いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ウィンダムの冬支度

2007年12月28日 | 自動車

 道路の凍結も予想される真冬の安全確保のため、タイヤを交換しました。場所はイエローハット日進竹の山店です。

 冬はスタッドレスにしておけば突然の雪にも慌てなくていいのでしょうが、温暖な名古屋ではそこまで必要な場面はわずかです。古くなった夏タイヤを交換するだけでもほとんどは対応できるだろう、と判断しました。

 開店直後で接客に余裕がありそうだったので、タイヤ担当の人に相談して銘柄を決めることにしました。結局は今まで前輪に使っていたのと同じブリヂストンのプレイズです。(極楽家のウィンダムは中古で購入した時に、前後で別のタイヤが装着されていました。)評判のいいレグノも試してみたかったのですが、少しでもシャープな操縦性を望むならプレイズがいいのでは、というアドバイスに従いました。なお、ポテンザなどの本格的なスポーツ走行用タイヤは、ウィンダムの足回りとあまりにミスマッチなので最初から除外してあります。

 だるい操縦性で高速道路が眠かったウィンダムですが、タイヤ交換で少しは改善しました。同じ銘柄でもやはり新しいのはいいです。当たりが柔らかくなったのにステアリングの情報量が増したのは少し意外でした。直進安定性が向上し、想定するラインを外さないように直前を見る必要性が低下したため、自然と目線が遠くに移動しました。これなら高速での疲れは少なくなるでしょう。4本が同じタイヤになったので、これでローテーションもできます。ブレーキ圧を前後で調節してくれないウィンダムの場合、重量級FF車の定石通り前だけが減ってくるので、ローテーションは必須です。

 スタッドレスを諦めた代わりに、いざという時に備えてチェーンも教えてもらいました。カー用品店は空いている時に行くに限ります。最初は装着が最も簡単と評判の「オートソック」を考えていたのですが、在庫がなく、最近のチェーンなら難しくない、と実演してもらい決定しました。エフ・イー・シーのワンタッチタイプで、自動的に増し締めをしてくれるタイプです。内側がチェーンではなくワイヤーになっており、絡みにくいしタイヤの裏側を通すのが楽です。結合する部分も色分けされており、基本に忠実に作業すれば実に簡単、と思いました。

 金属チェーンのいい点は、装着が簡単なこととトランクの場所を食わないこと、それから値段がこなれていることでしょう。スノーネットに触発された非金属チェーンのブームと、それに続くスタッドレスの普及で人気の低下した金属チェーンですが、改良を重ねてしぶとく生き残っています。

 以前のクルマで非金属チェーンを買ったこともあるのですが、値段が高いので滅多に使わない環境ではもったいないです。その当時も保険と思って入手したのに、買ってそのまま装着することなく終わってしまいました。着け外しがかなり面倒なのも難点でしょう。暗くて寒くて狭い路肩で、通り過ぎる他の車両を避けながら装着しないといけない状況も考えられますから、装着が面倒なものは採用できません。私の父はスキーに行く時は予めチェーンを巻いたタイヤ2本をトランクに積んで、必要になったらタイヤごと交換してましたね。ジャッキアップさえできればこの方が早いかもしれません。

 「これこそ簡単装着の決定版」として一時はスパイクスパイダーという高価な輸入品が人気を集めたこともありますが、今はほとんど消滅したようです。ホイールボルトに専用のアタッチメントを予め取り付けておけば、後は必要な時に数秒で固定できる、という画期的な製品でしたが、初期の製品は外れ易かったようで評判を落とし、また外側だけで支える構造のため遠心力で広がり易く、タイヤ周りに余裕スペースの少ない乗用車が増えたこともあって忘れ去られました。今でも改良版が出ているようですが、安全対策の結果、初期のモデルよりは装着が面倒そうです。また値段も非常に高いため、これなら普通のユーザーはスタッドレスを選ぶでしょう。
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