いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

菅総理も鳩山政権と同じ轍

2011年04月29日 13時27分34秒 | おかしいぞ
菅総理は、どうしようもないな。
民主党自体も、本物のク●だ。性根が腐ってるな。

普天間移設、「V字」型で日米合意へ(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

鳩山政権の時にも、日米共同宣言をドサクサ紛れで出す為に、連休前から工作しておったんじゃないか。菅総理がやろうとしているのも、全く同じだ。

己の延命の為だけに、外交を利用するとは。
許さん。絶対に許さん。



米軍には、災害支援で大変なお世話なった。それは感謝する。
しかし、それと、普天間問題は別だ。
沖縄県側が絶対に拒否という意見なのだから、菅政権がこれを無理強いしたって、実現不可能なだけである。全ての責任を沖縄に押し付けることになるだけだ。「沖縄が拒絶するから頓挫してるんだ、沖縄県のせいだ」と言うようなものじゃないか。

評価避け、聞き役徹す レビン軍事委員長が知事会談 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

米側でさえ、中井真知事に直接要求せずに、黙って聞いているというのに、何故日本の政権はこんなに非情な対応ができるのか。


菅総理も民主党政権も、許し難い。
保身に利用するな。
沖縄問題は、お前らの政治的立場を温存する為にあるわけじゃない。

沖縄ができないというものは、どうやったってできないんだろ。
他の手立てを考えるよりない。


東電、ファイティング・ポーズ キター!

2011年04月29日 13時10分36秒 | 社会全般
いよいよTEPCOさんも本性を現しましたか。

asahi.com(朝日新聞社):東電、賠償免責の見解 「巨大な天変地異に該当」 - 社会


本音を言えば、払うつもりなどない、”国”が主導してきたんだから、お前らに責任があるだろう、ということかと。

要するに、内部分裂みたいなもんですか。
お白州に引き出された途端に、手下の越後屋が「お代官さまがやれと言うからやっただけでございます、わたしは何ら悪うございません」と申し開きをするようなものか。お代官さま=行政(国、政治家、官僚等々)ということで、これまでの悪行の原因・責任はお代官さまにある、と罪のなすりつけ合いをするようなものでは。


免責事由を考慮する場合、予見可能性というのが関わってくるかもしれない。
そうすると、東電が恥ずかしげもなく主張するように、「想定外だった、予見できなかった」ということが妥当かどうか、ということを検討することになろうが、「予見できた」と主張する側の根拠はいくつも挙げることができうる(続々・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑)。根拠となる文書(論文や成書等)や、国会質疑という証拠を提示することができるのである。

東電側は、これを覆せるだけの根拠を提示すればいいだけだ。東電側が愚かであれば、東電のお偉いさんとか経団連会長とか全銀協の偉い人とか経済同友会の偉い人なんかが、『口で言うだけ』で正当化できると言うつもりなのかもしれんが。それを根拠と呼ぶには、かなりの勇気がいることだろう(笑)。


予見可能性があったにも関わらず、その対策を実施してこなかったとすれば、それは東電の過失というのとほぼ同等だ。
過失が存在するのに、免責主張とはこれ如何に。
法の趣旨を、当方の素人感覚的私見として述べるなら、賠償起因が過失を問えない『異常に巨大な天災地変』ということであって、何らの落ち度や過失がなくとも戦争等の社会的動乱や天災地変に起因する原子炉事故であるなら、賠償責任を免れる、ということなのではないか。今回の福島原発の事故をみるに、本当に何らの落ち度も過失も存在しなかったかといえば、そうとは言えないのではないか。何故かと言えば、予見可能であったことが推測されるからである。


また、東電主張が国の指導(安全基準の妥当性、基準遵守要求の度合い等)にも問題があったんじゃないか、ということがあるかもしれない。たとえそうである(その言い分を一部認容した)としても、賠償責任を逃れることの理由とするには、根拠に乏しいと言わざるを得ない。
例えば交通事故があって加害者の過失で賠償責任を負うとして、その加害当事者が「警察の取締(指導)がぬるかったからだ、もっと厳しく指導してくれたら事故を起こさずに済んだかもしれない、法定速度に問題があったからだ、もっと速度基準が厳しければよかったんだ、だから、警察が賠償責任を半分負うべきだ」といった主張をするのは、困難なのではないか?(笑)


いずれにせよ、東電の戦う姿勢、というものだけは、よく判りましたわ。
トコトン、争ったらいいんじゃないか?
経済界を総動員して、いつでも”国”という、都合のよい相手を叩けばいい、ということなのだろうから。

”国”とは、実体のない、顔を持たない(カオナシだ)、責任主体の見えない、非常に曖昧で抽象的な存在なのである。だからこそ、大変都合がいい、ということである。政治家も官僚も、誰も責任を問われないから、だ。多くの場合に、そうした責任所在を誤魔化してこれたからだ。



嗚呼デフレ、震災後でもデフレ

2011年04月28日 18時01分25秒 | 経済関連
供給力制限で需給が逼迫したと言われながら、それでもやっぱりデフレだったそうな。

統計局ホームページ/消費者物価指数(CPI)

これによると、全国の物価指数は以下の通り。

■全国 23年3月分
(1)総合指数は平成17年を100として99.6となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月と同水準となった。
(2)生鮮食品を除く総合指数は99.4となり,前月比は0.5%の上昇。前年同月比は0.1%の下落となった。
(3)食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は97.0となり,前月比は0.2%の上昇。前年同月比は0.7%の下落となった。

うーん、総合でさえ前年同月と同じ程度、ガソリン等の逼迫があったにも関わらず、である。
で、食品とエネルギーを除いたコアコアではやはり0.7%下落であり、やっぱりデフレである。
高校授業料無償化の影響だのという言い訳は通用しないはずだが?以前は、そういうのを取りたててデフレの要因に挙げていたのではなかったか。それが消えたのに、やっぱりデフレじゃないか。これをどう申し開きするつもりですか?


それから、スーパー等から品物が消えた、とか言われていた首都圏なのですが、だからと言って、狂乱物価のようにはなってない、ということでしょう。東京での速報値は以下。


■東京都区部(4月分中旬速報値)

(1)総合指数は平成17年を100として99.1となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月比は0.1%の下落となった。
(2)生鮮食品を除く総合指数は99.0となり,前月比は0.4%の上昇。前年同月比は0.2%の上昇となった。
(3)食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は97.7となり,前月比は0.2%の上昇。前年同月と同水準となった。


平成17年基準(=100)であってでさえ、コアコアの総合指数が97.7であり、下落に歯止めがかからない、ということである。リーマン・ショックからの立ち直り過程でプラスの成長率であった時期でさえ、デフレだったということである。じゃあ、成長率には関係なしに、やっぱりデフレが続くんじゃないか、という話である。マイナス成長だからデフレとか、そういう話ではないんじゃないか、ということだ。


供給力が大幅に下落して、需給が逼迫したって、このような物価下落ということじゃないですか。



これまでにも何度か書いてきたが、要するに貨幣的現象がメインであって、日銀の貨幣供給が長期に渡るhypoのせいで、そう簡単にはプラスには戻らない、ということなのではないのか?

参考>どうすれば、日本はデフレを脱却できるか?~その3(追加あり)




経済同友会代表幹事もタカリの仲間か

2011年04月28日 02時07分08秒 | 社会全般
経済界のお偉いさんたちというのは、基本的に自分の都合のみ考慮するという習性なのだろうか。
困った時には、「国が、国が」と何でも国や行政に責任を押し付けてくるが、介入や口出しをしないでくれと思う場面だけは、「民間で」「行政や役人はムダばかり」みたいに言うわけだ。まあ、そういう人は少なからずいるだろうけど。どんな分野であろうとも。

で、経団連会長が国が賠償せよ、という東電擁護の泣き言ばかり主張しているのはおかしいなと思っていたら、今度は経団連ではなく同友会の方からも必死でアピールですと。

asahi.com(朝日新聞社):原発事故の賠償「全電力会社の問題」 同友会新代表幹事 - ビジネス・経済


この人は、これまでの社会の様子とかを見てこなかったか、知らないフリでもしているのだろうか。経営者ともあろう人間が、なにナメたことを言ってるのかな?
記事によれば、
長谷川氏は、東電が賠償負担で経営破綻(はたん)すれば「原発の事故を起こしたら(電力)会社がつぶれるというメッセージを送ることになる」と述べた。
だって。

薬品会社のシャチョさんでしょ?
これが、製薬会社の経営者が言う意見とは、なんて生温いんでしょう。

ミドリ十字がいい例ではないのですか?
問題を起こして、会社を無事に済ませましょう、なんてのは、甘えでしかないのでは?
「事故を起こせば、会社に危機につながる」からこそ、事故を防ぐ努力が必要なわけでしょう?

別に、ヒステリックな追及を正当化するつもりも、それに加担したいという意思もないけれども、過去の例では、「会社存続の危機」に陥るのは珍しくなかったのではないか?

食品会社だって、事故を起こせば、危機に晒されたわけだろう?
不二家はどうだったか?
雪印は?(雪印乳業とか雪印食品とか本当は別々な会社だったが)
船場吉兆は?

具体的な健康被害が起こってなくたって、会社はなくなったんじゃないの?


世界の原子力史上でも、例を見ないほどの事故を起こしておきながら、賠償負担しないなんてことが許されると思うのか?

「事故を起こせば、会社が潰れるというメッセージを送ることになる」
というのは、単なる甘えに過ぎない。資本主義というのは、基本的にそういうものなんじゃないのか?国営企業でもやってるつもりか?それとも、利益を吸い上げる時だけは資本主義、危機に陥れば社会主義に鞍替えか?
だったら、会社経営を民間でやるな。株主も廃止しておけば良かったんじゃないのか。配当なんかするんじゃない。


過去の会社が消えた事件と比較しても、東電だけが厳しいというわけではない。
事故を起こせば会社存続の危機、というのは、普通の出来事なんだよ。東電だけが特別な存在で、救済されなければならないというものでもない。原理原則は、ただの民間会社、というのが基本なのだよ。そこが出発点だ。

原発事故を起こせば潰れるかもしれない、というのが、重要なんだろ。
潰れないと高をくくっていたからこそ、いざとなれば国が助けてくれるという甘い考えがあったからこそ、対策を怠ってこれた最大の理由なんだろ。事故防止に全力を挙げずとも済んできた理由というのが、まさに「潰れるはずがない」「国が助けろ」というものだ。潰れることになると思えば、きちんと対策を考えたはずなのだ、ということ。

そういう緊張感が全く欠けていたからこそ、慢心を生み、事故の遠因となってきたということだ。度重なる危険性の指摘を受けながら、何らの対策も実施してこなかったということなのだろ。その代償は高くつく、すなわち会社が潰れる、という巨額のものであってもしかるべき、ということだ。

潰れるのが怖い・イヤだということなら、そういう経営判断をし、足を洗うなり、高コストになろうとも対策を講じるなりしておくべきだろう。それこそが、民間が経営する会社の利点というものだ。経済原理に従う、ということのはずだ。
それができなかったのは、経営の失敗、ということであって、市場から退場してもらうだけの理由が存在する、ということのはずだ。そういう会社には、消えてもらってよい、ということだろう。それが社会の仕組みなんじゃないのか?


経済同友会は、名前を変えた方がいい。
経済というのは、いの一番に外すべきだろう。
既得権益崇拝団体、とか、そういうのにすべきでは(笑)。


東電と被災者、どちらを優先すべきか

2011年04月27日 09時06分30秒 | 社会全般
銀行団が東電救済に必死になる、という気持ちは分からないでもない。

ただ、東電株主等は大手企業ならば今年度末の会計で、減損処理を行う、ということらしいので、そこからゼロになったとしても、影響は軽減されているだろう。既に7割とかの処理が済んでしまえば、残りは少ないから、だ。


東電が仮に破綻した場合、企業グループ全体で数万人~十数万人規模で影響が出るかもしれない。だが、新会社となって再出発する場合、殆どの一般職員は残すことができるだろう。電力供給に関わる根幹部分の事業継続には必要だからだ。


では、もっと別な考え方を書いてみよう。

銀行等金融機関は、東電が潰れたら大変だ、という。確かにそうだろう。
では、今回被災した個人や中小企業等の債務はどうなのだろうか?

東電を救う為に、国が例えば10兆円を負担するとしよう。そうすれば、銀行の金も守られるし、東電の債権者たちの金も守られるかもしれない。

これと、国の投入する10兆円を、被災者(個人、零細、中小企業)の債務を免除するという特例に投入するとすれば、どうなのだろう?
これらに貸していた金融機関等の債権は保護されるのは同じだ。

何故、東電は税金を投入して救えと言うのに、これら被災された方々に投入せよ、とは言わないのか?経団連の会長以下幹部も、銀行のお偉いさんたちも、誰一人、そういうことを言ってないのではないか?


はっきり言って、東電を救うのに数兆円の金を投入するくらいなら、被災された方々の債務を軽減するのに使った方がいい、というのが、ぼくの考え方だ。

債務合計が全部合わせて5兆円とかなら、返せる見込みがほぼない(失業や廃業等で収入・売上が途絶える)とすると、これの8割を国が出し、金融機関にはそれで我慢してもらって、2割は金融機関に被ってもらう。回収が8割なら、よしと考えてもらい、2割分は被災復興の寄付と思ってもらえば金融機関だって怒りはしないんじゃないか。その分、復興の際の資金手当てで地域に貢献してもらえるようにすればいい。


なのに、東電には、すかさず追加融資2兆円、国だの何だのの支援を当てにして、数兆円規模の資金を「国が出して当然」という倣岸さ。

一方、本当に「天災地変」の被害を受けて全てを失った人々には、債務を残す、と。


こんなのおかしいよ。



東電を今のまま温存することなど許すべきでない

2011年04月26日 21時29分31秒 | おかしいぞ
賠償の在り方というものについて、いくつかの論点があるようだが、東電を許すことなど到底できない。
どうしてかって?

やたらと「国の責任、国が払え」と騒いでおった連中がいたからさ。
大抵の場合、ああいう連中が騒ぐのは、「ロクでもないこと、よからぬ企み」があるんだよ、という個人的感想(というか経験則?)からである。


例えば、経団連会長とか。あと、銀行のお偉いさんとか。

それと、国が払うなんて言ってもいないうちから、「損害賠償、国も負担へ」みたいな誘導観測記事を書いていた新聞なんかがあったから、だ。そんな記事が出たもんだから、枝野官房長官は「天災地変には該当せず、東電が賠償責任をまず負う」みたいな発言をすることになったわけだろう?


オレの勘が、東電とそれに連なる一派を許すべきでない、と囁くのさ。
将来収益が確保できるというなら、銀行が貸せばいいんじゃないのか?(爆)
払えると思ったからこそ、貸したわけでしょう?

まだ東電がどれくらい払う、ということも言ってないのに、東電の処理を言ってみたって始まらないんじゃないの?
まず、東電がいくら出せるか、それを明らかにしてもらわなけりゃ、どうしようもないわな。


基本的に、この意見に賛成>はてなブックマーク - 復興よりも先に進む、東電、銀行、財務省を保護する「福島原発賠償策」の異常  1世帯当たり1万7000円の値上げに直結 | 町田徹「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]


多分、菅政権だと言うことを聞いてくれないので、東電を守れる人間を据えなければ大変困る、という方々が出てくるわけだ。恐らくね。そういう連中は、引きずりおろしに必死になるわな。これまでも、そうやってきたからだ。その手を使ってきたんだもの。
だが、いくつかの手段が封じられた。
その代表的なものが、「検察を使う」というものだ(笑)。これが使えない。だから大変困っている、ということだろうね。

原発関連で言えば、佐藤元福島県知事の事件があったが、そういうようなものだ。


政治資金というケチなスキャンダルも、今の状況では不発で終わる。実際、不発だった。
不信任案可決で造反を求めても、小沢一派との取引が必要になる。小沢を担げ、というものだ。それだけは、絶対に許せないという方々が、ここに来て「背に腹は代えられない」という、まさかの決断をできるとも思えんし(笑)。

あとは、兎に角「醜い」という部分だけを並べて、嫌気がさす(実際、殆どの国民はそうなっているだろうけれども)ようにするしかない、という寂しい印象操作くらいなんだろうね、きっと。


まあいいや。
陰謀論は脳内妄想だけにしておいて、東電の賠償責任の問題は、現行での”東電”と重要な利害関係者たち(銀行等経済界)の言い分を許すわけにはいかない、ということである。


参考までに、こんな意見も見てはいるよ。
Bankruptcy:東電破綻でも大丈夫という記事: Matimulog#more



最悪、東電が払えず破綻するなら、それはそれで仕方がないのでは。
一時国有化にするなり、何なりして、債権を処理し、事後的な救済法でも予め作っておくとかできないのかな。
いや、思いつきという程度の話なんだけどさ。
C型肝炎の救済法だって、あったわけですし。


どうなるか判らないけれども、東電とその一派のもの言いが、どこからどう見ても許せないので、断固厳正なる措置を望む。
筋悪の勧善懲悪趣味だって?
んー、そうだね。オレ様のカタルシスが、これを望むんだよ(笑)。



これじゃダメじゃん

2011年04月25日 21時28分47秒 | おかしいぞ
対策って、意味のないものなら、対策とは呼ばない(呼べない)んじゃないの?

追加の電源装置、冷却機能に懸念 10社の原発ともんじゅ - 47NEWS(よんななニュース)

東京電力福島第1原発事故を受け、全ての電源が断たれた場合に備えて各電力会社などが新たに配備した電源車や発電機では、ほとんどの原発で原子炉を安定した停止状態にすることはできないことが25日、電力会社などへの取材で分かった。

容量が小さく、原子炉を冷却する装置を一部しか動かせないのが理由。地震後の福島第1原発と同様に、非常用発電機が使えない場合の代替電源がない状況は事実上、改善されていない。経済産業省原子力安全・保安院は、緊急安全対策の一つに位置付けているが、こうした状態での運転継続は議論を呼びそうだ。


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これじゃ、冷却できません、と言ってるのと同じようなものではありませんか。
バックアップとは到底呼べないんじゃないでしょうかね。

福島原発を目の当たりにしていてでさえ、これなのだから、本物のアホだな、とは思う。

まあ、隣のヤツが役満に振り込んだのを横目で見ていて、「オレは振り込まない自信がある」「オレが振り込むわけがない」とか思っているのかもしれんが。

自信がある、というよりも、地震がある、ということの方が妥当な気がする。



時代は既に「ペタ」に突入~放射能漏れ

2011年04月24日 13時27分31秒 | 社会全般
隠し続けてきた「放射能漏れ」について、今だから言う、ということにしたそうだ。

asahi.com(朝日新聞社):3月15日にはレベル7相当 放射能放出量、安全委試算 - 社会

今回判明したのは、3月15日午後9時までの放出総量で、約19万テラベクレル。レベル7の判断基準となる5万テラベクレルを超えていた。14日までには5万テラベクレルに達していなかったとされる。安全委は3月11日の地震以降、4月5日までの放出量の総量は63万テラベクレルと試算していた。

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ああ、そうですか。
道理で、米軍が退避行動を取ったわけだ。
汚染地域から後退させないと、米軍の安全に関わるもんね。そりゃあ、上官なら「遠くへ離れろ」と警告しますわな。


大盛りのメニューなんかで「メガ盛り」とかあったりしますが、それはもう古いですね。
ネット用語なんかでは「テラワロス」とかもあるそうですが、これも時代遅れの感が否めませんね。

放射能だって、”テラ”ベクレルが当たり前になり、今更ですとメガベクレルとか言われても、何となく「大したことないね、直ちに被害はないね」くらいの余裕さえ出てきそうです(笑)。


それにしても、15日夜くらいで19万テラベクレル、って、それはもう、アナタ、大変な事態ですわな。
量的にも、『ペタ』のオーダーですわ。

ペタと言えば、ペタジーニ(野球選手)のことではなく、そう、レンホウ議員にこっぴどくやり込められた、あのスパコンですよ。スパコンだって、既にペタの時代とかだったような。


なので、今後はメガとかテラとか言わずに、ペタを用いるとよいでしょう。
「漏れたのは、190ペタベクレルでした~」
とか言うと、何となく、案外と大したことないな、ってな感触になるのでは。

ペタワロス。



やっぱ、再生可能エネルギーが効果的かも

2011年04月23日 17時23分39秒 | 社会全般
原子力じゃないとダメ、ということはないんじゃないか、と。

東日本大震災:電力供給回復「エコが近道」米シンクタンク - 毎日jp(毎日新聞)

(一部引用)

同(注:ノーチラス)研究所は、日本の研究成果や国際的なデータを基に東京、東北両電力管内に建設可能な風力、太陽光発電の投資額や設備容量、コストを試算。小型、中型の発電機や燃料電池など小規模分散型の発電設備を増やすことも加味して、地震で失われた発電能力をカバーできるかどうかを調べた。

 その結果、15年3月末までにこれらの手法で発電した電力量に、省エネで節約した電力量を加えると、その総量は計809億7400万キロワット時。施設整備には年平均では8370億円が必要と推定された。

 原発の改修や火力発電所などの建設でほぼ同量の発電をする場合は、防災対策や地域の合意取り付けなどに多大な時間を要するため、実際の発電が実現するのは大きく遅れる上、年平均のコストは8470億円とかえって高くつくという。

 報告書は「省エネ効果を加えれば、原発や火力で発電するのに比べてCO2排出量を5000万トン減らすこともできる」と環境保全面での利益を強調。再生可能エネルギーや分散型発電に適した次世代送電網(スマートグリッド)の開発など、日本の送電網の改革を復興計画の一環として進めることを提言した。


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なるほど、コストの小さい方を選ぶのが合理的、ということですね。

それと、環境省も報告を出していたようです。

asahi.com(朝日新聞社):風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算 - 社会

(一部引用)

試算によると、固定価格買い取り制度など震災前に政府が決めていた普及策だけでも、風力なら日本全体で約2400万~1億4千万キロワット分を導入できる。風が吹いているときだけ発電するため、稼働率を24%と仮定。それでも出力100万キロワットで稼働率85%と仮定した場合の原発約7~40基分に相当する。

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風力発電単体で原発の全部を代替せずともよいのですから、不可能な水準とも思えないですよね。

原発ありきの連中は、それが最も安いとか喧伝しているだけで、実際の検討結果はそうとも言えないんじゃないのか、とは思う。



 参考:復興特別チームを編成せよ



東電(原発)擁護派は経済を知らないのか?

2011年04月22日 20時05分45秒 | 社会全般
今回の東電が招いた「Fukushima」原発の結果を見れば、その経済的損失は膨大になるであろうことは、一目瞭然であろう。
直接的には、避難地域の方々への補償に始まり、原子炉が使えないことやその処理費用などが加算される。
他にも、放射能漏れの恐怖等で日本忌避、日本製品忌避、そこまで行かないまでも輸入制限・規制、放射能検査の義務付け(証明書取得)のコスト、等々が更に上乗せされるわけである。

つまりは、広範に損失が及ぶということになるわけである。原発事故によって受けた損失が大きいのは間違いないのである。


東電が愚かなのは、地震の大きさや津波の大きさが想定できていたかどうか、その対策が届いていたかどうか、ということが本質なのではない。1000年に1度の災害だったかどうかが焦点なのでもないのだ。
単純に、今回の経済学的損失に比べれば、はるかに安価な対策を講じておく選択ができたにも関わらず、それを実施してこなかった、ということにあるのである。

別に、天文学的な対策コストがかかるという話ではない。それほど高度な対策は求めてないのだ。
対策コストが高くなって他の発電方式にコスト競争で負ける、というのなら、そのこと自体が経済学的比較において、原子力は劣っている・負けている、というだけのことだ。ああ、擁護派は、あえて劣っている方を選ぶのが合理的、とでも主張するつもりだろうか?(笑)


また例で考えてみよう。

自分が商品の運搬業を行っているとしよう。
商品には非常に壊れやすいものがあって、これをとりあえずタマゴとしよう。タマゴを運搬する時には、常に割らないように注意万全で運ぶ、ということになる。そして、これまでにも、小さく割れることなんかはあったわけだが、トラック満載の全てを割るといった経験はなかったわけである。
これをもって、「我々のタマゴ運搬は万全である、安全対策はバッチリだ」と豪語してきた、ということだ。まあ、割らずに運べる自信だけはあった、ということなのだ。

でも、タマゴが割れることだってあるんじゃないか、という指摘には、見向きもせずに来たのだ。「こうなればタマゴが割れるよ」と再三再四注意を促されてきたにも関わらず、「いやいや、大丈夫さ、そんなことは100年に1度も起こりやしないぜ」と言ってきたのだ。
でも、普通の思考力を有する人間ならば、運搬するタマゴが大量でそれが割れると大変な損害を被ると判っているなら、例えば「保険を掛ける」といったことを考えるのは普通なのではないのか?

ところが、だ。この保険料が惜しい、ということでケチったら、運搬していたタマゴをほぼ全部割ってしまって、会社が潰れる程に割れたんだ(笑)。こういうのをマヌケ、と呼ぶのではないのか?

保険料が1万円だとして、タマゴが割れて蒙った損害は1億円とかなら、普通の人なら「どうして、その1万円をケチったりなんかしたんだ!」って思うのではありませんか?
まともな思考力を持つ人間ならば、保険料を1万円払ってでも、損失を回避した方がいいと思うのではないのか?

しかも、運搬中にタマゴが割れた、ということを知っていたのだぞ?
全然割れたことがない、ということではなかったのだ。世界中で、いくつか割れていたし、割れる個数は少なかったから良かったものの、それでも「割れた」という事例はいくつもあって、学ぶことができたのである。
その上、自分自身でだって、過去にいくつか割る事故を起こしてきたのだ。そうなのであれば、「もっと大量に割れたら払えない程の損失を蒙るので、保険に入ろう」とか思うのが普通でしょう?

ところが、天下の東電さんは違った、ということなのだよ。


直近では、幾度も言うが、昨年6月の2号機スクラムがあったばかりだ。あの時の反省があれば、すぐさま「ああ、危ないな、こういうのは大量に割れる危険性があるな」ということが分かる事例だった。
政府幹部が言った、「1円を惜しんで拾おうとして、100円玉を落としたようなもの」とかいう比喩があったと思うが、まさしくそんな感じだ。

今回の膨大な損失を考慮すれば、もっと安い保険料で済んでいたはずのものを、わざわざ保険料を惜しんで賠償金を払うことにした、ということなのだよ。


もっと安価な保険に入っておけばよかった、というのは、どういうものがあったか。
電源喪失時の動きと対処法のトレーニングがまず挙げられる。これがまず問題だった。他には、非常用ディーゼル発電機に関する対策である。浸水等に無力というのと、同じような場所にあることがリスク分散にはなってなかった。非常用バッテリーについても同様。
もっと根本的対策を考えるなら、フォルスマルクの事例を検討し、電源の複系統化をする、というものだった。所内電源(原子炉間)、外部電源、等について、よく検討して対策を講じておけば、電源復旧の際に効果が期待できていたかもしれないのだ。この程度のことは、普通の発想の持ち主であれば、ごく当たり前のことなのではないかとしか思えないのである。


一般家庭で、電化製品を全部直列に繋ぐか?
電子レンジが止まったら、テレビも冷蔵庫も洗濯機もエアコンも全部ダメになる、なんてことはあるか?
そうじゃないでしょう?
並列というのは、そういうことでしょう?
レンジが壊れて使えなくなっても、「他は生きている(使える)」という意味でしょう?

この「他は生きている」ということが、どうして本職の電気屋さんに判らなかったのか、というのが不思議なのですよ。
もし、複系統化を実施するのにコストがかかるとか、原子炉を止めて工事しなくちゃならない、とか、そういう損失が発生するとしても、それは保険料という意味合いでしかないはずでしょう?その程度のコストで済むなら、そうしておくべきだった、ということなのに、それを惜しんでもっと膨大な損失を蒙った、ということなのですよ、東電は。

要するに、経済学的センスに決定的に欠けていた、ということなのでは。それくらい愚かな選択をしてしまった、ということなんですよ。プルサーマル推進を選択したのも、損害額をわざわざ拡大させた、ということなのですよ。
タマゴ運搬業者の例で言えば、例えば「庭飼育の有名地鶏の生んだタマゴ」みたいな高価なタマゴを運搬することにしたのに、それでも保険に入るのはもったいないから止めておこう、ということにしたわけだよ。「ちょっと待てよ、今度から高価なタマゴを運ぶから、安全度を確認しておこう」みたいに、よく考えればよかったものを、それをしなかったんだよ、東電も、行政も。
本当に「今ここで、保険に入らなくても大丈夫か」ということを、誰も検討したりしなかった、ということなんですよ。


はるかに安い対策費で済んだものを、取り返しのつかない膨大な損失に変えてくれた、ということです。
東電の言い訳は、「少年が自転車で走っていたら、自転車のタイヤで小石が跳ね上げられ、その小石が窓ガラスに当たって、その音に驚いたカラスが急に飛び立ち、そのカラスを見た猫が急に飛びかかろうとしてジャンプしたら、散歩中の犬が猫を追いかけようと勢いよくリードをぶっち切り、道路を横断してきたので、慌てた私はトラックのブレーキを踏んだが止まらなかったので、パニックになってハンドルを切ってしまって電柱に激突してしまいました、そうしたら運搬中のタマゴは全部割れました、こんな犬が突然飛び出してくるなんて想定できませんでした、だから責任ないよ、悪いのは全部少年かカラスか猫か犬です」みたいな話なんですよ。
そりゃ、想定できんわな(笑)、こんなの。
これで「想定外だったから、悪くない」という擁護派も、本物のアホかなと思う。


タマゴは割れたことがある、対策はいくつかある、割れた場合の保険もある、ということに違いはないわけで。ちょっとの思考力のある人間ならば、誰でも考えつく程度の話だったのですよ。


福島第一原発事故~昨年の事故教訓を無視した東電の責任は重大

Fukushimaの2010年6月の事故は、NISAの検査期間中だった件

続々・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑



続・土壌改良なんて、そう簡単にできるのか?

2011年04月22日 18時27分55秒 | 社会全般
昨日の記事に挙げたような、「ひまわり」や「菜種」でCsを吸い取らせる作戦も考えられているようです。

汚染土壌浄化「ヒマワリ作戦」…復興の象徴にも (読売新聞) - Yahoo!ニュース

(一部引用)

1986年のチェルノブイリ原発事故でも土壌浄化にヒマワリや菜の花が使われた。放射性セシウムは肥料の一つであるカリウムと性質が似ており、カリウムなどの肥料を与えなければ、ヒマワリなどはセシウムを取り込みやすい。
収穫したヒマワリは、焼却処分すると煙が出て放射性物質が拡散する恐れがあるため、堆肥作りに利用されている「高温好気堆肥菌」でヒマワリを分解させる計画だ。この菌による分解で、ヒマワリの体積は1%程度になり、放射性廃棄物の量を減らすことができる。


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焼却すると拡散するから、細菌による分解を使え、と。
なるほど。

やっぱり、高濃度地域は土を剥ぎ取る作戦だと、その土の処分に困るからね。ヒマワリなら、そんなに難しくはなさそう。

現実的なのは、こっちだろうと思うのだけれど。
これも想定の範囲内の話ではある。

”腐海”完成

ヒマワリは放射性物質の吸収効率が高い、という話は出ていたからね。



話は大きく飛ぶが。
アニメ「小公女セーラ」のエンディングは偶然「ひまわり」というタイトルの物悲しい曲なのだが、この歌が好きだった。
素晴らしい歌である。


『弱虫は 庭に咲く
ひまわりに笑われる
どんな時も太陽を 見つめてる~』

そうなんだよ。
ひまわりを思い出そう。
希望はある。



BPの巨額賠償訴訟

2011年04月22日 13時11分50秒 | 社会全般
少し前から気になっていたのだけれども、メキシコ湾の原油流出事故の顛末というか、どうやって流出を止めることができたのか、というのを、もうちょっと詳しく知りたいな、と。是非とも、ドキュメンタリーとかでやって欲しい、と思います。

で、BPは責任追及をされていたわけですが、掘削会社とかにも責任はあるよ、ということで提訴したみたいです。

英BP、原油流出事故の責任めぐりトランスオーシャンなどを提訴 | ワールド | Reuters


まあそうでしょうな。気持ちは判りますし。
そもそもは、BOPがきちんと機能してさえいれば、あんなことにはならなかったはずでしょうから。


で、一番の関心は、海底での作業のこととか、流出を止めたパイプとキャップがどういった構造になっていて、どんな作業・操作で止められたのか、ということですね。強烈な流出圧とか、それをどう対処したとか、そういうのが知りたいのですね。まさに「プロジェクトX」状態ですもんね。

それと、以前に当方が素人考えの余計な提案などを書いたものですから、結果がとても気になるのです。

メキシコ湾原油流出事故対策についての雑感

続・メキシコ湾原油流出事故対策についての雑感


キャップとか、言うのは簡単だが、現実に作業する人たちは本当に大変だったろうと思うんですよ。しかも、最初のハットタイプだったかの巨大な被せモノが失敗に終わったので、それからどういう改良を加えたのか、といったことも興味津々なのですよね。

ホント、どうやったのかな、と。



土壌改良なんて、そう簡単にできるのか?

2011年04月21日 15時17分46秒 | 社会全般
確か細野補佐官あたりが言っていたと思ったが、その後には経産大臣や枝野官房長官も言い出したようだ。
できないことを言って期待を持たせる前に、よくよく考えてから発言した方がよいのではないかと思うが。


土壌改良と一口に言っても、土壌の汚染度にもよるのかもしれないが、事はそう簡単ではないように思える。

場所毎で測定してゆくことになるだろうが、文科省実施の環境試料測定結果では、3月20日飯館村採取の陸土(土壌)からは、Cs-137の濃度が163000Bq/kgとなっていたとのことだ(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/1304007_2310.pdfを見よ)。

チェルノブイリ事故後のウクライナの菜種栽培地域でさえ、500Bq/kgくらいだそうだ。これは、今おいておくとして、表層5cmの土を取り除いて降り注いだCs-137を除去するとしよう。その場合、土の重さが大体1㎡当たり60kgくらいらしい。
 参考:福島第一原発による土壌汚染(新潟検疫所 福田光様提供)+人口放射性降下物の経年変化・・ tk

そうすると、1k㎡=100万㎡ということで、土の重さが6万tになる。たったの1k㎡分だけでも、6万tもの「放射性廃棄物」が出される、ということである。そして、20km四方くらいの土壌改良を行うとすると、400k㎡分にもなるわけですから、その400倍、即ち2400万tもの放射性廃棄物が出されるということになるわけだ。
果たして、この処理を誰がどのようにできるのか、という問題なのだ。

面積が過大に見積もり過ぎか?確かに、どういう場所で、どういう農地があるのかはよく知らない。他の見方でも考えてみるか。
半径30kmの半円だとして、面積は3.14×30^2×1/2=1413k㎡
避難地域になっていた半円でざっとこのくらい、と。このうち、30%の土壌改良が必要だとすると、面積は423.9k㎡となって、前記の400k㎡と大差ない。数千万トンオーダーの量になってしまう、ということである。これほど大量の放射性廃棄物をどこにどうやって埋めるのか?

それに、表層の土を剥いで運ぶとして、その作業車などが通行したり、土地を掘り起こしたりするだけでも、拡散してしまうことになってしまわないか?
それとも、丁寧に人力でスコップで薄く剥ぎとってゆくという作業を、延々と続けるのか?膨大な時間がかかってしまうのではないか?
現実的な話とは、考え難いのである。

そうすると、土壌改良という作業は、気の遠くなるような作業を続けることになるのではないかな、と危惧するわけである。
それなら、ひまわりでも、菜種でも、植えて吸い上がらせて刈り取る方がまだマシなのではないか、と思えなくもない。


割と離れている飯館村の土壌が汚染されているということになると、どの程度の面積の土壌改良をやるつもりなのか、ということを、ざっとでもいいので考えてみるべきでは。

ダンプカーで何万台分、とか、何年くらいで運べるのか、とか、そういう大雑把な仮定の数字を出して考えてみるべきでは。
10トンダンプなら、2400万トンを運ぶのに、240万台分ということになり、1日1000台分運ぶとしても、2400日かかる。6年以上かかるよ。


これを本当にできるのか?
やれると?
やるつもりなのか、と。


どうせこんなことだろうと(笑)

2011年04月20日 09時02分49秒 | おかしいぞ
汚い奴らの考えそうなことって、どうしてこう分かりやすいんだろうね(笑)。

東電、発電実績データを密かにHPから削除 (オルタナ) - Yahoo!ニュース

(以下に引用)

東京電力が、原子力や火力など電源別の発電実績を示した資料を4月6日ごろ、ホームページから密かに削除していたことが明らかになった。その直後の4月8日、東電は今年の計画停電の全面中止を発表した。計画停電の実施や中止を巡っては、同社の本当の発電能力が問題の核心になっていた。ホームページからの突然のデータ削除は、このデータを開示し続けると、東電が不利な立場に追い込まれることを恐れたためではないか、との見方も出ている。

問題の資料は、「東京電力の原子力データライブラリ」内にある「東京電力の原子力設備を一目で見ると?」というページだ。以前は、トップページから「原子力」、「情報公開のとりくみ」と辿って見ることができていた。

該当ページでは、東電の発電設備出力の原子力、水力、火力、新エネの割合と合計が表になっていた。2009年度末の実績(他社受電分を含む)として、合計7769万KW(そのうち原子力は1819万KW、火力は4486万KW)と掲載。また、原子力発電所各号機の概要や原子力発電所の建設計画なども同ページ内には公開されていた。この他、原子力発電所の地震対策のページや東電の火力発電所についてのページなども削除されているようだ。

東電は3月下旬、今夏の最大需要見込み5755万KWに対して、4995万KWの供給能力しかないため、計画停電を続行するとしていた。しかし、4月8日になって突然、「お客さま各位の節電へのご関心、ご協力が広範囲にわたって浸透してきた結果、需給バランスは著しく改善を見せております」として、計画停電の中止を発表した。

環境エネルギー政策研究所(ISEP)は3月23日、大口需要家との需給調整契約の戦略的活用を行えば、当初から計画停電は不要との報告書を発表していた。

東京電力が突然、ホームページから問題の資料を削除したのは、「計画停電の必要性や、今後の電力需給を巡る論争において、不利な立場になることを恐れた」と見られる。

また、突然のデータ削除についてオルタナが東京電力広報部に電話で理由を聞いたところ、「お答えできない」という回答しかなかった。東電のこうした情報開示の姿勢には今後、批判が集中しそうだ。(オルタナ編集部=吉田広子)


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当方の素人感覚丸出しの陰謀論的「下衆の勘繰り」(笑)は、当たらずと云えども遠からず、ということなのでしょうかね。水戸黄門を見てりゃ、十分学べますな、という話のような気もする。程度の差こそあれ、大して違いなどない、ということでは。

そう考えると、昔のテレビを作っていた方々というのは、中々に凄いな。人間というものがどういうものなのか、ということを、よく考えている。
(勧善懲悪だ、とか、ワンパターンだ、とか、笑う人や批判する人がいると思うが、何を感じ学ぶか、ということなのだから、別にいいんだよ。ぼくは子供の時に観て、学んだんだ。)


既存の大メディアは、未だに東電批判をできずにいる。
情報を隠そうが、国民を騙そうが、何らの批判もしないというのがお約束ということらしい。

この国の元凶は、こうしたマスコミの姿勢にあるという確信を得た。

マスコミの中にこそ、腐敗とクズの巣窟が存在するのである。



発電せざるもの、消費するべからず(笑)

2011年04月19日 20時04分13秒 | 俺のそれ
懐かしの記事を思い出したので、挙げておくよ。

07年7月>エコエコ一家の風景


ここまで苛酷ではないが、節電を求められるわけだ。
電力消費量の広報は続けられると思うので、上限ピンチになったら、マジで各個人とか会社のオフィスなんかでも、迷わずスイッチ・オフ!という風にならないとダメですわな。1時間とか2時間くらい、冷房が止まっていたって、別に死にはせんから(まるでAIのセリフみたいなんですが、笑)。なので、冷房は1時間つけて、次の1時間は止める、とか、やってみたらいいんじゃないのか?
会社の経費節減に貢献できるかもしれんぞ?


勿論、東電以下、関連会社では、オール人力冷房=手動エアコンの起動、らしいぞ。
手動エアコンって、扇型とか丸型に近い形状のもので、単振動ふうの連続動作で冷房に近い感覚をもたらすものらしい。一般社会では、「扇子」とか「団扇」とか呼ばれているものらしいんだけどな。これは、原始的ながら、発電はしないが、実質的に発電と同じ効果をもたらす。
いつもなら、エアコンで電力を消費するところ、これを消費せずに個人で起動するわけだから。


うーん、さすが、モノ作りニッポン。
奥が深いな。


それと、官公庁の方々は避暑地で仕事をするような体制にしてみては。
北海道とかの涼しい場所に交代で一部移動して、そちらに1カ月とか滞在して仕事をするのさ。どう?

関連>観光庁の夏休み(笑)


データセンターだって、年平均気温が1℃違うと、冷房費はかなり違うと思うけど。
冬とかなんて、冷却費用が浮き浮きだもんね。夏場だって電力の心配はないし、涼しいから冷やし易いし、冬場の雪を大量保存しておけば6月か7月くらいまでは、融けずに持つかもしれんし。その冷えた空気を循環すれば、かなり冷却費が浮くよ、きっと。
あと、地震とかの被害の少ない地域は、北海道でもあると思うけど。割と丈夫な地下にデータセンターを置けば、バックアップとしても有効だし、有事の際のリスク分散にもなるし、いいと思うんだけど。


ま、これはいいけど、避暑地というのが有効になればいいのでは、と。