すべきじゃないでしょうか。セールで安く買えるのならお奨めします。
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