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飴山實を読む(30)

■旧暦7月17日、水曜日、雨になりそうな雲行きである。

6時起床で気分はいい。雨にならなければ、午後は、久しぶりに筋トレに行きたいと思っているのだが。




山の子の手毬の行方笹の露


■露で秋。この句、遊んでいたときに、手毬が笹の中に入ってしまって見えなくなってしまったのだろう。けれど、なぜが、ディラン・トマスの次の詩句を思い出した。

The ball I threw while playing in the park
Has not yet reached the ground.


公園で遊んでいたときに投げ上げたあのボールは
まだ地上に戻ってこない


DYLAN THOMAS「Should lanterns shine」

この句、ディラン・トマスのような喪失感はなく、むしろ、可憐さが漂っている。それは、トマスのボールを投げ上げたのが少年で、實の手毬を失くしたのが少女だという違いもあるのかもしれない。
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