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一日一句(3162)







一本の時の遥けき枯木かな






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一日一句(3161)







細き葉のうへに積もるや松の雪






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一日一句(3160)







百代はなんと白きや昼の雪






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一日一句(3159)







我が道や先は一本梅の花






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一日一句(3158)







白麟を追うて山海梅の花






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一日一句(3157)







西国の心はしづか梅の花






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一日一句(3156)







初雪や太郎次郎の耳澄んで






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一日一句(3155)







寒卵撫でるおのれの顎撫でる






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往還日誌(122)






■1月23日、火曜日、曇りのち晴れ。

思うところがあって、俳号をこれまで親しんだ「冬月」(23年間使用)から、「白麟」とした。

大それた号だが、それなりに、理由がある。

一番の理由は、困難が予想される人生の最終コーナーにあたって、パワーを「白麟」からいただくということである。

ヴィム・ヴェンダース監督の『Perfect Days』の主人公、平山氏は、自分とよく似たところがあって――樹木や、カメラや読書が好きなところなど――、親近感を持った。彼が読んでいる、幸田文の随筆、『木』は読んでみたいと思った。

去年、やむを得ない理由で中止した友人宅訪問を、実現させるべく、再度、調整。京都からだと1時間強かかる。

今朝、哲学者のエマニュエル・レヴィナスが、「哲学におけるパウル・ツェラン」だとふと気がついて、急に読みたくなった。これまで、時間論の短いエッセイしか読んでいない。

朝、行っているニコの仕事を効率化・効果化するために、エクセルで時間管理を行うことにした。訳語統一や内容的な問題、問題解決策などもメモする。一番の目的は、一定の効果的な仕事時間を確保するということである。

ひとりで生活していると、生活が忙しくなるので、仕事時間を確実に、効果的に、確保することが大切になってくる。

午後から夜は、六本木の仕事。


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一日一句(3154)







千年の闇の冬木へ帰りけり






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