goo

一日一句(5413)







じやがいもの乾いた土のしづけさよ






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5412)







安曇川や天の刹那に蜻蛉あり






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

往還日誌(229)






■10月29日、火曜日、曇りのち雨。

日曜日は、午前中、ニコの仕事を行って、午後、ウトロの平和祈念館で、ジャーナリストの中村一成さんの『今日に抗う 過ぎ去らぬ人々』(三一書房)出版記念講演会へ参加。

民族差別の問題は、世界の植民地主義-体制の問題と、直結している。

中村さんは、日本に於いて、連帯を含む個人のレベルでの、多様な抵抗のあり方を、その個人の生き方として、提示している。

我々の目に見えない、あるいは、見過ごされてしまう抵抗のあり方と、その社会的な成果を、伝えてくれる。その意味で、たいへん勉強になる。ここには、その意義を過小評価、あるいは、ネグレクトする社会操作が絶えず入るからだ。

我々が、社会批判を行う場合、多くの場合、社会システムの巧妙な悪を抉ることのみに専念しがちだが、それでだけは、足りないことを教えてくれる。

つまり、たくましく、したたかに、戦っている、そして、戦ってきた主体を、絶えずフォーカスし、自らのアンチ植民地主義-体制の主体形成に活かしてゆく、その契機にするという視点が欠けてしまうからだ。

同時に、国家レベルでは、帝国主義、植民地主義-体制に、アンチを唱えている国家連合のBRICSと、リンクさせて考える必要があるとも感じている。BRICS内部には、インドのように、レイシスト国家も、あるにしても。

朝鮮の人々の戦い方に謙虚に学ぶことは、理論的にも実践的にも、大きな恵みをもたらしてくれるだろうと予感している。

私の第4詩集『二〇の物と五つの場の言葉』も、ウトロ平和祈念館のライブラリーに置いていただいた。

日曜日は、その後、新幹線で、若宮へ帰還。

月曜は、終日、仕事。

火曜のきょうは、清水さんの夢を見た。清水さんに道案内をしてもらう夢。途中ではぐれてふたたび追いつくが、坂の上のガードレールで、見ず知らずの男性と話していて、ふたたび、見失う。その後、清水さんとは会えなかった。

場所は、京都のようでもあり、滋賀のようでもあり、吉祥寺のようでもあった。

その後、門 variation 8と9をほぼ完成させる。

書き下した順番がベストとは限らないので、しばらく寝かせて、詩の順番を考える作業に入る。

これによって、新しいシリーズに入れる条件は整った。

11月は、TB-LB theory 2.0を、矢倉さんのところで発表する予定だったが、準備の時間が作れず、発表は断念した。その代わり、テクスト化して、発表することになった。一回で、全部、一気に書き下すのではなく、連載のような形式で、深めていくのがベターかもしれない。






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5411)







秋聲に色艶出でて来たりけり






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5410)







変化また変化や昼の月ひとつ






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5409)







晴明の行く手を舞ふや秋の蝶






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5408 )







控室の笑ひも時代祭かな






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5407)







安曇川や風うつくしき竹の春






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

往還日誌(228)







■10月24日、木曜日、曇り。

早くも、みずうみから京都へ戻って、一週間になる。

近江舞子とマキノで、旅の目的の一つである、瞑想を試みたが、上手く行かなかった。

岸辺に寄せる波の音が思いのほか大きく、瞑想にならないのである。

瞑想は内語によるサティを伴うが、波の音が大きすぎて、足の感覚に集中できなくなる。

新旭の旅館では、上手くいき、何度か繰り返した。

旅館の庭も、ビーチも、金木犀の花が満開で、みずうみに花の香りがあるかのようだった。

旅館の御主人は、今年は金木犀の開花が遅い、今頃咲いていると言っていた。

マキノで地元の人と話したとき、マキノは、櫻の開花が、ちょうど京都の円山公園の一週間後になると言っていた。

マキノは雪解け水が入るため、開花が遅れるのだという。

今朝は、6時半に起きて、詩「門」のVariation8と9を推敲した。

これができれば、新しいシリーズに着手する。

このため、年内か年明けに、冬のみずうみを見に行くのも、いいかもしれない。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一日一句(5406)







大馬鹿に怒鳴りしあとの虫の聲






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ