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カイロプラクティック2

■旧暦5月8日、金曜日、

今日は劇的な変化があった。昨日、カイロプラクティックを受けて、逆に、耳鳴りが1.5倍から2倍になったと書いた。それは終日そのままで、施術した当日は、血流増加により、風呂に入ると、たらだの部分が痛くなる場合があるとの指導で、風呂はやめてシャワーにして、0時ごろ、ひどい耳鳴りとともに寝た。

目が覚めたのは朝の4時半で、それきり眠れないので、昨日のミショー関連の資料を読んでいた。不思議と2時間以上も読めた。そのうち、急激に睡魔が襲ってきたので、そのまま2時間近く眠ってしまった。起きると、汗をかいていたので、シャワーを浴びて、そのまま、昨日の残り湯に入った。そのとき、耳シャワーマッサージをしてみたらどうかと閃いた。これは以前一度だけ効果があった方法だが、それも、部分的に、耳にシャワーを当ててもダメで、風呂で体全体を温めることが条件になる。ちょうど、その条件を満たしていたわけだ。

これが実に劇的に効いた。金属音が何通りにも変化するような耳鳴りが一気に6割近くまで軽減した。今日も、夕方、カイロプラクティックに行って来たのだが、その話をすると、施術をして、一度悪くなることはよくあるという。その後、一気に上昇カーブを描いて良くなる場合があるという。今回の耳シャワーマッサージはぼくが開発したので、初めて聴いたと話していた。効果があるなら、継続は問題ないようだ。

ぼくの仮説は、カイロプラクティックで頚椎が正しく調整され、神経、リンパ、血管が適切に機能する条件が整ったところへ、一気に耳に血流を送り込む結果になったものと思う。カイロプラクティック×耳シャワーマッサージが、今後も有効であるなら、頚椎の歪みによる聴神経の圧迫が耳鳴りの原因だった可能性がある。

今後は、カイロプラクティックを中心に集中的に治療していく方針にした。当面、この効果を確認し、逆効果の可能性を排除するために、指圧やジムは中止して、何日間か、体が正しい骨格を覚えこむまで集中的に行う。これが軌道に載った段階で、指圧などで首のコリを取り除きたいと考えている

今後どうなるか、予断を許さないが、自分の仕事状況を振り返ってみても、この方法は、正しいような感じがする。
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カイロプラクティック

■午後から、浜松町のカイロプラクティックに行く。お昼頃に着いて、飯を食べてからと思ったら、あの辺りは、サラリーマンのメッカですな。どの店も人が並んでいて。並んで食べる気分ではないので、早めに医院に行った。しかし、コンビニで買ったスパゲッティーを、そのまま、道路際で立ち食いしている中年サラリーマンを見たときには、この社会はいったいなんだろうと思った。何のためにわれわれは生きているのかね? 「美しい国」ですか。



カイロプラクティックって骨をボキボキ言わせて、カイロで温めるのかとばかり思っていた。カイロというのは、ギリシャ語で「手」という意味らしい。プラクティックは技術で、「手で行う技術」ということらしい。100年前に米国で発祥した医療法で、施術してくれた、お兄ちゃんによれば、黒人使用人の難聴を、主人が、これで治したのが始まりらしい。

ま、とにかく、指圧よりも料金的に安いし、施術師はWTO基準の4200時間教育を受けているので、やってみることにしたわけである。始めに、体の検査を行うのだが、予想どおりの結果が出た。右肩下がりで、骨盤に歪みがあり、首の両側が腫れている。その後、施術を受けて、骨盤の歪みは解消したのだが、肝心の耳鳴りは消えない。消えないどころか、1.5倍から2倍になった。これをどう考えるべきか。首の血流が増加したことと関連があるのかどうか。施術師の説明を聞いた限り、カイロプラクティックのコンセプト自体には、そう不合理なところはないように思う。平均5、6回で効果が出始めるということなので、しばらく様子を見てみるしかないだろう。治癒パターンは、睡眠障害が消えても耳鳴りが残るパターンやその逆、あるいは、いずれにも効かないパターンなど多様らしい。ぼくの感じでは、指圧を受けた後の方が、耳鳴りは軽減された(ただし、指圧する施術師によって、効果に大きな差があった)。ただ、翌日にはまた元に戻った。

帰りに、そのまま帰るのも面白くないし、静かな公共空間で耳鳴りはどうなるのか、知りたいということもあって、アンリ・ミショー展に寄ってみた。アンリ・ミショー(1899-1984)は、フランス語圏の詩人で、水彩や墨などで絵も描いた。芭蕉と対照的な世界観を示す興味深い詩人で、この展覧会は、また、いつか、改めて書きたいと思っている。国立近代美術館のミショー展は人もまばらで、かなり静かだったが、ぼくの脳の内部は蝉時雨である。TCIに頼るのも嫌だったので、そのままでどうなるか、試してみた。当初は、さすがに気になったが、対象自体に興味があるので、次第に集中し、気がついたら、絵の合間に展示されたミショーの言葉や詩をノートに書き写していた。

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉の世界は、訓練次第では、実現できるかもしれない、というかすかな希望を持った。
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健康第一

旧暦5月4日、。今気がついたのだが、旧暦の計算を間違えていたようだ。もう、旧暦では5月に入っている。5時半起床。昨日は子どもの誕生日だったので、少々、飲みすぎて、早くに目が覚めてしまった。しかし、脳の調子は比較的いい。レベル2。

自律訓練法を学ぶために、近くの病院の心療内科を予約して、行ってみたのだが、実施していなかった。おもな地域の拠点病院を調べてみると、どこもやっていない。やっているのは、東大、日大の付属病院と市川にある国府台病院だった。国府台なら、バスですぐなので、今週中に予約を入れたいと思っている。

昨日は、トレーニングルームで、カウンセリングを受けてきた。事情を話して、脳への血行がよくなり、交感神経と副交換神経のバランスを取るためのメニューを作成してもらう。驚いたことに、担当してくれた女性トレーナーも耳鳴りで苦しんでいるという。そのため、話しが早く、効果的なメニューが出来上がったと思う。トレーニングルームでの運動を基本に、ヨガや太極拳など、自律神経に効くと言われる、運動を積極的に試してみたいと考えている。

今日は、夕方からの耳鳴りがあまりにも激しいので、念のため脳のMRI検査を行う。

TCIは、環境音がなく、静かなときや、読書など集中力を必要とするときに利用しているが、この数日でいくつか気のついたことがあったので、代理店の担当者にファックスで質問と意見を書き送った。TCIの効果は、まだ、はっきりとわかる段階にないが、少なくとも治療の柱になってくれそうな感じは持てた。

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天突き体操

木曜日、 旧暦、8月21日。

天突き体操、いたしましょう。 よぃしょー! よぃしょー! よぃしょー!

六等分されたスペースの中心に看守がいて、それぞれのスペースで看守に背後から監視されながら、独房の囚人たちが一人で天突き体操をしている。ラジカセの声に合わせて「よぃしょー! よぃしょー!」と、なんともペーソスのある掛け声で。このシーンを映画「刑務所の中」で観たとき、不思議な感動を覚えた。突く相手は、秋晴の天である。腰をかがめて、掛け声と同時に、指先まで伸ばして大きく天を突く。この屈伸動作をただただ繰り返すのである。

ラジカセの声は無機的で抑揚のない男性の声である。けっして励まさず、けっして蔑まず、けっして声は弾まない。

このシーンを山崎努が演じたとき、ぼくは心底、心が動いた。

考えてみると、個室の作業という点では、ぼくの仕事だって、独房の仕事と変わらない。時間にしばられるから、自由に外出もできない。ひどいときには、飯だって食えない。さすがにトイレは勝手に入れる。

実は、この頃のマイブームは、天突き体操である。独房用に考案されただけあって、実によく効く。背筋が延びて爽やかな気分になるのである。もちろん、人目のあるところでやったら、完全に行っちゃっている人になるから、室内でやるのだが、そのとき、室内は、天高き秋の空なのである。

秋空にわれがぐんぐんぐんぐんと  虚子

天突き体操、いたしましょう。 よぃしょー! よぃしょー! よぃしょー!



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