一日一句（2127）

風鈴の音の欠片の行方かな

一日一句（2126）

風鈴の音の欠片を手に受けて

一日一句（2125）

行く手より後ろが寂し夏の道

一日一句（2124）

先の世も後の世もある夕焼かな

一日一句（2123）

熊谷の大暑天より地より来る

※　熊谷は、きょう、41.1℃で、国内最高記録を更新。体感温度は、もっとずっと高かっただろう。アスファルトの照り返し。熊谷の炎暑の炎は、8月15日の熊谷爆撃の炎と重なる。敗戦の直前にあった、埼玉県最大の爆撃。市街地の74％に相当する35万8000坪、全戸数の40％に相当する3630戸が焼失。全人口の28％に相当する1万5390人が被災し266人が死亡、約3000人が負傷した。市街地の中心部を東西に流れる星川周辺では、人家が密集していたこともあり100人近い死者を出し、空襲後は死傷者であふれかえったと伝えられている。熊谷は埼玉で唯一戦災都市に指定されている。

一日一句（2122）

青桐や広場を渡る風の音

一日一句（2121）

青桐や風の日雨の日花散る日

一日一句（2120）

風の聲鳥の聲あり夕涼

一日一句（2119）

若竹や天を競つて伸び盛り

一日一句（2118）

からからと青桐の花散りにけり