崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「大正12.9.1東京大震災実況」

2014年07月27日 04時17分44秒 | 旅行
夏でも冷房しないて暮らせるといっていたが、昨日は冷房をつけざるを得なかった。猛暑の中、タッチラーン最新型のコンピューターを購入した。まったく異なった人物との付き合うようであり、新しく挑戦することになる。下関勝山在住の丹田三郎(85歳)氏から電話を受けて会い、大正・昭和年代の絵はがきを見せていただき、貸していただいた。彼自身がコレクターである。骨董品収集が趣味の方である。瓦なども床の間に飾っているという。なぜ瓦に関心があるのだろうか。屋根を見ながら鬼瓦に視線が行き、犬駒なども収集するようになったという。奥さんからはゴミと思われながらの趣味だという。25歳の時肺結核に患ってから以来規則正しく生活をした。148センチの小柄で軍隊には行けなかったが、市役所ではたらいてきた。
 タバコや飲酒もせず、社交生活は難しかったが友人が多く人間関係には異常がなかったといった。なんと私のことを彼から聞くような感がした。彼の性格から骨董品の収集の趣味がついたかと想像した。私も大学生時代から骨董品に関心があったのを思い出す。
 植民地研究の二つのプロジェクト、8月には帝国日本のものと人の移動と農村振興運動に関する研究を韓国で行う。農村振興に関する原稿を時間かけて書下ろし脱稿した。古い調査ノートと最近の研究に目を通した。その一環として絵はがきにも関心が注がれている。彼から信頼されて、このような資料提供をえられ感謝している。彼からの絵はがきをみている。1923年関東大震災のものが「大正12.9.1東京大震災実況」の33枚であり、堀研氏からいただいたものと合わせてもう一つの展示会ができそうになった。それはなぜ悲惨な状況が絵はがきにになったのか、深く考えることができればよいかと考えている。歴史的な記録と画像による情報広報であろう。絵はがきの意味も時代によって変わったのである。