verse, prose, and translation
Delfini Workshop
往還日誌(4)
2023-01-12 / 日記

■10日に上洛。一定庵3日目。
家電・家具のレンタルもゆうパックも、新しく整えた会議用テーブルといすも、ベストタイミングで搬入してくれたので、非常に助かった。
ノートPCでは作業効率が悪いので、上洛一日目に、京都駅のビックカメラで21.5インチのモニターを調達。HDMIケーブルでノートにつないだ。
一日目のトラブルは、部屋の照明がないことだった。これは後で気が付いた。さらに、驚いたことに、さいたまから持ち込んだ延長コードが不良品だった。モニターの調達のときに、これらを一緒に調達。
一日目は、駅弁を2種類買っておき、昼食とした。この駅弁はどちらもさほど感心しなかった。夜は、京都駅のうどん屋さんで、肉豆腐ときざみあげうどんを食した。このうどん屋さんは、さほど感心しなかった。
二日目は、ネット接続に専念。しかし、部屋の端子が古く、モデムのケーブルと接続できない。困って、プロバイダーのJCOMの工事の方に来てもらった。WIFI接続まで上手く行ったが、今度は、通信が不安定で仕事にならない。
この原因をJCOM技術サポートの方に相談したが、原因が特定できない。
ルーターにAIが組み込まれているため、使用者のベストな通信環境を学習しているプロセスにあるから、通信速度の切り替えが生じ、その切り替えに当たっている可能性。それにしてはフリーズが頻繁過ぎる。
当該住居と周辺住居のネット使用が集中する時間帯に当たったから。それでは、朝の5時半にFBに写真をアップするだけで、3回もアップロードしなけれなならない理由がわからない。
そんな状況で、2日目は朝から食事をする時間も取れなかった。唯一京都駅の鶏料理の店のテイクアウトを夕食として食べた。このテイクアウトはあまり感心しなかった。
ネット接続が不安定な状況ながら、なんとか、仕事を夕方から夜にこなすが、調べもののある仕事はネットがフリーズしてしまうのでできなかった。
原因が特定できないものの、対処はしないと、仕事にならないので、きょうは、LANケーブル接続を行う方針で行くことにした。このための機材を午前中調達する予定。
搬入業者の方々やJCOMの工事担当者、テクニカル・サポート、ビックカメラの販売担当の方々は、みな、若い人で、非常に親切だった。
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大らかな風
2020-05-24 / 日記

■6時半に起きて、7時から仕事開始。9時半に、ニコの5月に出る本『社会』に収録されるエッセイを翻訳終了し、寿広場へ散歩に行く。まだ、だれもいない。青桐の葉がすいぶん伸びて青々している。葉が大きいので風に煽られると大らかな音がはっきり聞こえる。
青桐の風大らかや奥武蔵
帰宅して、食事までの間、Mouvement et Temps No.3とNo.4の英語版を推敲。別言語に直す作業はとても面白い。20番まで英語版を作成したら、写真も入れたPDF版を作り、海外の出版社へ持ち込みを行ってみる予定。食後、録画してあった『麒麟が来る』を観る。明智光秀という人物のことは本能寺の変以外にはほとんど知られていなかったと思う。領主として、武将として、相当に有能だったということが最近徐々に分かってきている。
その後、よく晴れて風が気持ちよく吹き通るので、西口公園へ行き、ヴァージニア・ウルフ39歳のときの日記を読む。夜は、今日5月24日が命日の故石塚省二先生の論文を読み、ニコのFreiheitの翻訳を行う予定。
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非の打ちどころ
2020-05-11 / 日記

■きょうは、朝6時からZur Ontologieの仕事をはじめて、午後2時過ぎに終えて、デジタルデータとハードコピーをN先生へ送った。締め切りが迫ると、焦ってしまって、じっくり考えられなくなるので、普段からコツコツやるべきだという反省を毎回やって今や4回目である。ただ、今度ばかりは、この切迫感を避けるために、一計を案じた。翻訳ノートを作成することを目的として、毎日進めるというものである。ここに、語学上のコメントと内容上のコメントを書き込み、関連の資料も加えて、ファイルを形成し、それを作成していくことを目的にする。つまり、翻訳文はその結果できあがるというスタンスとする。その方が、やりがいがあるし、このテクストにはいいように思う。このため、専用のノートを10冊注文した。
一段落つけて、気分が軽くなったところで、アンドーナツを買いに上尾まで歩いて行った。途中でビールを買って公園で飲んだりしながら、歩いた。上尾のアンドーナツは、美味しいのだが、ぼくのイメージとはちょっと異なった。パン屋さんのアンドーナツで、揚げパンの一種のような大ぶりのものだった。美味しいので、それでもいいのだが、まだ、探求は止む気がしない。
歩きながら、ブルーハーツの「月の爆撃機」を歌った。気分が佳かった。まだ、最初の方しか歌えないのだが、「手がかりになるのは薄い月あかり」というフレーズが好きである。娘に台湾ビールを頼まれていたので、アンドーナツの先の酒屋さんに行って探したが、置いてなかった。以前はあったらしいが、今はやってないという。
途中の公園でよく晴れた青空をぼんやり見ながら、アンドーナツを食べた。帰りにスーパーに寄って、「さわら」を買って、帰宅後、さわらの野菜あんかけを作った。
夕方、ロミーにMouvement et Temps No.2を送ると、夜には返信があって、絶賛している。先に送った第1番は、これも評価が高かったが、tenseの問題を指摘してくれた。作品によって、時制の問題がとても難しいものがある。それは日本語で書いているときには気がつかない。英語にして初めて生じてくる問題のひとつ、しかもかなり重要な問題である。第一番は、ロミーの指摘を踏まえて、時制を、現在形を基本にして、場面によって効果的に現在完了と未来を使用した。第2番は、時制は問題化しない。
Mouvement et Tempsのシリーズの日本語版は、詩人の野村喜和夫さんから、「非の打ちどころがない」という高い評価を得ている。詩集として世に問うようにというアドバイスも受けているので、近く実現したいと思っている。この評価は嬉しいのだが、「非の打ちどころ」というのは実は必要で、それが「ない」というのは、終わっている。つまり、このシリーズは、これ以上の展開や運動は、恐らく、ない、ということなのである。このシリーズは、フランスの詩人、フランシス・ポンジュをひとつのモデルにした。もちろん、自分のカラーや自分の時間・空間理論さえ詩にしているので、すいぶん違うものになっているはずである。問題は、ポンジュをどう抜け出るか、である。その手掛かりはすでにある。
なんだが、体のいい自慢話めいてしまったが、仕事が一段落して気が緩んだ。許されよ。
夜は、公開講座のOさんが送ってくれたレターを会員にメールで回覧した。
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