西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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ルソー・コレクション 政治 (白水iクラシックス) ジャン=ジャック・ルソー (著)

2012年11月06日 | サンド研究

ルソー・コレクション 政治 (白水iクラシックス) ジャン=ジャック・ルソー (著)
遅塚 忠躬 (翻訳), 永見 文雄 (翻訳)

内容紹介
理想と現実をつなぐ「都市の論理」
いかに的を射た批判であっても、既存の政治体制の欠陥をただあげつらうだけでは何も始まらない。何をどう改革すべきなのか、改革をどう実現していくのか。具体的な代案を示してはじめて、政治の議論は意味を持つ。
ジャン=ジャック・ルソー生誕三百年を記念したルソー・コレクションの第三弾は、政治と都市をめぐる論考を収録する。
政治体制の純粋な美しさを追求した『社会契約論』は、いわば更地に新しい都市を建設する企てだったと言える。ただ、現実の改革はそうはいかない。多くの場合、それは旧市街を作り替える都市計画にならざるを得ない。理想は都市の坩堝のなかで現実と向き合いながらある形を獲得していくのだ。
列強の介入に苦しめられ、絶えず独立を脅かされてきたコルシカとポーランド。両国がルソーに自らの理想を現実化するチャンスを与える。
外国の軛や専制支配、不平等がもたらす抑圧から自由な「都市の論理」をルソーはいかにして見出したのか? 『コルシカ国制案』『ポーランド統治論』の行論に「立法者」ルソーの姿が鮮やかに立ち現れる。選者の川出良枝・東大教授による導入と詳細な解説を付す。
内容(「BOOK」データベースより)
理想と現実をつなぐ「都市の論理」。
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