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一日一句(2524)






笛の音の窓におどろく雲の峰






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一日一句(2523)







方言に海辺あらはる夏日かな






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一日一句(2522)






夜の薔薇ひかり残れる赤さかな






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一日一句(2521)






七月の夜の木となる古人かな






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一日一句(2520)







紫陽花はひとの心と涙かな






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一日一句(2519)







紫陽花の白にはじまる一日あり






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一日一句(2518)






荒川は天をめぐつて濃紫陽花






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一日一句(2517)





紫陽花は光と水で出来てゐる






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一日一句(2516)





天上のひかり散らばる四十雀






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一日一句(2515)






けふ夏至と気づかぬうちや夜の皿






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