いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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天皇・皇后陛下のお振る舞い

2005年07月03日 15時20分15秒 | 俺のそれ
私のような下賤の民が、陛下について何か書くなど畏れ多いのですが、少し思うところについて書いてみたい。慣れない書き方なので、言葉遣いがオカシイところが多いとは思いますが、どうぞご容赦下さい。普段、偉い方々とお話する機会がないもので、育ちの悪さが出てしまうと思います・・・。恥ずかし。。。


先日サイパン島へご慰霊のためにご訪問されましたが、このような行動をおとりになられたことには、天皇陛下ご夫妻の深慮がおありなのだと思います。私は歴史学的素養など全く持ち合わせておりませんし、過去の天皇家のことや皇室のことなどについて殆ど知らないと言えると思います。しかしながら、天皇陛下ご夫妻に対する、単なる一国民からの敬慕の念は普通に持っていると思っています。それは、特別な思想に裏付けられたものとは全く異なり、無知なるが故の、日本人としての「根源」というか、「父なる存在」というような、心情的な安心感によるもののように思います。これは私だけの感じ方なのかもしれませんので、多くの方々がどうお考えになられているかは存じ上げません。


今よりも若い時分には、「天皇」という存在が私にとっては全くの無縁なるものであり、外国の王室と何も相違がなかったのですが、徐々に変わっていきました。それは時折国民にも明らかにされる、ご発言、皇室行事や皇室外交などを拝見しておりまして、次第に自分の中にある「日本人」という意味を考えるようになったと思います。そのような中から、天皇陛下への考え方が出て来たように思います。私の中にある自分の日本人としての起源を、陛下の中に求め見出そうとしているのかもしれません。


天皇陛下ご夫妻の、国民にお向けになられる深い愛情と申しますか、また、人としての「正しい行い」を身をもってお示しになられるお考えやお姿には、感銘を受けます。他のブログにも書かれていた記事について、是非紹介しておきたいと思います。

今上天皇のファンです。
陛下らしい慰霊の旅:サイパンご訪問


陛下ご夫妻は、決して余計な言葉を国民に向けて、お話になりません。お言葉を下さらなくとも、「おこない」と「お姿」でお示しになられていると思います。私ごときが、こんなことを申すのも如何なものかとは思いますが、私のようにあれこれ「不満」を言ったり、無駄に発言したり、ということもなく、それでいて、人の心に訴え感銘をお与えになる「おこない」をするということは、誠に困難なことであろうと思います。ですが、陛下ご夫妻は、自然なお振る舞いの中で、ご表現されておられるのです。そういうところに、陛下のお示しになられる「人としてのあるべき姿、おこない」を感じ取れるような気がします。


私は恥じ入るばかりですが、そういう思いがあるのであり、同時に私が「日本人であること」を再確認できる気がするのです。皇室典範とか女性天皇の問題などについては、特別な考えなどもないのですが、今後も皇室をきちんと継承して頂ければ、国民としては何よりと思っております。



中国海軍の脅威

2005年07月03日 12時12分31秒 | 防衛問題
以前から日米の強い関心となっていた「中国海軍」に警戒感―これは日本にとって防衛上の死活問題である。日本の安全保障上最も憂慮すべき事態は、制海権を奪われることであり、輸入大国の日本にとって海外からの補給線確保は至上命題である。中国は過去の実績から見ると、あくまで大陸国家であって、陸上戦に重点が置かれ、海上戦力は貧弱なものが多かったと思う。しかし、近年外貨獲得に勤しむロシアから大型駆逐艦や原潜などを購入しており、昔に比べれば近代化が進められつつある。また、IBMのPC部門買収などを見て分るように、民生品レベルが向上することで軍事用電子部品などを多く必要とする装備・システムの近代化を、急速に図ることが可能になっている。一方では、独自の衛星技術開発に積極的であり、軍事用衛星などの利用も増える可能性は高い。


Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 「中国海軍艦艇の動向注視」防衛白書の概要が判明


こうした経済発展を背景にした軍事部門の近代化が進めば、「もっといいものが欲しい」と思うようになることは確かであり、古臭い陸上戦力と人海戦術頼み、という観念から離れて、近代的軍事力整備が本格化するならば、いずれロシアを抜いてアメリカに挑戦可能となる軍事力を持つ可能性もある。ただ、戦力運用とか海上戦の経験には非常に大きな隔たりがあり、現在のレベルの中国では「楽負け」であるが。しかし、台湾程度の弱小戦力を凌駕することは何ら困難なことではない。中国の脅威は、陸地の中にあるうちはそう大したことはない。だが、海に飛び出してきた場合には、「数で圧倒」という作戦もとり得るので厄介だ。かつて元の襲来を受けた時に、日本が海上戦で勝った訳でもなく、水際の上陸阻止作戦で凌げたというだけであったのですから。


中国軍の昔の水軍は、大河主体であったので、海上戦には向いてなかったのかもしれない。日本人は「海の民」であるので、海上戦闘に関する訓練・経験では「一日の長」があると思うが、航空戦力も含めた海洋での防衛力が十分対抗可能な水準なのかは判らない。前に防衛政策についての記事に書いたことがあったが、最も重視するのは「海上戦での勝利」であり、東シナ海、台湾海峡での中国海軍の封鎖が出来るかどうかが重要でしょう。

私は旧帝国海軍の信奉者というわけではありませんが、自衛隊が無駄に陸上戦力の充実を図ることはあまり意味がないだろうし、実際の運用面でも海上自衛隊の増強・整備の方がはるかに役立つと思います。中国海軍の軍事行動に対抗できるのは、戦車でもなければ自走砲でもありません。あくまで、潜水艦を含めた海上戦力なのです。中国軍は、日本の陸上戦力にいきなり挑んできたりはしません。それよりも、海洋での軍事行動で挑んでくる可能性の方が高いのですから。そういうことを念頭に置いて防衛計画を策定するべきで、防衛力整備も陸上部隊偏重主義は改めるべきである。