崔吉城との対話

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「戦犯国家」

2014年07月02日 04時47分08秒 | エッセイ
集団的自衛権に関する韓国のニュースで日本は「戦犯国家」(KBSと朝鮮日報日本語飯)だという言葉が気になる。この言葉だけではなく、文脈から考えると日本は戦前アリュウシャン列島から赤道南までの広い海域を支配した帝国となり戦争を起こした国家であることを浮き彫りにする。「戦犯国家」という言葉は現在では少なくとも外交上失礼な言葉ではないだろうか。この閣議決定で自民党政権を短命化し、政権交代の道が開かれるかも知れない。
 そもそも中国と韓国が自ら大軍を持ち、軍国化していながら日本の「死者」儀礼の靖国参拝をもって非難し外交問題を起こしてきた。今その経緯を考えて言葉を慎んでほしい。武力強化を続けながら反日感情を利用し、日本の死者儀礼に非難暴言をはき、武力示威をして刺激してきたことは反省すべきであろう。日本が「戦争が可能な国家」になるのはとても残念であるが、すでに中国と韓国は戦争が可能であり、実際戦争をした国家である。中越戦争、ベトナム戦争(派兵)、韓国戦争などは実際起きたことである。歴史的にみると東西を問わず多くの国々は「戦犯国家」である。
 戦争は次の世代の関心事であると思うが、戦争を被ってきた私としては戦争に関して知っていることが二つある。それは指導者の喧嘩によるものであることと、戦争は決して平和のためではなかったことである。私は現在の日本人に硬く希望をもっていることがある。それは現在の日本国民は戦争する心がないこと、平和を愛する国民であることである。韓国や中国は戦争へと刺激するような言葉を慎んでほしい。

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