いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

銀行系ローンと貸金業の競争?

2015年07月27日 21時22分48秒 | 経済関連
産経が調子いいことを言ってるみたい。
あっ、最近の担当記者さんは以前の話を知ってるわけではないか。


>http://www.sankei.com/economy/news/150727/ecn1507270001-n1.html


記事によれば、かつては貸金がやってた個人向け無担保融資業務に、続々と銀行が参入してきている、というようなことです。


アレ?
経済学教授をはじめとする専門家だったか、経済学徒とか、経済(学)に精通していると豪語していた方々とかは、全然違うことを言ってたよね?
上限金利を引き下げたら、
「闇金が増えるんだ、バカ、禁酒法を知らんのか!」
的な、それはもう一方的な決め付けでしたよね?
ああ、日本の経済学知識だか、経済ナントカの一派は死滅したのか?あまりの出鱈目で、専門家面した連中は赤っ恥だろうから。厚顔無恥って、最強だな。


産経新聞だって、何と言ってたか忘れたか?
75日も経てばきれいさっぱり忘却の彼方ということ?


07年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b1c0a704ff1477eda204ce35a1a9c966


金利引き下げで破産者が数百万人出るとか、闇金が猛烈に栄えるとか言ってたろ?
それがどうなったか知ってるか?
リーマンショック後でさえ、破産者は減少したぞ?
闇金被害は、年々ここ数年来最低水準をどんどん更新してるだろ?


警察が取締を頑張ったからだ、とか、オレオレ詐欺にシフトしたからだ、とか、色んな理由はあるかもしれないが、あれほど断言してた闇金が数兆円も貸出するかのような現象は、日本のどこで観察されてるんだね?

産経新聞も、今度は銀行さんが参入で絶好調!って、どんだけ調子いいんだよ。


要するに、個人のローン市場をある程度浄化して、不良・悪徳貸し込み業者をかなり排除しないと、「レモン市場」みたいになってしまっていたんだろうよ。だが、そういう悪徳業者の殆どが排除されると、貸出残高は減少するが、健全事業者の参入が復活するということなんだろうよ。
だって、少数の多重債務者が貸出残高の大半を形成していた、ということだろ?


06年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f394e4d906cf446d5c75bbfbc2d91fa6
(この当時のは、かなり恥ずかしい記事だが、一応出す、スマン)


けれど、規制強化で事業者選別が進み、借り手側にも「キリギリスタイプ」への貸出抑制が効いてきて、信用情報機関の情報も整備された結果、貸倒率抑制につながり、銀行の参入促進ってことになったんだろう。


08年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4ee2d4d8747dc19631928a5ecd76a7d8


銀行は殆どが資金コストが低いので、高金利貸出ができるのは、かなり有利だからね。同じ貸倒率であっても、利ザヤが多く取れる。


ホント、専門家面した人たちが、教授だ何だのという肩書が立派であろうと、正しい意見を言うかといえば、そうでもないってことなんだよ。新聞やNHKもしかり。


参考>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b884a9e86da4545920fc176c5dde59a6


猪瀬直樹東京都知事は何故排除されたのか~5

2015年07月24日 14時27分47秒 | 社会全般
まさか、この記事シリーズに続きが来るとは思いもよりませんでした。
13年12月に書いた記事を思い出したわ。

3>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/07e4a92eaaa59f77f3cbe74f86467b30


この中で、猪瀬知事が失脚させられた理由の推測を書いていましたが、一つが「五輪マネー」、有力な本命が「発電所&東電」問題というものでした。
一部再掲しますね。


5)猪瀬知事の討たれた理由は?

これはよく分からない。
東電病院売却話のこじれ、などという軽量級の話ではないだろう。例えば入札逆転を狙って、慶応閥が何かを画策するとしても、猪瀬追い込みまで使うような話ではないから、だ。利益と工作の難しさが乖離しすぎている。


最も考え易いのは、五輪特需に関連する「五輪マネー」の分配を巡る抗争、というものだろう。競技場や選手村の建設・改修工事等々、いわゆる公共事業関連の受注先などで「おいしい蜜」に群がる者たち、というのが出てくる可能性があるわけだから。その配分先で、文部科学省とか国土交通省といった官僚勢力と、東京都知事が衝突したのかも、ということが想定されるが、まだ話が具体的でもないし、そこまでぶつかる理由というのは分からない。予算規模とか事業規模に関しては、組織委員会を設置して以降ではないかと思うし、メンバー選定で都知事権限なんてほぼないだろうから、考え難い。五輪マネー抗争、という可能性はかなり低いのではないかな、と。


========



参考記事:

1>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b4fe807144c9e47862b468c9ee49afa2

2>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0207004871fbb1d80a8ceb9ef5b2dc72

4>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4eb86d43a67d4ad4251549d249616aed




で、当初予定では、「国立競技場は改修使用」だったということのようである。

>https://twitter.com/inosenaoki/status/228871964251537409

誤解する人がいるので言う。2020東京五輪は神宮の国立競技場を改築するがほとんど40年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネのかからない五輪なのです。



完全新築という意味で猪瀬知事が語っていたとも思えないわけだが、どうなんだろうか。
「改築する」っていうのは、いまあるのを全部ぶっ壊して、真新しいのを作るぜ、という意味で使うとは思わないのだが。


猪瀬さんが引き摺り下ろされた理由が不明なのだが、少なくとも「今後の金勘定」には大きな障害となることは確実だ、だから排除すべしということで、討たれた可能性があるということなんだろう。


で、実際、排除後には国立競技場保存の嘆願を振り切って、完全破壊となり、巨額建設費の古墳(笑)へと変貌を遂げたというわけだな。


受注企業への、裏での密約とか何とかでもあるのか?
ほら、辺野古移設工事って、ずっと滞っているでしょう?

あれも、大成建設だったかが、60億からの巨額受注をもらっていて、調査とかボーリングとかって無駄に金が投入されてきたはず。


どこかの工事費用が止まったから、その「穴埋め」として、別方面から捻出しようとかって、そういう魂胆でもあるのですかね?


よく分からないけど、どこかの部分で「貸し、借り」があったり、一時肩代わりとか、そういうのを「こちらで返すから」ってことで、口約束的な何かがあるなら、工事Xがうまく進んでないから工事Yから充当できるよう「取り計らうね」ってな仕組みとか?


いずれにせよ、裏工作とか金を捻出するには、まずは「本工事」がないとできないわけで。
その本工事というのは、受注額が巨額じゃないと、難しいよね。辺野古移設工事って、何千億円規模でしたっけ?
だとすると、それに匹敵する別工事が用意しないと無理、とか?







続・中国の脅威喧伝に必死の官邸

2015年07月23日 13時28分47秒 | 外交問題
外務省もバカだけど、日本の大手マスコミも同じく、マヌケ揃いなんだね。
先日に拙ブログで書いた続報です。


7/8>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/bbd8246fff07c2880b5e56255cb647e0



えー、ここまでの流れを言いますと、こんな感じ。


南シナ海の中国の動きについて色々と言われているようですが、米国が対中国戦を「本気で」意識しているのであれば、本当に国際法違反の不法占拠があるのに、これを放置しているのはオカシイんじゃないか、って指摘してあげたわけですよ。でも、米中戦争を覚悟しての、米軍行動も米国務省の外交政策も、「何にもないよね」って言ってるんだわ。


それなのに、「日本だけ」が南シナ海海戦を覚悟しての、日中戦争突入への備えをするというのも、アホだなとは思うわけですね。米軍ですら、真正面から対峙することを避けているというのに、どうして戦争不可能な日本の「自衛隊だけ」が中国軍と軍事的対決をしなければならないのか、ということなのですよ。そういう妄言は、信じることはできないね、という話ですわ。だから、山本一郎のトンデモ説も論外だって言ってるわけ。


それと、ガス田問題ね、あれって解決済でもないのに、かつては大袈裟に騒いで来たのに、どうしてここ2年くらいはパッタリと報道が止まったんですかね?って指摘したわけだ。6月終わりに。


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b790a47d548f3d1064f645c72e151e48



そうしたら、政府が「ガス田は新たに構築が進んでいるよ」って発表し、外務省公式見解も出されるに至ったわけ。


27年7月22日>http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/higashi_shina/tachiba.html


こういうのをマヌケだね、って言っているんですわ。


 俺 ガス田が尖閣がとマスコミが騒いでたのに、暫くガス田報道は皆無だね、どうしたの?笑

   ↓
 政府会見  いやいや、ガス田開発は進んでいたんだよ

   ↓
 俺 指摘した途端に政府会見って、大事ならもっと前から報道あるでしょ?

   ↓
 政府抗議、 外務省HPに写真掲載、報道も大々的に

   (今ココ)



これはどういうことを意味するかというと、防衛省も外務省も愚かだね、ということ。
もしも本当にガス田問題が重要課題である場合、政策的な継続性があるはずなんだよ。


素人に言われてから急に「抗議します」って、アホだろ。

本気で対抗策を講じなければならない、という重要度なら、一つ増えるたびに抗議するはずだし、報道だって、13年にも14年にも出されるはずであろうに。


昨日今日に作ったウェブページに写真をいっぺんに掲載するのではなく、何年も前から掲載されていてもいいのではないのか?
今の安倍政権になってから増えたてたわけだし、どうして取り上げてこなかったのだ?
どうして、「日中合意違反だ」と盛んに抗議してこなかった?
あれか、中国共産党政府の工作員に協力してる自公政権の仕業か?w



そういうのがおかしい、って言ってるんだよ。


ま、中国が違法行為を行っている、とでも証明できないなら、どうしようもないわな。
やめてください、ってお願いするくらいかな?
合意違反だ、というのも、どこまで通用するか。本気でそう思っていたなら、何故、追加のリグを止めろと言わなかったんだ?
どうして、民主党政権時代みたいな、反中国キャンペーンを張らなかったんだ?


どうして、読売も産経も、リグ数が3倍に増加するまで、報道せずに我慢してきたの?www


防衛省、外務省と共に、揃ってバカだから、ですか?




山本一郎は南シナ海で日中戦争勃発を期待する愚か者

2015年07月21日 20時55分00秒 | 防衛問題
また山本一郎か。
彼の言う「本当のこと」を、彼自身が心底信じて疑わないなら、直ちに憲法改正なり、日中戦争を可能にする政策なりを打ち出すべきだろう。

>http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150721-00047747/


いや、先日のfinalventといい、今回の山本一郎といい、目立つだけで「言うだけタダ」の無責任野郎たちって、どうにかならないものなのだろうか。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/af6b9722ad57aa6e33f267dd5d40e39a



山本一郎のお説によれば、中国が南シナ海に進出してきており、日本の海上自衛隊が集団的自衛権でもって「中国海軍を倒しちゃる、海洋埋立や占拠を排除しちゃる」ということを狙っているらしいんだと。


この南シナ海の話も、つい先月に追加説明したわな。

安易な「米軍基地撤退後のフィリピン」を真に受ける無知なテレビ評論家たち


山本一郎の言い分だと、日本政府は
・真の狙いは対中国戦
・ホルムズ海峡の機雷掃海は囮で、本当は南シナ海海戦
とは明言するのが困難なので、きちんと説明できないんだ、と。


何を言っているんだ、と思う。ああ、言うのはタダだったな。
どんなデマでも、それっぽくストーリーを作ればOKだし。


これって、どこのバカの言い分だよ。
本気で集団的自衛権行使だ、と主張したいなら、まず、米軍が中国との戦争に突入する諸条件を示してみるべき。

山本一郎の言い分に従う限り、自衛隊が南シナ海において、集団的自衛権を行使する場面というのは、
・中国軍と米軍の戦闘があり
・米軍が攻撃を受けたので
・自衛隊が集団的自衛権行使に基づき
・中国軍を攻撃する

すなわち、
  中国 vs 米・日連合軍
という、まるで第三次世界大戦の様相ということだ。


米ソでさえ冷戦が継続したのに、中国とはあっさりと戦争をするとでも思っているのか?本当に米軍が南シナ海を守る為に、米中戦争に突入するとでも?

愚かにも程がある。


日本は、フィリピンやマレーシアやベトナム他のASEAN諸国と軍事同盟を結んでいるわけではなかろうに。彼らの領土が中国軍に攻撃されたり占拠されたりしたとしても、日本にはそれを防衛する義務は存在しないんだよ。「集団的自衛権の行使」なんて、南シナ海において何ら関係ない。
仮に、東南アジア諸国が日本に軍事的対抗策を期待していようとも、日本がそれを実施できるわけではないの。やるのはあくまで当事国か、山本一郎的理屈なら米軍なんだろうに。


で、米軍がスプラトリーで中国が埋め立てた場所を分捕り返す為に、中国と戦争するって?(笑)
誰の為に?
米国の利益か?
そんな可能性は、極めて低い。
クリミア併合さえ、難なくスルーだったろう?
ロシアと死ぬ気で戦争をできるなんて、米軍にさえ無謀なんだよ。中国軍に対してであっても同じ。


前に、中国軍機が米軍艦艇に挑発した、だったか、そういう事件があったろ?
本気で米軍がやる気なら、リビア機撃墜なんかと同じで、すかさず迎撃するに決まってるだろ。それは、相手が「弱っちい」かどうか、見てやるに決まってるだろ。核保有国相手に、そんな軽はずみな行動をするとでも思ってるのか?


相手が強けりゃ、余計な手出しなんかしないんだよ、現実は。山本一郎の脳みそは、大丈夫か。


それとも、日米安保条約がある為に、南シナ海での自衛隊の武力行使が必要になるって?
そんな話があるわけない。
たとえ米軍が南シナ海で中国軍とイザコザを起こしたとしても、自衛隊は関係ないんだよ。


どうしてかって?
それは、日米安保条約があるから、だろ。

条約では、4条の「極東」か、5条の「日本施政下」の条件に拘束される。だから、安保条約が理由ではないんだよ。南シナ海は、いずれでもない。日米同盟を根拠にしたいなら、まずは「日米安保条約を改正すべし」と言うべきだろう。


なので、今回の「戦争法案」が何故戦争法案なのか、というと、日米同盟の為なんかじゃなく、日本が独力で集団的自衛権行使の対象と考えたら、地域も距離も対象国も関係なく、「どこででも、誰を相手にしても」行使できるようにする、という代物に「解釈を変えた」んだ。
それは、日米安保条約の枠組みさえも超越した、「違憲のもの」なのだ。


トンデモ論の山本一郎的ご意見によるなら、南シナ海でベトナム軍が中国軍に攻撃されたら、「すわ日本の一大事、日本の存立を脅かす事態だ、だから中国と戦争だ」って、殴り込みをかけてもいい、というのが「南シナ海における集団的自衛権」の正体ってことになるわな。
これは、既に戦争当事国だ。


いやいや後方で補給しかしない、って?

誰に?
南シナ海で、ベトナム軍やマレーシア軍やフィリピン軍の艦船に補給業務を実施すると?中国軍と戦っている、東南アジア諸国の軍隊に支援をするのか?


山本一郎の言説は、破綻している。
南シナ海で、日本の自衛隊が集団的自衛権行使をするべき事態、条件、相手国、それらをキレイに並べてみろ。
できるわけないだろうがね。


具体例を書いてやろう。

1 中国軍が、南シナ海にある、X諸島を不法占拠、その際、中国軍がA軍、B軍、C軍等に武力攻撃を実施。
2 その結果、日本の存立を根底から覆されるような状態になる。
3 よって、日本は集団的自衛権の行使を表明。


問1  X、A~Cに当てはまる国名または地域名を記せ
問2  2の状態について、具体的かつ詳細に述べよ
問3  2の状態を解決すべく、集団的自衛権行使は具体的にどのようなことを行うのか、述べよ


いかに山本一郎の言説が思いつきに依存しているか、ということがよく分かるだろう。


南シナ海をダシにする手口というのは、バカほどよく釣れるということなのだね。



アメリカのインチキ経済はどうすんの?~4 最大債券トレーダーFRB

2015年07月17日 16時28分16秒 | 経済関連
ギリシャ問題を焚きつけてるバカどもって、何が目的なの?


そんなことより、アメリカのインチキはどうして放置なのだね?
アメリカがやってる汚いビジネスについて、どうして世界中の人々は黙って見過ごすのだ?


FRBのバランスシートは、異様に巨額に膨張しているのは、ご存じの通り。

>http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0ZW5G920150716


何と、遂に4兆4560億ドル!

リーマンショック以前には、9000億ドルにも満たない程度でしかなかったわけだ。05年頃に拙ブログで記事を書いた頃だと、負債サイドの9割が紙幣で占められていた。預金準備なんて、殆どなかったということだな。


今ではどうだ?

インチキ経済の中心であるFRBは、多分世界一の債券トレーダーになったということだよ。
投資額は、ナント、米国債 2.461兆$+MBS 1.744兆$=4.205兆ドル!!


リーマン直後に、一気に2兆ドルを超えるバランスシート膨張が話題になったわけだが、今やってることは、あの時よりもずっと「アクドイ」債券投資ビジネスなんだぞ。


当時には、破綻ショックを防ぐという大義名分があった。TARPの為ということもあった。しかし、そこから、無理矢理に膨張させる意味など、全くないだろうに。何の為に、4兆ドルを超える債券買い入れをする必要があるというのか?


アメリカはデフレでない。マイナス名目成長率ということもなかったろ?
なのに、どうして、これほどまでに債券購入をする必要がある?



これを、ペテンと呼ぶのだよ。
インチキだろ。


まさしく、無から有を人為的に作り上げたんだ。財政赤字の巨額の一部でも埋める為に、必死で金を「捏造」してきたんだろ。

FRBが「紙幣発行+準備金」等で通貨発行益を捏造する

→タダで作ったドルで債券を買う
→金利収入が巨額になる
→金利収入を国庫納付金で還元する

国債だけ買うと、国が払ったものが国に戻るだけで収入につながらないので、MBSを巨額に買入ているわけだな。それも意図的に、だ。

元はと言えば、毒債券が広まってしまってこれが焦げ付くと銀行が次々破綻しかねない、ということで、毒債券を買入て償却し貸倒分は国の損失計上するということのはずだろうに。

ところが、債券償還が進んだにも関わらず、新たに期間の長い債券を買い入れているわけだよ。これはどうしてか?
金利収入が大きい債券だから、だ。


なので、不必要なまでに債券購入を継続しているわけだよ。

金利が上げられない、とか言う話ではないんだ。
もし債券を売れば、金利上昇局面が来るから、別に金利引き上げだとか大袈裟に騒がなくても、必然的に金利が上がるはずなんだよ。それか、別の買い手の元へと債券が移動する。そして、米国政府の「FRBからの金利収入」というお小遣いが消滅するはずなんだ。


FRBが納付した額は、以下の通り。

 年
 2010  784億ドル
 2011  754
 2012  889
 2013  777
 2014  987

 合計  約4200億ドル


これは、確かにオイシイだろ?


こうした、抜け道で「濡れ手で粟」の利益を得たとすれば、フリーランチがないなら、どこかで「払う」はずだろう?

考えられるのは、インフレで貨幣価値が下がるか、為替で通貨安ということになるのが、基本的な経済原則のはずなんだよ。


だが、どう見ても3兆ドルに見合うような、大幅なドル安にはなっていないだろう?
何故だ?

まさか、日本が緩和してるからだ、って?

バカ言うなよ。
日本の量的緩和時代に、ドルはそんなに影響を受けたか?


実際の数字で変化がきちんと出てない、ということになると、どこかの数字が出鱈目とか捏造ではないか、と何回も言ったろ?


アメリカの経済指標は、信頼性が乏しい。中国のことを言えまい?




ちょっと追加。


それと、紙幣の発行額だけど、アメリカって、現金取引は日本に比してかなり少ない、って言ってなかったか?
今では、約1兆3千億ドルもの紙幣を発行してるらしいが、日本の緩和策の発行額増大ペース(比率)と比べても、かなり多いように思うが。何で、カード決済が圧倒的大多数のアメリカで、現金取引がそんなに必要なのか?ってことだよ。そもそも現金を大量に持ち歩かないし、タンス預金なんか、そうそうあるわけないアメリカ人が、現金をそんなに使うか?


まあ、あるとすれば、麻薬取引額増大とかの、まさしく「現金商売」ではないのかね。そいつらの為に、これほどの発行額増大を招いたと?5千億ドル規模で、増加させたって?ウソくさいな。




中国の脅威喧伝に必死の官邸

2015年07月08日 02時17分31秒 | 外交問題
おいおい、ウチのブログ記事でもチェックしてるんですか?(笑)

過去数年、話題にすら上らなかった、「尖閣の海底ガス田問題」ですが、急に浮上とはこれ如何に。


>http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20150706/k10010141081000.html


>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150706/k10010141081000.html

(リンク切れるので、以下引用)

菅官房長官は午後の記者会見で、中国が、おととし以降、東シナ海の日中中間線の中国側で新たなガス田の開発を進めていることを、政府として確認していることを認めたうえで、繰り返し抗議を行うとともに、作業の中止を求めていることを明らかにしました。
この中で菅官房長官は、「政府としては、2013年6月以降に、中国側が東シナ海の日中中間線の中国側で新たな海洋プラットホームの建設を行っていることを確認している」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、「中国側が新たな海洋プラットホームの建設を含めた一方的な開発を進めていることに対して、わが国から中国側に対して、繰り返し抗議すると同時に、作業の中止を求めている」と述べ、繰り返し抗議を行うとともに、作業の中止を求めていることを明らかにしました。
また菅官房長官は、記者団が、新たに何か所でガス田開発が進められているのか質問したのに対し、「政府が収集した新たな東シナ海ガス田開発に関する情報を公にすることは、今後の情報収集や外交交渉に支障を来すおそれがあり、答えることは控えたい」と述べました。
東シナ海の日中中間線でのガス田開発を巡っては、日中両政府間で共同開発を巡る条約の締結交渉が進められていましたが、平成22年に起きた沖縄県の尖閣諸島沖の中国漁船による衝突事件をきっかけに、中断したままとなっています。


=======


爆笑ですね。
つい先月終わり頃に拙ブログで記事に書いたばかりですよ。


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b790a47d548f3d1064f645c72e151e48


(再掲)

2015年6月24日

追記:



②中国の南シナ海での動きが活発化したのは2012年くらいから

少なくとも、この記事を書いた2010年当時には南シナ海における中国の活動状況は、今ほど目立っていなかった。
むしろ、尖閣における「海底ガス油田」の開発で大袈裟に中国との対決姿勢を煽っていたに過ぎない。では、あのガス田開発問題は、その後どうしたか知っているだろうか?(笑)マスコミでも殆ど目にすることなどなくなったのでは?

=======


産経や読売なんかが盛んに、ガス田ガス田と騒いでいた割に、ここ数年は騒ぐのを止めてただろ?
普通は、そんなに簡単な話ではないでしょう?
単なる情報操作の餌として用いるだけなら、バカでもできるって寸法だな。


で、指摘されると、菅官房長官の会見で殊更取り上げてみましたぜ、と。アホか。
所詮は、従米派マスコミ連中の考える手なんてのは、ド素人さんたちのデマ拡散しかないのだが、ただヤツラは愚かだけど「巨大拡声器」だけは持っている、ということなんだよな。金と権力サイドへのチャンネルは確実に持ってるから、一般人だと太刀打ちできないんだけれどもね。


世の中というのは、そういう大声に惑わされ易いということなんだろうね、きっと。
大声で叫ぶ役割でもって、地位を築き上げてきた連中は、そうするしかないんだろうしね。それが利益だからこそ、そうするわけだ。




藤崎駐米大使(当時)&外務省官僚と大手マスコミの共犯関係

2015年07月07日 12時29分58秒 | 外交問題
従米派の官僚やマスコミの地頭クラスは、自己保身と自己利益の為なら情報操作であろうと捏造報道であろうと、何だってやってくる、ということだろうね。


>http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245319-storytopic-3.html

>http://b.hatena.ne.jp/entry/ryukyushimpo.jp/news/storyid-245319-storytopic-3.html


今頃になって、バレましたって話みたいだが、当時から嘘であることなどほぼ予想通りだっただけである。拙ブログでもまとめ記事を書いていた。
だから、言った通りだったでしょう?


2010年1月12日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d266eeba224681a7fc51e76d65b141bb



で、その数日前に行われたのが、キャンベル次官補の「日本記者向けのブリーフィング」だったわけだな。


2010年1月8日
カート・キャンベルのブリーフィング(笑)
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0ec6f75a297a80f47bb3833d0b348ece


これで、米側―とりわけクリントン国務長官―の呼び出しで藤崎大使が国務省に(しかも大雪で政府機関は閉鎖されていた日だったのに!)行き、こっぴどくお叱りを受けて、国務省前で合同記者会見を開くなんてのは、ただの猿芝居に過ぎないってことだわな。


これを誤魔化す為に、キャンベル次官補に頼み込み、臭い芝居を続きを見せた挙句、やっぱり虚偽報道でしたってことですかな。


何が何でも辺野古移設にしないと、ダメということだわな。鳩山政権を死に物狂いで阻止したのは、そういうことだから。
辺野古頓挫だと、一体全体「どこの誰」が困るのか?
そこまで拘る理由というのは、何だ?


しかも、異常なカラクリがあると世界中に知られてしまっているのに、それでもなお辺野古移設しかないというのは、どうしてなのだ?
嘘がバレても、従米派の地頭どもがヘタ踏んだことがバレても、日本が奴隷であることを自覚されても、そうまでして辺野古移設達成を目指す利益って何だ?


ここまでぶっちゃけたんだから、もう隠してもしょうがないので、あからさまに地頭を続けたいですってことか?
地頭の地位を守るには、隷属体制を継続し続けねばならないし、「地頭には逆らえない」と大多数に思わせ続けなければならない、と。


つまり、アメリカさまには誰も逆らえないんだ、その手下である従米派に逆らえば、経済界からも締め上げてやるぜ、情報統制に加担するマスコミを使って餌食にしてやるぜ、と、そういうことですか。


日本の政治体制の劣化と腐敗は、末期的ということしょう。



女子W杯2015~なでしこ決勝T Final アメリカ戦

2015年07月06日 09時59分19秒 | いいことないかな
遂に、夢の舞台、決戦の日を迎えました。


忙しい月曜の朝、ちょっと苦しいです(笑)。胸が高鳴ります。
なでしこの皆さん、気負いなく、平常心で、落ち着いて頑張って下さい。


あー、緊張してきた…。


アメリカの猛攻で、いきなり失点。
日本の守備の弱点をよく研究していた。


大柄選手との対戦で、どうしてもヘディングへの警戒だけが勝り、低いボールへの対応が遅れた。ゴール前の動きの鋭さは、日本は苦しい。

判断能力と決定力に優れたロイドを、マークを外して遠くに置き、ゴール前密集は囮に使われた。そこに低く早いCKが来て、そこに飛び込まれた。電光石火のゴール。

その後のセットプレーも似たような感じだった。

まさしく、アメリカの策がピッタリとハマった。



茫然自失の4失点。
もう、自分が何をやっているのか、冷静さを失ったであろう。
やらずもがなのミスで2点を失ったのは痛い。


それでも、心折れることなく、1点を返した。


後半、ラッキーな1点を返すものの、再び3点差とされ、万事休す。


前半の反撃時に、川澄out 菅沢inがどうだったか。殆ど攻撃の形が機能せず。
アメリカ相手に、序盤の連続失点が重くのしかかり、完敗となった。


まさにヘビー級のワンツーパンチを食らっては、ダウンも当然か。
悔しいと思うが、アメリカはよく考えていた。

日本の序盤立ちあがりが悪いのは、これまでの試合でも見られたこと。
ただ、相手のゴールにはつながらなかったというだけだった。


しかし、フィニッシュ力の高いアメリカだと、そうはいかなかったということだろう。

完璧に決められた。
守備の綻びというか、疎かになっていた点を突いてきたアメリカのセットプレーが一枚上手だったということ。


けれど、よく腐らず、点を返してくれました。

今大会、ここまで勝ち上がってくれて、ありがとうございます。


お疲れさまでした。
また、一から、です。



ちょっと追記:11時半頃


悪夢のような大量失点だったけど、そういうこともあるんだな、これが。
日本に負けたイングランドだって、そう思ったさ。なんて、ツイてないんだって。
けれど、これが勝負だし、結果なんだ。


この前の男子W杯だって、あのブラジルでさえ準決勝でドイツに大量7失点もしたんだから、そういう日もあるんだよ。
よくぞ1点を返してくれたな、と思ったよ。
アメリカの失点はシーンは今大会の決勝Tではなかったんだから。
なでしこの意地を見せることはできました。


ただ、出足で圧倒されてしまって、何となくふわふわしたままで試合に入ったのが、たて続けの2失点を食らって、自分を見失ったんだな、と。
先制点で精神的に追い詰める側であるはずが、ゲームプランが狂ってしまった焦りは、その後にも挽回することができなかった。勝負に対する厳しさという点で、アメリカは日本を圧倒的に上回っていたんだということ。

前日練習を、全部公開しますと余裕で臨んだ日本と、非公開をこれまで同様続けたアメリカの、勝負への執念という姿勢において、日本には甘さがあったのだということ。そういう部分を完璧に突かれてしまったんだな。精神的に立て直す余裕がなかった。


残念な結果ではあったけれど、ここまで来たのは立派だった。
よくぞここまで戦ってくれました。

やっぱり、アメリカは強かった。完勝ゲームだったんだ。



更に、ちょっと追記:17時過ぎ


セットプレーは、なでしこの対策の甘さが露呈したものだった。せめて、2点目を防ぐことができれば…とは思うが、難しいこともあるとは思う。

ロイドのようなエースには影役の「密着マーカー」を付けるとかしないと、セットプレーではやられるかもしれない。また、グラウンダーを正確に速く蹴ってくることができるのは、日本女子では無理筋で、ああいう男子並みの体力を持つ海外選手だ。なので、コースを塞ぐ位置に1人か2人立たせて埋めるしかないのだ。

先制点のロイドに飛び込まれた地点は、本当にエアポケットのようにポッカリと大穴が空いていたわけで、そこに見事に飛び込まれてしまった。まさしく、作戦通り、と。ドンピシャでやられてしまったわけだ。

後は、全てがうまく行くというのは、よくありがちで、爆勝ちになってる時には、ツイてるものだ。ロングシュートも、そういう中で生まれた。なんという視野の広さとボールコントロールか。そういうものだな。


なでしこの場合、肉体的に負けてることが多いので、瞬発力とかパワーでは勝てない。彼女たちは、そういう泣き言を決して言わないけど。
で、そのハンデをカバーするのは、読みや推測というものしかない。

しかし、速いグラウンダーはイメージとして、想像できていなかった。だから、対応が遅れた。
想定できれば、動き出しができるが、誰も想定してなかったから、完全に置いていかれた。
まあ、実行できたのは、アメリカ選手の能力の高さ、これに尽きる。あんなボールを蹴れる日本人女子は、多分いないし、男子でも正確に、あのコースに蹴れたかどうか。見事としか言いようがない。


読みもなければ、スピードもない相手になってしまうと、なでしこ達はだたの「ジュニアチーム」と変わらないわけだから。体格的にも小さく、スピードでも大したことがない、ただのチームに変わってしまうわけで。

そう思えば、これほどの不利を背負いながらも、ここまで勝ってきたことが、ある意味奇跡的と言える。
W杯だけでなく、五輪でも、諸外国の強豪相手に戦い続けて来たこと自体が、驚異的なのだ。


だって、相手は最初から、ヘヴィー級のパンチを持っているんだから。
日本には、巧みさはあるが、軽量級は否めないし、パンチ力でも劣るわけだ。それでも、階級なんかないので、勝たねばならないわけだから。


なでしこ達の努力がどれほどのものなのか、と思う。
これからも、戦える術を磨く為に、頑張って欲しいです。



女子W杯2015~決勝アメリカ戦に向けて

2015年07月02日 14時32分18秒 | いいことないかな
なでしこの皆さまへ


今日は大変お疲れさまでした。
本当に苦しんだ試合だったと思いますが、最後まで立っていた者が勝者、ということで、勝ちは勝ちです。


今大会は、決勝が義務付けられていたようなものでしたので、ここまでプレッシャーがあったかもしれませんが、よくぞ勝ち上がってくれました。しかも、これまで全試合1点差勝ち、決勝でも勝てば夢の全勝優勝という、まさしく完全制覇がかなう立場にいるのは、なでしこジャパンだけです。


決勝でも、1-0か2-1で、同時達成(予選~決勝まで全試合1点差で全勝優勝)をお願いします。

まずは疲労を癒していただき、シュート力と精度を上げるべく、回復に努めて下さいませ。


大儀見は、エリア内では遠慮せずに、狙えると思ったら、思い切ってシュートに行く場面があってもよいでしょう。相手をビビらせる必要があるので、大事行きたいとか、周りを活かしたいと思うことがあるかもしれませんが、行けると思ったら勝負して、打つのもひとつです。豪州戦での、宇津木のガシャみたいに、前に蹴れば何かが起こるかもしれない、ということがありますので。


五輪決勝では、内容的に悪くなかったと思うけど、ただフィニッシュの1本が遠かった。
あの時の悔しさを、今回は晴らして欲しいと思います。


今回のチームの良いところは、味方が何をしようとしているのか、他の人たちも考えて感じとれる、ということだと思います。
「理解する」というのは、味方がこうしたい、こうして欲しい、と思うことが、何となく周りの味方選手が分かる、ということです。意図がある、その意図が味方と共有できる、そういうことです。


これがかみ合う時、素晴らしい結果となっているのです。
攻撃のパターンとかが、そういうことなのです。

守備もそうなのです。
互いがカバーする、というのは、そういうことです。


それができるチームは、他では、少ないと思います。
自分がこうしたい、こうしてくれたら助かるな、そういうのが、味方に伝わってゆくというのが、チームワークなんだな、と思います。


どうぞ、頑張って下さい。






女子W杯2015~なでしこ決勝T SFイングランド戦

2015年07月02日 09時54分44秒 | いいことないかな
いよいよ準決勝。前回敗北、過去の対戦で未勝利という因縁の相手です。


高まる緊張感。
大野、川澄の得点が期待される。


サッカーの神様は見ていた。

相手選手がPKになって1点を失ったなでしこでしたが、あれはどう見ても演技だった。
タナボタで取った1点だった。


サッカーの神様は、彼女に悔い改めるチャンスをくれた。

それが、決勝点となったオウンゴールだった。
自らの、1点を、自らの足で失わせたのだった。

すまん、今得点者を確認したら、どうやら別人だったみたい。
最初のPKで倒された人は、オウンゴールのDFと違う人のようでした。お詫びします。イングランド選手にも失礼でした。ごめんなさい



なでしこ、タフな試合をよく勝ちました。
イングランドは、体力にまかせて、肉弾戦&はやいプレスで接近戦に持ち込み、なでしこの自由を奪いました。


けれど、よく対処してくれました。

最後の決定的場面も、すばらしいボールが折り返されたので、決まる可能性は高かったでしょう。



兎に角、おめでとうございます。

夢の決勝戦、再選ですね。


がんばれ。


追記:

それにしても、イングランドは日本の戦術をよく研究していた。
遠い逆サイドへのロングパスは少ない、と読んでいた。
だから、前線に多く人数を残して、プレスを徹底してきた。ドリブルは少ない、ということをよく知っており、ショートパスを狙って、1対1マーク以外の後ろの列から、思い切って飛び出して、なでしこを追い込んでいった。

だが、ドリブルへの守備を犠牲にしていたので、岩渕が入られて、流れが変わったんだと思う。
ショートパス多用への守備意識があったので、ドリブラーには対策が弱かった。それに足に段々と来てたんだろうと思う。