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一日一句(2030)







この國の人また死ぬる野分かな






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第12回銀河朗読会







■衆議院選挙は、自公連立政権の圧勝に終わりました。かつてヴァルター・ベンヤミンは文化史の研究方法を述べる中で、どんな時代にも肯定性があると言いました。否定の中の肯定に着目し、それを救い出す。そして、残された否定性の中に、さらに肯定性を見出す。さらに、その否定性の中から肯定性を…。言葉だけで述べると、抽象的ですが、具体的な一篇の詩という文化で考えてみると、テクストの読み方を教示しているように思えます。ちがった箇所で、ベンヤミンは、社会から拒絶されているもの、忌み嫌われているもの、差別されているもの、こうした存在の中にこそ、歴史が帯電しているのだという趣旨のことも述べています。これらは「希望」のありかを語っているように思います。希望は、満天の星のように誰の目にも輝かしく見えるものではなく、新月のように、暗黒の否定性の中に隠されている―希望は発掘しなければならない。そう思えるのです。

第12回銀河朗読会では、「詩人という抗い方」を引き続きテーマに掲げながら、否定生の中の肯定性、闇の中の光に、耳を澄ませてみたいと思います。

第一部  自作の朗読(俳句・自由詩・14行詩)

第二部  渡辺白泉、Paul Celan、Ives Bonnefoy、William Carlos Williamsの作品の朗読

第三部  オープンマイク・意見交換

最後の詩 ロミー・リーの詩の朗読
(衆議院選挙後の日本の現状を踏まえて、ロミーが詩を書いてくれましたので、それを朗読します)

【日時】11月4日(土曜日)14:00-16:00
【場所】恵比寿カルフール ギャラリールーム
【会費】2,000円(珈琲・紅茶付き)
【申込み・連絡先】尾内達也080-5443-8649 
【email】galaxyrecitation@gmail.com

※ これまでの銀河朗読会の様子は公式FBページからご覧いただけます。ここから>>>













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一日一句(2029)







運慶も湛慶も飛ぶ野分かな






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一日一句(2028)







炊き立ての香りうれしき今年米






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一日一句(2027)







天性の欅ぶりなり秋の空






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一日一句(2026)







新米や粒ことごとく日の光






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一日一句(2025)







テーブルに時の影ある林檎あり






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一日一句(2024)







秋の空こころを鳩が飛び立てり


※ 多くの人の心から鳩が飛び立つ幻影を見た。人間には負けられない戦いというものがある。






 
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一日一句(2023)







秋の薔薇崩れて時の影のこる






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公開講座『ルカーチの存在論』27周年第5回







★ 公開講座『ルカーチの存在論』27周年第5回が、昨日、御茶ノ水の中央大学駿河台記念館で開催されました。その様子は、公式FBページからご覧になれます。ここから>>>

★ 今回から、講演の実況中継を公式twitterで始めました。アカウントは @ontologie_lukaです。followをお願いします。講演の内容がある程度わかるようになっています。あわせてご覧ください。ここから>>>

★ 次回は、11月18日(土)午後6時から、御茶ノ水の中央大学駿河台記念館です。前半は、津久井やまゆり園について、関係者が語ります。後半は、『近代の終焉と社会哲学―東欧哲学のアンプリカシオン』を読む「第5章 ポーランド哲学とルカーチ」です。乞うご期待!

★ また公開講座の別館のブックカフェ、アンプリカシオンがいよいよ11月から稼働を開始します。ここから>>> 書評掲載後、リアルで読書会を開催します。基本的に、公開講座の開催日と同じです。公開講座に関心のある方も、取り上げた本に関心のある方も歓迎します。詳細は後日告知いたします。

★ さらに、重要な告知があります。これまで、公開講座でルカーチの主著『社会的存在の存在論』の日本語版作成を、わたし(尾内達也)と和田裕さんの二人で行ってきました。その成果は、公開講座の発表に限ってきましたが、今後、公式twitterで広く発表していきます。基本的に、毎日アップする予定ですが、短い翻訳を重ねてゆくことになろうかと思います。最終的には、書籍の形にする予定で取り組んでいきます。どうぞ、ご期待ください。











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