西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

« Visages de l’Effroi de David à Delacroix »

2015年10月31日 | 手帳・覚え書き
la visite de l’exposition « Visages de l’Effroi de David à Delacroix »,
qui se tient en ce moment au Musée de la Vie Romantique .

une visite guidée de cette exposition le samedi 5 décembre à 16h30.




SÉLECTION D’ŒUVRES DES MUSÉES DE LA VILLE DE PARIS

http://parismusees.paris.fr/fr/selection-doeuvres-des-musees-de-la-ville-de-paris
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SJLLF 2015秋季大会プログラム

2015年10月30日 | 手帳・覚え書き
大会プログラム

http://www.sjllf.org/taikai/?action=common_download_main&upload_id=724


特 別 講 演 10月31日(土) 16:50~18:00
第3講義室(2階)
Littérature et savoirs scientifiques au XIXe siècle
Gisèle SÉGINGER (Université Paris-Est Marne-la-Vallée)
Malgré un transfert progressif de légitimité du philosophe (promu par le siècle des Lumières)
au savant, et une croissante spécialisation des sciences qui créera peu à peu une frontière,
le XIXe siècle n’est pas encore le temps de cette scission entre les « deux cultures » que
déplorera le chimiste et romancier Snow au XXe siècle. Écrivains et savants dialoguent et
ce sont souvent les mêmes schèmes de compréhension du monde qui sont mis en œuvre
dans les sciences et les textes littéraires, si bien que Jacques Rancière pourra parler d’un
partage du sensible et d’une politique de la littérature : non seulement elle pense le monde,
mais elle contribue aussi à sa configuration et à la catégorisation des formes de l’expérience,
aussi les œuvres du XIXe siècle pourront-elles être considérées comme des matrices
épistémologiques par les sciences humaines. La littérature a une véritable action avant que
ne triomphent les théories de l’autonomie du Texte caractéristique de la modernité littéraire
et dont la Nouvelle critique fera un impératif catégorique.
Cette conférence posera trois questions : le XIXe siècle serait-il l’âge d’or d’un dialogue entre
la littérature et la science, en dépit de l’essor du positivisme ? quelle est la spécificité du nouveau
rapport à la science qu’invente le siècle par rapport aux époques antérieures où la littérature fondait
aussi volontiers sa légitimité sur sa contribution à une connaissance des hommes et du monde, voire
à une régulation morale et politique ? comment les écrivains eux-mêmes pensent-ils la fonction de
la littérature et ses effets cognitifs face à une science révolutionnée, qui est de plus en plus fragmentée
en disciplines, et qui accorde la première place aux sciences de la vie et de la matière ?
Au-delà de la diversité des modèles d’intelligibilité et de la particularité des œuvres, il s’agira de
cerner la logique d’un échange propre au XIXe siècle.

ワ ー ク シ ョ ッ プ 第1部 11月1日(日) 10:00~12:00

ワークショップ1 第1講義室(1階)
Le théâtre de la Révolution française, entre esthétique et politique : Une dramaturgie au cœur de
l’événement Président : Éric AVOCAT (Université Kwansei Gakuin, chargé de cours non-titulaire)
Intervenants : Tomoko TAKASE (Université Meiji), Tomoko NAKAYAMA (Université des Études
Étrangères de Kyoto)

Hôte en 1989 d’un colloque du Bicentenaire, La révolution française et la littérature, introduit par
une belle étude du Professeur Nakagawa sur le théâtre de Sylvain Maréchal, l’Université de Kyoto
est le lieu idéal pour revisiter un répertoire dont la recherche a désormais pris toute la mesure.
Héritier de la pensée dramaturgique des Lumières, animé d’un élan prodigieux par le décret sur
la liberté des théâtres (1791), l’art dramatique joua un rôle clé dans la formation de l’esprit public,
s’affirmant comme un puissant vecteur des débats qui disent et produisent la société nouvelle.
Au cours de cet atelier, Éric AVOCAT fera en préambule une brève présentation du Répertoire du
théâtre républicain, recueil de 220 pièces compilé au 19e siècle. Tomoko TAKASE analysera les
mutations de la sensibilité dont témoigne l’adaptation de l’Othello de Shakespeare par Ducis (1792),
corollaire de la révolution opérée par Talma dans le jeu de l’acteur. Tomoko NAKAYAMA retracera
l’évolution d’un type dramatique, la femme-soldat, de la scène des Lumières à celle de l’an II, où
Desfontaines la fit servir à l’exaltation de la patrie et de la famille (1794). Éric AVOCAT réfléchira
enfin à l’inscription de l’invention dramatique dans l’actualité politique, en traitant de la comédie
de Lebrun-Tossa, La Folie de Georges ou l’ouverture du Parlement d’Angleterre (1794).

ワークショップ2 第2講義室(1階)
関係性の中に置かれたフランス ─ モダニズムの時代における黒人文化表象をめぐって ─

コーディネーター:吉澤英樹(成城大学非常勤講師)

パネリスト:元木淳子(司会、法政大学)、三宅美千代(慶応義塾大学非常勤講師)、柳沢史明(東京大学教務補佐)

本ワークショップは『ブラック・モダニズム─間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化を
めぐって』(未知谷)の刊行と連動して企画され たものである。20 世紀初頭に改めて「発見」された「黒人」
という主題と、両次大戦間の知の枠組みの変動との関わりを解明するプロジェクトの一環として、 今回は
柳沢史明(美学・民族芸術学)と三宅美千代(英語圏文化・文学)と協力し、黒人文化表象が持ちえたモダニティ
を関係性において考えることを目的と している。当日は吉澤が、シュルレアリスムの使用権をブルトンと
争ったイヴァン・ゴルの妻クレール・ゴルの小説『ニグロのジュピター、ヨーロッパを席捲 する』(1928)
を中心に、ドイツ表現主義と当時のフランスの芸術運動との関係を黒人表象の傾向から分析する。
三宅は、アラゴンやベケットと親交をもつ英 国人ナンシー・キュナードが 20 年代後半にフランスで展開
した印刷所運営と、アンソロジー『ニグロ』(1934)の編集活動を取り上げ、間大陸的なモダニズ ムに内在
する黒人問題をめぐる差異や隙意に注目する。柳沢は、両次大戦間のベルギーとフランスの植民地行政間
の相互影響関係や軋轢が黒人芸術の受容や再 生産に与えた影響について、ベルギーの幻想文学作家フラン
ツ・エランが 1922 年に発表した黒人彫刻を擬人化した小説の中にその反映を読み込む。アフリカ 文学
専門家で司会の元木は、議論を整理しコメントを介して会場へと議論を開く。こうして本ワークショップは、
一つの主題を広域的なコーパスにおくこと、 さらに他のディシプリンとの交差の内にフランス文学の特色を
側面的に浮かび上がらせることも目的としている。

ワークショップ3 第7講義室(2階)
「コントル・アタック」のバタイユとブルトン、そしてシュルレアリスム ─ 彼らの共同作業について
ともに再考すること コーディネーター:有馬麻理亜(近畿大学)
パネリスト:鈴木雅雄(司会、早稲田大学)、岩野卓司(明治大学)、丸山真幸(津田塾大学非常勤講師)
バタイユ研究において古典となって久しいドゥニ・オリエの『コンコルド広場占拠』(1974 年)は、ある
勝利の記録である。すなわち、フィリップ・ソレルスら『テル・ケル』グループによるイデオロギー闘争
の勝利である。その一つの(負の?)遺産として、
バタイユとブルトンの「対立」が自明視されるようになり、ブルトンに勝利した(とされる)バタイユには、
「革命」のイメージがつきまとうこととなった。68 年世代、あるいは全共闘世代のヒーローとしてのバ
タイユの誕生である。たしかにバタイユの「過激さ」を最大限に振幅させ、ある別の作家に対する「優位さ」
を示すという読みの型が定着したおかげで、これまで豊穣な研究成果がもたらされてきたといえるのだろう。
これは否定しえない事実である。しかしそれでも、そこで掬い上げられなかったものもまた同じく
らい多かったのではないだろうか。ブルトンとバタイユの対立を所与とせずに、いわば「テル・ケル史観」を
歴史化、相対化してみると、どのような新しい光景が広がることになるのだろうか。フランスではここ数年、
そうした課題に意識的であるような試みが現れはじめている。エリザベス・アーノルド=ブルームフィールド
の『ジョルジュ・バタイユ、テロと文学』(2009 年)や、ミシェル・シュリヤによる最近の仕事がそれに当たる。
決して主流でないとはいえ、このようなフランスにおける近年の潮流を背景として、私たちとしても本ワーク
ショップにおいて、まずは「コントル・アタック」(1935-36 年)の時代を素材に、こ 􏰀􏰀􏰀􏰀の歴史の読み直し作業へ
と共同的にとり組みたい。

日本フランス語フランス文学会 2015 年度秋季大会
ワ ー ク シ ョ ッ プ 第2部 11月1日(日) 13:00~15:00
ワークショップ4 第1講義室(1階)
フランス・ルネサンス文学における隠蔽と解読
コーディネーター:伊藤玄吾(同志社大学) パネリスト:岩下綾(慶應義塾大学)、林千宏(亜細亜大学)、
久保田剛史(青山学院大学)
ミシェル・フーコーの指摘にも見られるように、ルネサンス期における知の体系を特徴づけるものは、言葉と
物との類似性や象徴である。合理主義と神秘主 義が拮抗しあう当時の自然観の下で、世界はみずからに謎を
宿しながらも、記号や言語を手がかりに読み解くべき一冊の書物として認識されていた。さらには 文学や芸術
において、寓意やシンボルなどの修辞的技法や、風刺あるいは神話化といった表象が多用されていたという事実
も、類似性や象徴を作品の「解読格 子」としていたことを物語っている。本発表の主旨は、「隠蔽と解読」を
キーコンセプトに、フランス・ルネサンス期の文学・芸術におけるメッセージの隠蔽 性ないしは表象技法を検証
することにある。

岩下は、ルネサンス期のレトリック理論を手がかりに、ラブレーの『第四の書』における奇怪な挿話群を読み
解きながら、著者自身が「ミトロジー」と称す る架空の物語に隠された多層的な現実/非現実の指示対象物に
ついて明らかにする。林は、デュ・ベレーの『ローマの古跡』および『夢』に描出される象徴的 で謎めいた
一連の情景をめぐって、同時代に流行したエンブレム芸術の影響を指摘しつつ、それらの図像的解読の可能性
について検討する。久保田は、ルネサ ンス期に隆盛を誇った秘密表記法と秘教科学の流れを俯瞰した上で、
それらの集大成とも言うべきヴィジュネールの『数について』を取り上げ、彼の暗号理論 に見られる言語思想
や自然観について考察する。

ワークショップ5 第2講義室(1階)

文学と悪とモラル
コーディネーター・パネリスト:松澤和宏(名古屋大学) パネリスト:越森彦(白百合女子大学)、海老根龍介
(白百合女子大学)、北原ルミ(金城学院大学)
文学(研究)の根拠が厳しく問われている今日、久しく軽視されてきた観のある文学と悪とモラルの関係に光を
あててみたい。越は、リスボン大震災(1755 年11月1日)を契機にしてヴォルテールとルソーの間で展開された
悪の存在と最善説の正当性をめぐる論争の内容を確認したのちに、言説分析の立場から『リス ボンの災禍に
ついての詩 』・「ヴォルテール氏への手紙」・『カンディード』という論争的テクストにおける説得手段と
してのレトリックを分析する。ボード レールは『悪の華』について「悪から美を引き出す」と書いたが、
「悪」は作品の主題にとどまらない。何かを描くという
行為や芸術作品によって魅了するこ ともまた、暴力の行使という一面を持たざるを得ないし、芸術家の方も
ジャーナリズムや公衆からの暴力を逃れられない。海老根は、芸術的創造をこうした力 の葛藤の場と捉える
ボードレールの姿勢を紹介する。松澤は文学とモラルを切り離したなどと言われるフローベールの『ボヴァ
リー夫人』においてブルジョワ 道徳が問題視されていることを読み解く。美徳の「報い」を期待する功利
主義的な作中人物の傍らで、報われない美徳を生きる作中人物がグロテスクな相を帯 びて描かれ、報われ
ない美徳が書く営みにまで及んでくることを明らかにする。ペギーは、1895年の社会党入党直後に三幕劇
『ジャンヌ・ダルク』を執筆し、 1910年の『ジャンヌ・ダルクの愛の神秘劇』においてカトリック信仰へ
の回帰を公に示した。北原は、ドレフュス事件、政教分離法等で政治的対立の深まる世 紀の変わり目に、
ペギーが、ジャンヌを通して、悪の問題をどのように提起したのかを明らかにする。

ワークショップ6 第6講義室(2階)
近代科学と芸術創造 ─ 19-20 世紀における科学と文学の関係 ─ コーディネーター:真野倫平(南山大学)、
梅澤礼(立命館大学)
パネリスト:松村博史(近畿大学)、石橋正孝(立教大学)、橋本一径(早稲田大学)
2012 年から 3 年間にわたり、真野の発案のもと、共同研究「19-20 世紀のヨーロッパにおける科学と
文学の関係」が行なわれた。これは近代の科学や技術が 同時代の文学・芸術作品にいかに反映されて
いるのかを、学際的な視点から解明しようとするものであった。その成果は、2015 年 3 月に出版され
た共著『近 代科学と芸術創造─19-20 世紀のヨーロッパにおける科学と文学の関係─』(真野倫平編、
行路社)として実ることとなった。本ワークショップでは 15 名の共 同執筆者のうち、4 名が代表して
報告を行なう。
まず石橋が「科学に共鳴する文学」の例として、当時の科学リテラシーからすれば荒唐無稽だった気球
操縦法がなぜゴーティエやユゴーを熱狂させたのかを 考察する。次に松村が、「科学を利用する文学」の
例として、バルザックが 18 世紀以前の体質論の医学と、19 世紀の観察医学の違いを意識しつつ、2種類の
異なる医者像を造形していることを取り上げる。だが科学と文学の関係は必ずしもつねに良好なわけではない。
梅澤は「科学に利用される文学」の例として、 作家たちによる監獄描写を否定する形で監獄学が生まれたこと、
そうした監獄学への反発が作家たちをさらに監獄問題へと駆り立てたことを示す。最後に橋本 が、「科学に抗
する文学」の例として、ミシンの普及により閉じ込められるようになった女性たちにとって工房が一種の文学的
空間となっていたことを明らか にする。
本ワークショップは、従来のアカデミックな文学研究では軽視されがちであった領域に注目することで、文学を、
一つの時代を支配する知の制度の一環とし て考察するものであり、分野・世紀を越えた活発な意見交換が期待
される。
ワークショップ7 第7講義室(2階)
Lisible et visible en France au XXe siècle
Largement attestées depuis l'antiquité, les relations entre le texte et l'image ont connu depuis le XIXe
siècle de profonds renouvellements. Les rencontres entre lisible et visible peuvent prendre de nombreuses
formes, de la critique d'art aux usages visuels du signe d'écriture, en passant par les textes inspirés des
arts ou encore les collaborations entre écrivains et artistes. Ce workshop se propose d'explorer quelques
-unes d'entre elles au XXe siècle.
Chiba Fumio évoquera les enjeux des textes écrits sur les images, à partir du cas de Michel Leiris et de ses relations personnelles avec les artistes.
Du texte sur l'image au texte fait image, on espère contribuer à montrer la variété des textes, des images, des supports mais aussi bien sûr des approches, qui constituent cet immense champ d'étude parfois désigné sous le nom d'intermédialité. Le workshop se déroulera en japonais et en français
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補追:ブリュノ・ヴィアール氏の講演会・報告について

2015年10月29日 | 手帳・覚え書き



10月29日アップの本ブログで、ヴィアール氏の講演会に関し簡単なご報告をいたしましたが
ややもすればヴィアール氏がピエール・ルルーのことについてばかり語られたような印象を
与えてしまったかもしれません。
「バルザック、ユゴー、ミシュレとルルーの関係、それに何と現代作家ウルベックとルルーとの
関連性」と書きましたが、これらはすべて会場から質問が出たために、ヴィアール氏がそれに応え
られたもので、講演自体はむしろルルーについての言及はほとんどなかったと言えるほどでした。

実は講演の詳細な内容を順を追い丁寧に書いたものがあったのですが、うっかり消去してしまい
いくら履歴を探しても出てくることがなく、いろいろと調べを尽くして書いた二度と再現不可能な
ほど精魂込めて書いたものだっただけに、涙、涙、でした。
そんな訳ですので、ご指摘に感謝しつつ、誤解を与えるような書き方をしてしまいましたことを
お詫び申し上げます。

ついでながら、10月26日(月)の日仏会館:東京・恵比寿 一階ホールで開催された「Michel
Houellebecq, la République et l’Islam」ディスカッサント: 野崎歓(東京大学)司会:クリストフ・
マルケ日仏会館館長、のウエルベック講演会の参加者数は190名、翌日の中央大の講演会(19世紀の
思想における死と生の衝動」司会:永見文雄 )もまた、30数名を数えました。いずれも大成功の
講演会だったといえるかと思います。

今回はなぜか写真撮影を忘れることが多く残念でしたが、いずれ稀少な数枚をアップするようにいたします。

http://blog.goo.ne.jp/csophie2005/e/521df86ad2da79577f79737f5fb791b7

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B.ヴィアール氏講演会10月28日(水)慶應義塾大学三田キャンパスのご報告

2015年10月29日 | 手帳・覚え書き
サンド学会の皆さまへ

 ブリュノ・ヴィアール先生は、本日で4日連続のすべての講演を大成功のうちに終えられました。

 先ずはヴィアール氏に皆さまからの来日歓迎のご挨拶をお伝えしましたところ、2004年のサンド
生誕200年記念のコロックでご一緒した懐かしい懐かしいサンド研究者の皆さんたちに、そして
研究会の皆さまにも、くれぐれもよろしくお伝え下さいとのことでした。

 水曜日の講演会の前には、裏千家の点茶の体験をご夫妻にご案内いたし、その後、皇居周辺を散策
有楽町のエルメスを覗くなど、なさいました。

 夕方からは慶應大・三田キャンパスの講演「ロマン主義と社会主義」(司会・コーディネーターは
小倉孝誠先生)でした。大学院生も多く参加されており会場は満杯でしたので、参加者は30名以上
だったと思われます。サンドにも大いに言及されたおよそ1時間の講演の後、たっぷり時間の余裕を
もたせた質疑応答に入りました。ベニシューの『作家の聖別』の翻訳者(辻川慶子さん)やポール・
クローデル賞の受賞者(伊達聖伸さん)など、若い方々の見事なフランス語の質問あり、バルザック
ユゴー、ミシュレに関するシルヴァー世代の先生方の核心をつく多様な質問ありで、ヴィアール氏は
ロマン主義の定義からロマン主義作家について、あるいはバルザック、ユゴー、ミシュレとルルーの
関係、それに何と現代作家ウルベックとルルーとの関連性、小説 Soumissionのこと、果てはブルデュ
ーの『芸術の規則』やミッシェル・オンフレーにまで言及され、気がつけば予定時間を20分以上も
オーバーして質疑応答だけでほぼ一時間半が経過しており、参加者一同、大満足の拍手喝采のうちに
講演会は閉幕となりました。ロマン主義については伝統的なフランス文学史の知識を凌駕する、画期的
かつ斬新な内容の講演で、巧みな司会と活発な質疑応答とが相乗効果をなし、多岐にわたる問題点が
さらに深く追求されたという意味で、極めて興味深く刺激的な講演会だったのではないかと思います。


                  取り急ぎまして
                  簡単なご報告までにて 
                  
追伸:明後日31日からは仏文学会秋季大会が開催されますが、先生方にお目にかかれますことを
   愉しみにいたしております。昼食会に遅れないよう、がんばって馳せ参じます。


http://bibliobs.nouvelobs.com/romans/20120511.OBS5369/houellebecq-est-mal-lu.html


   
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George Sand, «la femme du siècle»

2015年10月28日 | 手帳・覚え書き
George Sand dans son jardin

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リマインダー:Viard氏講演会

2015年10月26日 | 手帳・覚え書き

http://blog.goo.ne.jp/csophie2005/e/863da7ba0bb04f2faee5f1963c8a3b9e

先日お知らせしましたように
サンド学会が2004年にお招きし、2013年にも来日され、日本のフランス文学界
のみならず社会学・哲学界にも新たな知見と斬新なロマン主義文学批評を開示
されたエクス=マルセイユ大学のブリュノ・ヴィアール教授が再び来訪されます。
お忙しいこととは存じますが、今回も興味深い内容のご講演です。
是非ご参加下さいますよう、お知らせいたします。

ブリュノ・ヴィヤール氏の講演会;東京 2015年10月
Conférences de Bruno Viard (Aix-Marseille Université)
Tokyo, octobre 2015

10月26日 木 18h30-20h30 日仏会館:東京・恵比寿 一階ホール 同時通訳
「Michel Houellebecq, la République et l’Islam」
ディスカッサント: 野崎歓(東京大学)
司会:クリストフ・マルケ
参加費: 無料
同時通訳あり /定員120名 / 要事前予約
主催: (公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
助成: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
後援: 河出書房新社
lundi 26, 18h30-20h30, dans l’auditorium de la Maison franco- japonaise
(avec traduction simultanée)
Michel Houellebecq, la République et l’Islam
avec Nozaki Kan (Université de Tokyo) comme discutant
(Responsable : Christophe Marquet )

10月27日 火 16h40-19h  中央大学・八王子キャンパス 2号館4階 逐次訳
「19世紀の思想における死と生の衝動」 司会:永見文雄
mardi 27, 16h40-19h, Université Chuo (Campus Hachioji),
dans la salle de conférence 2, Bâtiment 2, 4ème étage
(avec traduction consécutive)
Pulsion de mort et pulsion de vie dans la pensée du XIX° siècle
(Responsable : Nagami Fumio

10月28日 水 17h-19h, 慶應義塾大学・三田キャンパス 東館4階セミナー室
「ロマン主義と社会主義」 司会:小倉孝誠
mercredi 28, 17h-19h, Université Keio (campus de Mita),
Bâtiment Est, 4ème étage, sale de séminaire (sans traduction)
Romantisme et socialisme : quels rapports?
(Responsable : Ogura Kôsei)

10月29日 木 18h-20h 日仏会館:東京・恵比寿 504号室
「人間には何かできるのか。マルセル・モース:利己主義と利他主義」
司会:三浦信孝
jeudi 29, 18h-20h, dans la salle 501 de la Maison franco-japonaise
(avec traduction en résumé)
Que peut vraiment l’homme ?
Marcel Mauss, l’altruisme et l’égoïsme…
(Responsable : Miura Nobutaka )

参考:
『100語でわかるロマン主義』 (文庫クセジュ) 新書 – 2012/8/17
新書: 174ページ
出版社: 白水社 (2012/8/17)
言語: 日本語
Amazon 売れ筋ランキング
182位 ─ 本 > 新書 > 文庫クセジュ

ヴィヤールご夫妻には、エクス・マルセイユ大学の博士課程留学中
また、その後の夫の仏滞在(サバティカル)の折など、家族ぐるみで
別荘やご自宅にと滞在させて頂き、たいへんお世話になりました。
懐かしい思い出とともに今でも深く感謝しております。

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Pierre Leroux

2015年10月25日 | 手帳・覚え書き
"Les vivants se nourrissent des morts", disait Pierre Leroux,
qui comparait le progrès des générations à un arbre ou à un fleuve.
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ブリュノ・ヴィアール氏講演会 10月28日(水)17時~19時 慶應義塾大学三田キャンパス

2015年10月24日 | 手帳・覚え書き
是非、お運び下さい。
皆さまにお会いできることを楽しみにいたしております。


公開講演会のご案内

 日仏会館の招聘で来日するブリュノ・ヴィアール氏(フランス・プロヴァンス大学教授)の
講演会を、下記の要領で開催します。
ヴィアール氏はロマン主義の専門家ですが、同時に社会学思想や現代文学にも造詣の深い方です。
 今回の講演では、19世紀から20世紀初頭までを視野に入れて、ロマン主義と社会主義の関係を
考察します。

Ouvrages principaux  主要著作:
Littérature et déchirure de Montaigne à Houellebecq, Garnier 2013.
Les 100 mots du romantisme, PUF, 2010.
邦訳:ブリュノ・ヴィアール『100語でわかるロマン主義』
小倉孝誠・辻川慶子訳、白水社、2012年
Lire les romantiques français, PUF, 2009.

 当日は講演の後、議論と質疑応答に十分な時間を取る予定です。
参加についての事前のご連絡は不要ですので、お気軽にご参加ください。
なお本講演は、慶應義塾小泉基金による外国人学者招聘費補助制度によって実現するものです。



Bruno Viard
(Professeur à l’Université de Provence)

Romantisme et socialisme
Le romantisme est étudié par les historiens de l’art et de la littérature tandis que
le socialisme intéresse les historiens des idées. Notre rapprochement n’est donc
pas chose si commune. Cette division est aggravée par la tendance actuelle des
disciplines à se spécialiser sur des enjeux de plus ne plus restreints. L’analyse est
à l’ordre du jour ! Je vais au contraire tenter une synthèse en réfléchissant avec
vous à la relation qu’entretiennent deux phénomènes contemporains apparus au
lendemain de la Révolution française, le romantisme et le socialisme, aussi féconds
l’un que l’autre pendant la première moitié du XIX° siècle et bien au-delà.
Jusqu’à la chute du mur de Berlin, le socialisme français a été très sous-estimé
en raison de l’hégémonie du marxisme en matière de socialisme. Quant au romantisme,
c’est une notion vague et mal définie qui finit par ne plus rien vouloir dire. On parle
souvent de la période romantique pour désigner les années 1800 – 1850 : dans ce cas,
le mot romantisme fonctionne comme une valise où en entasse les objets les plus divers.
Il me semble que le rapprochement des deux termes romantisme et socialisme peut aider
à définir l’un par l’autre.


日時:2015年10月28日(水) 17:00-19:00
   使用言語:フランス語(通訳なし) 入場無料
Mercredi 28 octobre 2015, 17h00-19h00, en français, entrée libre

場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 東館4階 セミナー室
Université Keio, Campus de Mita, Bâtiment Est, 4e étage, Salle de séminaire

主催:慶應義塾大学文学部 仏文学専攻
Département de langue et littérature françaises, Université Keio

後援:自然主義文学研究会 Groupe japonais d’études naturalistes

問合せ先/Contact:小倉孝誠 E-mail: ogura@flet.keio.ac.jp
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SJLLF 秋季大会 19世紀関連発表

2015年10月22日 | 手帳・覚え書き
日時:10月31日(土)
場所:京都大学 吉田キャンパス 本部構内 文学部校舎
〒606-8501 京都市左京区吉田本町


第1部(13:25~14:55)
19世紀A  大会議室 (地下1階)
司会:稲垣直樹(京都大学)
1. 旅行者の視線 ─ 旅行記作品からみる旅行者シャトーブリアンと旅行世界の関係
野澤督(慶應義塾大学非常勤講師)
2. シャトーブリアン『ランセの生涯』における晩年のレトリック
秋元陽平(東京大学博士課程)
3. 『ブヴァールとペキュシェ』における社会的カトリシズムの表象
中島太郎(早稲田大学非常勤講師)

19世紀B  第1 講義室 (1 階)
司会:中地義和(東京大学)
1. デボルド=ヴァルモールの政治詩と信仰 ─ 1830 年代の作品を中心に
岡部杏子(早稲田大学助手)

2. テオドール・ド・バンヴィル『フランス詩小論』における十行詩節の問題
五味田泰(慶應義塾大学非常勤講師)
3. ランボーの詩学における記憶のメカニズム ―「烏」と「カシスの川」を巡る烏の両義性 ―
田島義士(神戸大学非常勤講師)

19世紀C 第2 講義室 (1 階)
司会:倉方健作(九州大学)
1. グザヴィエ・フォルヌレ『失われた時』の演劇性
辻村永樹(早稲田大学非常勤講師)
2.芸術キャバレー「シャノワール」の作家たちとモデル小説 ̶『ディナ・サミュ
エル』『ハラキリ』を中心に ̶
岡本夢子(京都大学博士課程) 中筋朋(愛媛大学専任講師)
3サン=ポル=ルーと 19 世紀末フランス演劇
中筋朋(愛媛大学専任講師)

第2部(15:05~16:35)
19 世紀 E
司会:松村博史(近畿大学)
1. バルザックにおける女性神秘思想家 ─ ギュイヨン夫人を中心に
大須賀沙織(早稲田大学助教)
2. バルザックにおける E.T.A.ホフマン『ドン・ジュアンの上演』の受容 ―『あら皮』を中心に
山崎恭宏(同志社大学非常勤講師)
3. プロスペル・メリメ『コロンバ』における「私」と三人称の語り
大北彰子(京都大学博士課程)

19 世紀 F
司会:宗像衣子(神戸松蔭女子学院大学)
1. 虚構の舞台としてのマラルメの詩 ̶ 発話の観点から「yx のソネ」を例に
松浦菜美子(京都大学博士課程)
2. マラルメの文芸
立花史(慶應義塾大学非常勤講師)
3. ステファヌ・マラルメにおける出版=発表の理論と実践
中畑寛之(神戸大学准教授)

ーーー
行き方:
京都駅烏丸口→D2乗り場から206系統のバス→京大正門前にて下車
所要時間・約31分
もしくは
地下鉄烏丸線 国際会館ゆき→今出川駅下車 3番出口→
地上の烏丸今出川バス停→201系統で京大正門前


もしくは203系統で百万遍にて降車

帰り:
京都市営バス・206号系統に、京大正門前で乗車し、京都駅下車
所要時間は約31分、17停留所。片道運賃220円。
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『ジョルジュ・サンド事典』第1巻A-J:"DICTIONNAIRE GEORGE SAND"

2015年10月21日 | 手帳・覚え書き
クレルモン・フェラン大学のシモーヌ・ベルナール=グリフィス教授および
パスカル・オーレリー=ジョンシエール教授の編纂・監修による『ジョルジュ・
サンド事典』第一巻(A-J)が、2015年10月、ついに出版されました。
『サンド全集』を出版しているオノレ・シャンピオン社からです。

本事典は、世界のサンド研究者84名が協力し、サンドの作品とテーマ別に
分類した324項目について、解説が施されています。

日本からは坂本千代先生と西尾治子が執筆協力しました。このお話を頂いた
のは、今から何年前だったのかよく思い出せないほど以前のことで(おそらく
6、7年前か、それより前だったかもしれません)、事典や辞書が出来上がる
までには10年以上かかるのはよくあることですから驚きませんが、いずれに
しても、出版の運びとなったのは、とてもうれしいことです。

もちろんフランス語で書かれていますが、日本からも取り寄せることができます。
少々高価ですが、よろしかったら是非お買い求め下さい:
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-02-9782745329608


^^^^^^
"DICTIONNAIRE GEORGE SAND"
SOUS LA DIRECTION DE SIMONE BERNARD-GRIFFITHS
ET PASCALE AURAIX-JONCHIÈRE

Avec ses 181 entrées par œuvre, ses 143 entrées thématiques et ses 84 collaborateurs,
ce Dictionnaire souhaiterait donner une vue d’ensemble d’une « œuvre-vie » qui compte
parmi les grandes aventures scripturales du siècle romantique.
Ont été prises en compte la pensée philosophique, politique et religieuse, la quête identitaire,
la construction d’un monde imaginé qui s’expriment dans la diversité des genres et des modes
d’écriture et s’unifient autour de figures archétypales, de thèmes et de motifs récurrents.
Les conditions de la production littéraire et la réception de l’œuvre en Amérique, en Asie,
en Europe, ont aussi fait l’objet d’études.

Simone Bernard-Griffiths, professeur émérite de Littérature française du XIXe siècle à l’Université
Blaise Pascal de Clermont-Ferrand, est l’auteur d’une cinquantaine de publications sur George Sand, 
qu’il s’agisse d’articles ou de recueils collectifs dirigés ou codirigés.

Pascale Auraix-Jonchière, professeur de Littérature française du XIXe siècle à l’Université Blaise Pascal
de Clermont-Ferrand où elle dirige le CELIS (Centre de recherches sur les Littératures et la Sociopoétique),
est l’auteur d’une trentaine d’articles sur George Sand.

Collection DICTIONNAIRES ET REFERENCES
Format 15,5 X 23,5 CM
No dans la collection 0036
Nombre de volume 2
Nombre de pages 1266
Type de reliure BROCHÉ
ISBN 9782745329608
Date de publication 09/10/2015
Lieu d'édition PARIS

180,00 €

http://www.honorechampion.com/fr/champion/9401-book-08532960-9782745329608.html

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