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一日一句(327)






妻の風邪長引いてをり春炬燵





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一日一句(326)






さまざまな人見上げゆく桜かな





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一日一句(325)






春愁や鴉一声たかくして





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芭蕉の俳句(20)


■旧暦3月5日、月曜日、

(写真)河津桜

今日は、「屑」をいくつか、ご覧戴こうと思う。はじめに、これ>>>「東京電力は「深さ60センチの水で冷やされている」と説明しています」 これほど、馬鹿馬鹿しい日本語は聞いたことがない。燃料がメルトアウトして格納容器にとっくにないのだから、温度など意味はないだろう。チャイナシンドロームの現実化でしょうね。ほかのプラントも似たような状況ではないか。

こういう状況でも、原発の再稼働どころか、輸出の推進さえもくろむ団体がある。

首相に有識者ら原発維持を提言

産経新聞 3月16日(金)21時55分配信
 エネルギー政策に詳しい各界の有識者で作る「エネルギー・原子力政策懇談会」(会長・有馬朗人(あきと)元東大総長)の有志が16日、首相官邸を訪れ、中長期的なエネルギー政策についての提言書を野田佳彦首相に手渡した。提言では、原発の安全性向上を図ったうえで、引き続き重要な電源と位置付けることなどを求めた。

 提言書では「福島のような事故が再び起きないよう厳格な安全基準を構築すべきだ」と強調。原発を「準国産エネルギー」と位置付けたうえで、エネルギー安全保障の観点から原発維持を求めた。

 海外への原発輸出についても「日本の技術に対する期待に応えるのが国際的責務」として継続を求めた。

 原発が停止し続けた場合の電力需給の厳しさや、代替火力発電による発電コストの増加にも触れ、「官民が協力して早期に再稼働させるべき」とした。


「エネルギー・原子力政策懇談会」のメンバーをご覧戴きたい。ここから>>>

この爺さん連中の、所属団体をよくご覧いただきたい。誰の利害を代弁しているのか、一目瞭然である。どこに、今、構造的な「悪」が集約されているのかも、よく見えてくる。

だれも悪い人はいないなどと、物分かりのいいことは言ってはいけない。悪の構造のエージェントは、確実に存在するのである。怒りは反復・持続させなければならない。



雲雀より空にやすらふ峠哉   貞亨5年

■「空にやすらふ」に惹かれる。こんな措辞はなかなか出てこない。

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一日一句(324)






春眠に鴉のこゑがまじりたる





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芭蕉の俳句(19)


■旧暦3月3日、土曜日、のち、旧暦の雛祭

(写真)ジャクソン・ポロックのイースト・ハンプトンのアトリエの床(1950年くらい)

朝、新聞を読んで洗濯機を廻す。筋トレを再開する。現実が暗すぎて、もろもろ寂しい春である。鴉の声がやけに心に響く。

昨日、紀伊国屋書店で、Paul AusterのTRUE TALES OF AMERICAN LIFEを購う。これは邦訳も出ているが、全米から集まった4,000を超える実話を基に編集したもの。オースターの編集の特徴は、実話の区分に、よく出ているように思った。ANIMALS, OBJECTS, FAMILIES, SLAPSTICK(ドタバタ), STRANGERS, WAR, LOVE, DEATH, DREAMS, MEDITATION(瞑想)。短いものばかりなのも気に入った。このタイミングで、この本に出会ったのも、なにかの符号かもしれない。



春雨や蓬をのばす草の道   元禄7年

■この句は、芥川龍之介が、絶賛していたので、記憶に残っている。「草の道」という措辞に惹かれた。



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POEMS FOR 3.11 FIRST ANNIVERSARY


■2月29日、水曜日、、北風強し

(写真)河津桜

3月11日のメモリアルデイに、スイスの詩人、ロミー・リーさんが、自作の詩を送ってくれたので紹介したい。

ECHO¹S VOICES

ROMIE LIE

1

flurries

this river of winter
frozen

the living carpet of
birds moving

to the east
by the tips of
their wings

silence
unbroken

only you are
forgiven



2 MIGRATING

those birds
white to the bodies

rembembering their nests
against the drop of eons

feathers only
for the infinite
journey between
birth and death

a memory that never
looses itself

as does the being of
green



3

plum-brown skies
cracked open

winterweed through
glittering ice

shafts of lights
lacerating skins

wonders roll away
with retreating waters

it might become
the year of the deer



4 FLEETING VISIONS

forgotten the ages of
ape

how consoling
the sun on your face

say the words
of springs

turn to the greenery

go further

hear the stories
of trees and

do not forget
the holiness
of birds

24.12.11



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一日一句(323)






積み上げた古本重し春の風邪





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芭蕉の俳句(18)


■旧暦2月29日、火曜日、

(写真)河津桜

風邪で一日寝ていた。だいぶ、回復した。陽が落ちると急に寒くなった。ゴミを出した。俳句をいくつか作った。オクラ入り納豆を食べた。川端康成の『掌の小説』を少し読んだ。



不性さやかき起されし春の雨   元禄4年

■よくわかる。「かき起されし」に注目すると、あまりにも、芭蕉が、よく寝ているので、周囲が、心配になったのではなかろうか。初案は「抱起さるゝ」。芭蕉は、自分のことを「不精」と言っているが、感受性の強い人間ほど、世界を深く受け止めるから、心身の疲労はそれだけ大きいのだと思う。







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一日一句(322)






春浅きベンチにひそとホームレス





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