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経済教育サミット開催

2005年07月11日 21時37分40秒 | 社会全般
予定されていた経済教育サミット(経済教育のこと)が開催されたようです。中々ユニークな企画であると思いました。この企画は、やっぱり平ちゃん主導だったのかな?経済財政諮問会議の民間議員(特に、本間・吉川両教授は、ですかね)も、「経済学アレルギー」を(いや、むしろ経済学者アレルギー?かも、笑)払拭して欲しい、という意図もあるかもしれませんね(笑)。私もアレルギー反応を示している部分がありますし。


NIKKEI NET:経済ニュース

もう一つ。
NIKKEI NET:経済ニュース


しかも、関係閣僚と日銀総裁までが出張ってきておりましたから、「経済知識」についての国民への啓蒙が特に重要であると考えたのでしょう。しかし、経済学に詳しい方々からは、冷ややかに思われているかもしれませんね。「経済音痴が集まって、経済教育を語れるのか」って(笑)。それは、あくまで冗談ですが。


私は良い試みだと思いますが、実効性となると、よく分りません(あまり期待出来ない面もあるかもしれないですね)。ですが、ほりえもん騒動を通して感じたことというのは、あのような出来事によって国民の経済に対する関心は非常に高まり、経済の一部についての理解のキッカケにはなったと思います。ですので、教育の中で基礎的知識を養うということに意味はあると思います。少なくとも、厚労省が、”「401k」の投資運用教育を手がけよう、加入している従業員に事業主が教育しよう”などという無謀な政策(401kの「投資教育」は誰の仕事?)を実行しようとするよりは、はるかにいいですね(笑)。


先日内閣府が牛丼店経営の教育ソフトを作ったそうで、それについても披露されたり、検討されたりしたんですよね。どんなお話だったのか、面白そうで興味がありますが、詳しく分りません。今後、本格的なカリキュラムとか生徒の関心・興味を高められる授業といった部分も検討されていくでしょう。若者達の一部には「株式投資熱」も見られるようですし、経済学教育の重要性については誰しも認めているところでしょう。



内閣府経済総合研究所

2005年07月11日 21時20分24秒 | 行政制度
「マジンガーZの基地建設に関する研究」と同じだ、とまで酷評してしまった(諮問会議批判噴出)内閣府の経済総合研究所ですが、「単なる個人的見解」からの脱却を目指して政策提言に繋がる基礎的研究をやっていく、ということにしたようです。誤解のないようにお断りしておきますが、元々の組織としての経済総合研究所を非難している訳ではありませんよ(笑)。


NIKKEI NET:経済ニュース

この記事より以下に転載。

内閣府の経済社会総合研究所は8日、政策提言につながるような基礎研究を進めるねらいで「科学技術」と「災害」の研究チームを新設した。省庁再編で府内に設けられた社会関連の研究に力を入れる。両チームは文部科学省など他の省庁からも研究員を受け入れる。科学技術チームはバイオ技術の進歩が国民生活の向上にどう寄与したかなど、把握しにくかった効果を数字に表して分析。災害チームは正確な損失額の算出によって、緊急時に必要となりそうな金融政策を考える。



研究所の運営方針とか、どのような人事組織となっているのか、非常勤の方々の研究割合がどのようになっているのか、などということもよく知りません。ただ、発表されている論文等を見ると、必ず「研究者の個人的見解であり、政府・省庁の考えではない」ということになっている訳です。そりゃ、そういう面は仕方がないとも思いますが、折角いい論文や研究があったとしても、放りっぱなし、出しっぱなし、ってことについて非難している訳ですね。なぜ、そこで終わらせるのか、「お蔵入り」にしておいて行政の何の役に立つのか、と思うわけです。公的組織である以上、内閣府ならば既におわかりのように、PDCAサイクルに載せなければならない、ということです。


こうした考え方で臨まなければ、例えば「新たな都市計画と地方財政評価」とか「女性の就業率向上のための社会保障制度のあり方」とかを研究してペーパーを書いたのと、先の「マジンガーZ~」と、行政政策上何か違いがありますか、と問うてる訳です。既に実施されている制度・政策についての効果判定でも、今後要求される制度設計のevidenceとするのでも、産業育成に繋がる基礎研究でも、それは何だっていいのですが、必ず評価をして下さいよ、ということです。論文によって、仮に経済学的に無駄なコスト・ベネフィットとなっている他省庁の政策があるのであれば、論文を提示して政策見直しに使うとか、担当部局が手がけていない部分への政策導入の検討に付すとか、そういう意味のある使い方が必要なのではないですか、と思うのですね。他にも、各種審議会・委員会等の基礎的資料として提出し、提言検討段階でのたたき台とか代表的反対意見の例とか、そういった使い道が色々考えられるのではありませんか、ということを申し上げている訳です。


そうでなければ、研究者達は何の為にペーパーを書いたり、研究したりするのですか?自己満足の為ですか?成果の活用が全くないペーパーを書いた研究者達や非常勤の大学教授達は、これをどう思うのですか?折角書いたペーパーは、仲間内だけで「いいのが書けたね」「ノルマを一つ果たしたよ」とかそんなレベルでいいとお考えでしょうか?


今後EBPMを目指して、統計数値もきちんと管理しましょう、司令塔を内閣府に置きましょう、ということであればなおのこと、研究成果を有効活用していくことが求められるのではありませんか?研究員達も、自分の研究成果が何かに活かされるのであれば、モチベーションアップに繋がるかもしれないですし。そういう視点で、取り組んでいくべきなのではありませんか、と思うのですね。

勿論、全ての論文を査読に回せとは申しません。中には、単なる好奇心で書くものが存在してもよいと思いますし、例えば「ヒューマノイド型ロボット工学の将来における宇宙開発分野での貢献度を予測する」や「深海資源開発の為の海洋基地建設の費用対効果分析」などといった、今すぐカネになる分野でないことでもいいと思いますよ。全部が政策決定に則したものでなくともよいですよ。そういう自由度が残されている方が、意外といいアイディアとか着眼点の発見に繋がるかもしれないですし。科学や産業の進歩・発展というのは、単純な知的好奇心などから案外産まれてくるものだと思いますし。


ですが、そういう部分が存在しながらも、大半は投入された資金(税金)に見合う働きを求められるのですから、内部の研究者同士(同じような分野の人達でいいでしょうし、非常勤研究者に依頼してもよいでしょう)で簡単な査読委員会を作って、客観的な相互評価を行いより精度の高いペーパーとすることも可能なのではないでしょうか。それに、他の専門家達からの、ある程度の批判にも耐えられる内容とすることも必要でしょう(笑)。


これと似た役割の組織としては、経済産業省所管の経済研究所もありますね。非常に似たような業務をバラバラに行っているということも何故なのか分りませんけれども、別組織として存在するなら、それなりの役割分担を行うとか、研究対象・内容についてある程度区分してみるとか、そういうことがないと、はっきり申し上げるならば「一本化した方が効率的」ということになりますね。どうも弱点と目されている(笑)財務省の政策についての、マクロ経済分析をしっかりやっていくとか、そういった役割分担も考えていく必要がありますね。


また、先日記事に書いたのですが、日本学術会議という政策提言組織を有しているのですから、官学共同研究などでEBPMのベースを組み上げるということがあってもいいと思いますよ。内閣府の中にはこうした機能も組織も有している訳ですから、これらをいかに有機的に連携させながら有効に使っていくか、互いが知らんぷりしてないで協力するべきでしょうね。民間シンクタンクなどにわざわざ多額の費用を払って何でもかんでも委託する前に、内部的に出来ることは平行してやっていき、最後の出来上がった研究論文の比較検討に付すとか、いくらでも工夫の余地がありますよ(勿論結果がダメなら、次は委託しませんね)。

実際、民間エコノミストの評価については、提灯記事ならぬ提灯研究や結論ありきの都合よい分析結果などの危惧もあるのですから(某辛口経済学者評、笑)、単純に「金を出す」という前に、行政が持つ”自前組織”の潜在力を見直すべきですね。それに、どうせ金を出すなら、安く請け負ってくれる大学の経済学者の方が得になることもあるかもしれないですし(笑)、高給取りばかりの民間シンクタンクにぼったくられるよりもいいかもしれないですよ(別に民間シンクタンクが高額な費用を吹っかけてるとは言ってませんよ。現実がどうなのか全く知りませんし)。きっと貧乏学者なら、大喜びで安い費用でも研究を請け負ってくれるでしょう(笑)。


ですので、経済総合研究所に慌てて政策提言の研究チームを発足させたりしてくれ、とは思っていませんが、今までに積み上げてきた研究者達の研究成果を活かせる道・方法を普通に考えてもらえればいいと思いますよ。「あるものを有効に使いましょう」「成果は活かしましょう」ということですね。


今日の妻8

2005年07月11日 11時44分54秒 | 俺のそれ
3ヶ月ぶりくらいの登場です、ウチの妻。忘れ去られたシリーズですね(笑)。
ある漫画雑誌(って、『少年マガジン』ですけど。笑)が私の部屋にずーっとあったらしく、約3年くらい忘れて放置されたままになっていたのですが、昨日それを偶然妻が発見したのです。(大きな旅行バッグのような中にあったのでは?)

別にそれ自体に問題ある訳ではないのですが、私が普段漫画雑誌を購入することなどまずないので、それが疑問だったらしい。でも、確か何処かに出張する用事があり、移動途中で回し読みするために売店でちょっと買ってみただけなのですけど。


一体何が問題だったのか?実は巻頭ページに巨乳系某グラビアアイドルの水着写真があり、妻はそれを見たらしい(笑)。

で、妻の一言。
「○○パイみたいなのが好きなんだねー(冷笑ぎみ)」
(○○はアイドルの名前の一部)
「え~?な、何?」
(何のことか分らないってば)

「知ってるのよ~、好きなんでしょ?」
「い、いぁあ、別に」
(何が言いたいのだい?俺が何したっていうの?)
「家族が寝静まった後で、こっそり見てるんでしょ?」
「何を?」
「これよ」(と、手にしていた袋から本を取り出す)
(あー、そういえば、昔あったような・・・)

「別にいいのよ~、若い子の方がいいもんねー」
(と言いつつ、グラビアページを開く)
「違うよ、本当だってば。たまたま忘れて置いてただけ」
(ホントに、そんなつもりじゃないってば)
「あら、そうぉ。オッパイ大きいもんねー」
「だから、チ・ガ・ウって」

妻は笑っていた。
私の反応を見て、からかっていたのだろう。
私が少し慌てた様子だったからなのかな。

こっちだって、高校生じゃあるまいし、水着グラビアくらいで(笑)
興奮なんぞせんわい。だが、まるで大失敗を悟られた時のように、
恥ずかしかった。
って、何故私が恥ずかしがらねばならないのだ!

やはり、少年誌には、グラビアは良くないな(笑)。
いらぬ誤解を生じてしまうじゃないか。



話題シリーズ3

2005年07月11日 00時35分41秒 | 社会全般
全くの勝手な都合により、シリーズ表題の変更をしました。「小さな話題シリーズ」にしてましたが、話題として「小さい」ということでもなく、単に私の書いている内容が、細切れになっているというだけですので、「小さな」というのを除くことにしました。一般の人々にとって、出来事そのものが「小さい」という評価ではないかもしれないな、と思ったりしたので。そんな訳で、「話題シリーズ」という安易な表題とすることにします(記事に一部追加しました)。

1)天下りのこと

先日書いた記事(変革の為のステップかな?)の続報ということになります。中々良く書いている記事だと思いましたので、是非ピックアップしておきたいと思いました。

東京新聞 天下り 経団連『受け入れ停止』検討報道の衝撃


日本の国はこれからどのように進んでいくか、国民はどういう生き方をしていくか、そういう難しい問題を抱えた時代なのであり、財政難・少子高齢化という困難を克服していくという意味で、政治家達、官僚達、産業界、学界、そういった人々が一致協力して進んで行こうという機運が見えてきたのだと受け止めたい。今までの「悪いシステム」を排除し、悪い政官業スクラムを切り崩し、逆に、有意義な、国民の為になる、ひいては国際社会にも貢献できる、そういう政治システムを作って行こう、という新たな試みなのだと”前向きに”考えております(笑)。今はその途上なのであり、変革への挑戦なのだと思っています。

東京新聞記事にも登場した経済同友会(丹羽氏)については、以前にブログの記事(郵政民営化のまとめ編4)で紹介しました。氏は貧困・飢餓(参考記事:アメリカ凋落の日)の撲滅にも取り組むようですね。


2)六カ国協議再開

米中ラインの裏事情がどうであったのか、これはよく分からない。米国議員団が2月に北朝鮮と中国訪問をしたと思うが、当時からの動きというのがどういった影響力を持っていたのか、中国が北朝鮮にどのような取引をしたのか、そういうところも全く見えない。少なくとも、日本側の働きかけというのが、北朝鮮の態度の変化には効力がなかったであろうと思う。米国が北朝鮮に何かを保障したのかもしれない(例えば体制維持?とか、空爆はしない、とか?)。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 核完全放棄を強く要求へ 日本政府


ただ言えることは、再開は望ましいことで、オセロゲームのように、日本が置いた駒が直接北朝鮮を裏返さなくとも、全然違うところに置いた効果で、一緒にひっくり返ったようなものである。北朝鮮という黒の駒があって、白の駒のプレーヤーは米・中・露・韓・日と豊富にいるし、無駄な所にばかり駒を置いていた韓とか日(これは?かな、よくわからない)の手では一向に裏返せなかったのだが、米中露あたりの周囲の空きスペースを埋める手が奏功して、北朝鮮の黒い駒が遂に白へと裏返ったような感じです。米中ラインでうまく北朝鮮を挟んだ、ということになるでしょう。なので、日本は「核問題」だけを前面に出すしかないが、他の4カ国の態度を見ながら、チャンスがあれば「拉致問題」も出していくということになるでしょう。その時には、中国の態度が問題であり、拉致問題を議題に挙げることには必ず反対するでしょうし(きっと、再開された協議が日本のせいで再び中断する可能性が高くなる、というような言い分だろう)、米韓も日本に同調しづらい状況となっているでしょう。米国にとっては、日本の拉致問題を解決していくことよりも当然核問題に強い関心があるのだし、拉致解決の糸口を見つけたところで日本に恩を売るくらいにしか使えないとなれば、重要性が低く後回しの問題であっても不思議ではない。中国との関係に気を遣うのが当たり前だろうと思うし。


3)谷垣財務相の意欲

「助さん角さん」(国内政治のひと休み)の1人、谷垣君が少し考えて行動してみたようです。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <谷垣財務相>自民党後継総裁への名乗り、意欲示す


前から言っているように、少し話をして行った方がいいですよ、谷垣君は。

次期総裁レースのヒント?

先日の衆院採決で、存在感を出すことに燃えていた平沼議員などがあれこれ画策するのも腹立たしいので、そういう連中に出し抜かれないように、もっと頑張ってみた方がいいですよ、谷垣君。
高村さんも、「次に手を挙げないということであれば、特別な理由が必要」という、まるで「必然説」を自分で主張しているようですし。

Yahoo!ニュース - 共同通信 - 高村氏がポスト小泉に意欲 石原都知事は転身否定


4)総務省の気持ち

先日来、話題をネット上で振りまいた総務省ですが、気持ちは判りましたよ、何となく。ネット上での問題というのが確かにある訳で、それを何とか改善できる方向へと進めていけないか、ということについても、行政として考えてみようという姿勢はあっても不思議ではないですから。ですが、実際に規制とか制度となれば一筋縄ではいかない問題もあるので、踏み込むには難しい部分も多い。反対者たちが多くいることも想定されますし。

最終的に、どんな政策が適切なのか、というのは、やはり専門家の意見・判断を尊重するということになると思います。「言論・表現の自由」というのは、難しい問題ではありますね。