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RICHARD WRIGHTの俳句(26)

■旧暦7月11日、木曜日、

今日は涼しい。朝から風が吹いている。さっきまで雨が降っていたらしい。起きたら、路面が濡れている。今日は、午前中、自律訓練法の習得に国府台に行く。かなり慣れて、もう生活の一部になっている。夕食に夏野菜カレーのリクエストがあったので、夕方は買い出しに行くつもり。

昨日、ウィスキーを飲みすぎて眠れなくなったので、柳澤桂子さんの『生命の不思議』(集英社)を読み始めたら、止まらなくなった。この本は、理系オンチのぼくにも生命の不思議さがありありと伝わってくる。なによりも、原因不明の難病で、30年の闘病生活という重い経験から発せられる言葉の数々は、胸を打つ。科学者なので、冷静に書かれているが、その分、胸に迫るものがあって、何度も涙が出た。



(Original Haiku)
From a red tile roof
A cat is licking beads of dew
In a humid dawn.


(Japanese version)
蒸し暑い明け方
赤い屋根瓦から
猫が下りてきて朝露を舐めている


(放哉の俳句)
どろぼう猫の目と睨みあつてゐる自分であつた


■ライトの三行詩は、美しいけれど、物足りない。放哉の句はユーモアとインパクトがあって、面白い。ライトが、このところ、形勢不利。
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