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芭蕉の俳句(146)

■旧暦7月10日、水曜日、

朝、早く起きるが、自律訓練法を施していて、そのまま、また眠り込んでしまった。起きたら、1時。そのまま、大学の授業料を振り込みに行く。人一人育て上げるのは、一大事業ですな。

いつもの喫茶店で、本を読んでいて、気がついたことがある。この時期、必ず、女性客の一人は旅行のプランを練っている。若い女性のこともあるし、中年のこともある。ただし、男性客でそういう人は見たことない。カップルの場合はあるけれど。9月になると、パック旅行が安くなるからだろう。台風シーズンだし、夏休みも終るから。



千川亭に遊びて
折々に伊吹を見ては冬籠り
   (後の旅)

■元禄4年作。こういう生活はいいなあ。魂のためには隠遁生活がいいんでしょうね。しかし、なかなかできないのは、何人も市場システムと無縁に生きられない定めだからか。莫大な遺産でもないと、現代では、難しいんでしょうね。そう言えば、マキアヴェッリが面白いことを言っている。「世界よりも魂の救済が大切な人々は政治には手を出すべきではない」マキアヴェッリにとって、自分の魂の救済よりもフィレンツェの方が大切だったということでしょう。自他の魂の救済の思想の系譜と世界の変革の思想の系譜。どっちもぼくは惹かれますね。色即是空。空即是色。
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